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おすすめ映画|『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019/オリヴィア・ワイルド監督デビュー作)ハチャメチャ青春コメディー映画

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『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のあらすじと概要

Peter HによるPixabayからの画像

「リチャード・ジュエル」「トロン:レガシー」などの女優オリビア・ワイルドが長編監督デビューを果たし、女子高生2人組が高校最後の一夜に繰り広げる騒動を描いた青春コメディ。高校卒業を目前にしたエイミー(ケイトリン・デバー)とモリー(ビーニー・フェルドスタイン)は成績優秀な優等生であることを誇りに思っていたが、遊んでばかりいたはずの同級生も同じようなハイレベルな大学への進路を歩むことを知り、一挙に自信を失ってしまう。勉強のために犠牲にしてきた4年間分の青春を取り戻そうと、友人の主催する卒業前夜のパーティへと繰り出すが、予期にたがわず大爆笑の大騒動が待ち受けていました。

意気込んでドレスアップしたものの、招待されていないため会場がどこかも知らず、ネットにアップされた楽しげなパーティーを見ながら「誰か住所教えてよ!」とキレるモリー。そして目的のパーティーに気になる男子がいても、好意を認めず自分を卑下してしまうモリーに対してエイミーは、「私の親友の悪口は許さない」と愛のムチのようにビンタをお見舞いする。

偶然乗ったタクシーの運転手は学校の校長がアルバイトをしていたり、ピザの配達員は指名手配を受けている極悪人だったりと恋も笑いもてんこ盛りです。

※Booksmartとは勉強ばかりで実践に乏しい人という意味でした。

なお、本作品全米の映画祭で65部門ノミネート、ハリウッド批評家協会賞を初め25部門受賞となる快挙を上げるほどの高評価作品です。

Adina VoicuによるPixabayからの画像

『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のスタッフとキャストについて

オリヴィア・ワイルド監督:『ガール・ネクスト・ドア』(04)でスクリーンデビューと果たし『リチャード・ジュエル』(20)、『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』(19)等に出演しています。本作品『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は監督第一作目。

出演作の感想投稿記事はこちら⇩:

レビュー|「ライフ・イットセルフ」未来に続く物語 ボブ・ディランの名曲に乗り、運命の赤い糸に翻弄されるヒューマンドラマ

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ケードリアン・デヴァ―(エイミー役):『ショート・ターム』に出演する。関連投稿記事はこちら:

ショート・ターム (2014)ブリ―ラーソン主演 米映画 レビュー

ビーニー・フェルドステイン(モリ―役):俳優ジョナ・ヒルの妹としても知られる『レディ・バード』に出演

映画感想|『レディ・バード』(2017/女優グレタ・ガーウィグが、自伝的要素を取り入れながら監督・脚本を手掛けた青春ドラマ)

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Free-PhotosによるPixabayからの画像

『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のネタバレ感想

超個性派揃いのクラスメート達にはびっくり仰天しました。それぞれ各人が驚くような才能が豊かです。主人公二人組は高校生活のほとんどを、クラスメートとは疎遠でガリ勉で過ごしてしまった事は何とも勿体なかった気がします。呼ばれもしていない友人の卒業記念パーティーですが、SNSで楽しいパーティーの実況は見れるものの、実際パーティー会場がどこにあるのか、住所がわからないという設定になっていました。行きたいパーティー会場に漸く辿りつくまでのスートリーも中々いけてましたが、結果的に3軒のパーティー会場をハシゴする羽目になりました。

この映画の肝は今まで、勉強もろくにしない同級生と思い見下していた同級生たちが、一見とっつき難い外見だけれども、話してみると意外と良い奴とお互いに理解し合いことが出来ることにあります。しかも遊び呆けていた同級生たちも蔭でしっかり勉強してレベルの高い大学進学、企業就職という進路がちゃっかり決まっている所もミソです。

青春映画の定番の様な、対立しあう仲間同士のいがみ合い、虐め、横暴な権力を振りかざす悪人は一切登場して来ないので、見ていてストレスは全くたまりません。女子高生版の昔懐かしいジョン・ベル―シの『アニマルハウス』を見ている様な痛快さが蘇りました。濃密な内容を102分の上映時間に目一杯詰め込んだ映画ですが、展開は極めて自然で女優でもあるオリヴィア・ワイルドの映画監督デビュー作品にしては極めて完成度の高い、素晴らしい作品になっています。

酒あり、ドラッグあり、同性愛ありと超過激な高校生生活であり、日本とのギャップは相当大きい様な気がします。わたしが日本の最近の高校生生活を良く理解していないだけなのかも知れませんが、、、

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最後に

S. Hermann & F. RichterによるPixabayからの画像

オリビア・ワイルド監督が映画を撮る準備段階で色々なバディ・ムービーを見て勉強したという雑誌記事を読みました。見た映画にデンゼル・ワシントン主演『トレーニング・デイ』があったそうです。果たしてこの映画鑑賞の影響は反映されているのかどうか分かりませんが、なぜ、『トレーニング・デイ』を選んだのでしょうか?!

感想|『トレーニング デイ』(2001/アントワーン・フークア監督、デンゼル・ワシントン、イーサン・ホークが”タッグ”を組む刑事ドラマ 

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