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おすすめ映画感想|『ティム・バートンのコープスブライド』(2005/ティム・バートン/マイク・ジョンソン監督)ジョニー・デップ声の出演【U-NEXTで視聴】

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『ティム・バートンのコープスブライド』のあらすじと概要

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これは、子供たちを怖がらせる映画でも、ただのアニメでもない。コープス・ブライド(死者)のピュアな心が作り出した、ファンタジックで美しいラブストーリーとしてたくさんの人に楽しんでほしい。僕としては、ガイコツ犬が一番オススメのキャラクターだよ! 

とティム監督が映画雑誌インタビューで語っています。

19世紀ビクトリア朝のロンドンが舞台。ふとした間違いからコープスブライド(死体の花嫁)の指に結婚指輪をはめてしまい、死者の世界に連れ去られた青年ビクター(ジョニー・デップ)をユーモアたっぷりに描いた本作。「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」以来約12年ぶりとなるストップ・モーションアニメ(=人形の動きを少しずつ変えながら一コマずつ撮影したものをつなげるという気の遠くなるような作業で作られるストップモーションアニメ)だが、バートン監督は「この手法は、昔からあった手法であり、全てが手作業で、本当に時間がかかるが、このような映画を作ること自体に大きな喜びがあるんだ」とコメントしています。

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『ティム・バートンのコープスブライド』のスタッフとキャストについて

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ティム・バートン監督:今回は奇妙な三角関係を描きたかったという監督の、原案・製作を担当した「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」から12年目のアニメ作品。

ジョニー・デップ(ビクターの声):ティム監督の処女短編「ヴィンセント」の主人公、根暗なオタク少年ヴィンセントの成長した姿がビクターであるという。ビクターはティム監督自身の分身だとか。

主人公の内気な青年。犬が好きでピアノが上手い。金持ち夫婦の間に生まれるが、日々の生活に息苦しさを感じ、階級違いの結婚に不安を抱いていたが、結婚式のリハーサル直前に対面したヴィクトリアに惹かれ結婚に前向きになる。

しかし、肝心のリハーサルで失敗を繰り返してしまい、真夜中の森で式の練習をした際に誤って死体の花嫁エミリーと婚姻関係を結んでしまう。

そのまま死者の世界へ連れていかれるが、何とか地上へと戻ろうと画策する。初めは、不幸な境遇に同情はするものの、死体であるエミリーを敬遠していたが、次第に彼女の健気さや一途な心を好ましく思うようになる。

という、心優し青年ではあるが、優柔不断なところが不幸の始まり、ふたりの女性(死者・現実)の間に奇妙な三角関係を作ってしまう原因は彼の気の弱さにあるのではないか…これがそもそも自分自身や周囲を巻き込んだ不幸の原因。

ジョニー・デップの出演映画感想投稿記事はこちら:

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ヘレナ・ボナム・カーター〈コープスブライドの声):ティム・バートン監督作品へ出演している常連女優のひとり。心優しい悲劇のヒロイン役。

エミリー・ワトソン(ビクトリアの声):スクリーンデビュー作の「奇跡の海」(96/ラース・フォン・トリアー監督)でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、ジム・シェリダン監督の「ボクサー」(97)でさらに注目が高まる。伝記映画「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」(98)では、難病に冒されたチェリストを演じるためにチェロを修得。同作で再びアカデミー主演女優賞の候補に挙がった。

没落貴族の両親の元に生まれたが、両親に全く似ておらず物静かでおしとやかな性格の女性として描かれているが、芯はかなりしっかりとして強い。

『ティム・バートンのコープスブライド』のネタバレ感想

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ティム・バートン監督の略歴として、79年、カリフォルニア芸術大学卒業後、ディズニースタジオでアニメーターとして働くうちに才能を見出され、「フランケンウィニー」など短編を作る。ということで、元々アニメ映画の製作の夢を持ち続けており、本作品を仕上げたのだと思います。

非常に奇妙な死後の世界の人間たちと現実の人間との交流、三角関係を描いている独特な雰囲気のアニメ映画でした。感受性が乏しくなった大の大人が見るよりも、感受性の強い子供が見た場合大いにイマジネーションを膨らませる事が出来るかもしれません。自由に死後の世界と現実の間を行き来出来る発想は、やはり万国共通の人々の願望であり、夢なのかも知れません。

本作品中、ラストでは現実の世界の人間が既に亡くなってる先祖と対面して、喜んでいるシーンがありますが、日本のお盆時期に戻ってくる先祖の霊と交流するのと似たような感覚を欧米人も持つのでしょうか?

最後に

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個性の強い登場人物を観察しているだけで非常に面白いです。不幸の原因は何と言っても、主人公ビクターの優柔不断なところと優し過ぎる性格にあるのではないでしょうか。それにしても彼らフィアンセ同士の両親の性格はどうにかならないものでしょうか!

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