おすすめの歴史小説 「全一冊 小説 平将門」 (童門冬二著・集英社文庫)感想‣命をかけて民衆たちを守った英雄ストーリー
栄華を誇る摂政関白・藤原忠平に仕えていた平将門は、猟官に明け暮れる生活に嫌気がさし、美しい湖水に囲まれた故郷の東国へ帰って行きます。だが、そこには父祖の地を奪おうとする親族たちが待っていました。彼らを相手に苛烈な戦いを展開する将門を支えたものは、中央から独立し、理想の王国を築こうとする燃えるような熱情ででした。夢を追い求め、純粋に突き進む風雲児の悲劇の生涯を描く長編歴史小説。(「BOOK」データベースより)