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おすすめ本の紹介

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おすすめの本『存在のすべてを』(塩田武士著・朝日新聞出版)感想‣本屋大賞第三位受賞作品、本当は一位でもいいのではないかと思う傑作!

2024年本屋大賞にノミネートされていた10冊の中の一冊(最終的には大賞の獲得ならず、惜しくも三位となっていました)だったので興味を引かれ本屋で購入して読み始めたもの。読了前に既に大賞の発表がありました。(大作でもあったので読了にかなりの時間を要してしまいました) 導入部の前代未聞の2児同時誘拐という事件から一挙に物語世界に没入されられました。子供のうち一人は直ぐに無事解放されました。もう一人も「3年後」に無事解放されるという奇妙な事件でした。しかしながら、そのベールに包まれた3年間を追う綿密なストーリーを辿る「旅」が始まります。空白の3年間を過ごした”元少年”(自身では一切口を閉ざしていました。現在は成人し画家となっています)が主人公なのだとは思いますが、元刑事、新聞記者、雑誌記者、もう一人の関連した画家、画廊経営者などの登場人物の行動、心理などが克明に描かれていく様子はまるですべてが”主人公”であるかの錯覚に陥ります。そして、物語は長編映画を見ていような臨場感に溢れていました。 本年度本屋大賞第一位の作品『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈(著)新潮社)はまだ読んでいませんが、本作『存在のすべてを』もかなりな力作(感動作)と感じました。
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「農業消滅 農政の失敗が招く国家存亡の危機」鈴木宣弘著(平凡社新書)感想‣日本の農業を良く知り、将来展望へ希望を繋ぐ!

徹底した規制緩和で、食料関連の市場規模はこの30年で1・5倍に膨らむ一方、食料自給率は38%まで低下。農家の総収入は13・5兆円から10・5兆円へと減少し、低賃金に、農業従事者の高齢化と慢性的な担い手不足もあいまって、?農業消滅?が現実のものになろうとしている。人口増加による食料需要の増大や気候変動による生産量の減少で、世界的に食料の価格が高騰し、輸出制限が懸念されるなか、日本は食の安全保障を確立することができるのか。農政の実態を明かし、私たちの未来を守るための展望を論じる。(本著裏表紙より転記)
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おすすめの歴史小説 「全一冊 小説 平将門」 (童門冬二著・集英社文庫)感想‣命をかけて民衆たちを守った英雄ストーリー

栄華を誇る摂政関白・藤原忠平に仕えていた平将門は、猟官に明け暮れる生活に嫌気がさし、美しい湖水に囲まれた故郷の東国へ帰って行きます。だが、そこには父祖の地を奪おうとする親族たちが待っていました。彼らを相手に苛烈な戦いを展開する将門を支えたものは、中央から独立し、理想の王国を築こうとする燃えるような熱情ででした。夢を追い求め、純粋に突き進む風雲児の悲劇の生涯を描く長編歴史小説。(「BOOK」データベースより)
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おすすめの歴史小説 「全一冊 小説 蒲生氏郷」 (童門冬二著・集英社文庫)感想‣戦国武将蒲生氏郷と、或る近江商人の物語

かつて織田信長から受けた薫陶を忘れず、商人優遇の領地経営を心がける戦国武将・蒲生氏郷。戦場往来で出世を重ね、独自の経営哲学を実践する彼の周囲では、さまざまな商人が、新たな人生を切り拓いていく。乱世に芽吹いた、商いの道とは何か。後に「近江商人育ての親」と呼ばれる蒲生氏郷の生涯を通じて“商いの原点”を、高らかに謳い上げた異色の戦国ロマン。
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おすすめの歴史小説 「全一冊 小説 直江兼続 北の王国」 (集英社文庫)感想‣上杉謙信、景勝の二代にわたって仕え、「越後に兼続あり」と秀吉をもうならせた智将・直江兼続

上杉景勝の家臣でありながらも、太閤秀吉より三十万石を賜った男・直江山城守兼続。主君・景勝との深い魂の絆を胸に秘め、合戦の砂塵を駆け抜けた彼は、戦国乱世に勇名を馳せる。だが、己の歩むべき真の道を見いだした時、天下取りの争いに背を向け、北の大地に夢を託すのだった。米沢の名藩主・上杉鷹山が師と仰いだ戦国武将の、凛々たる生涯を描いたロマン大作。全一冊・決定版。 
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おすすめの歴史小説『小説上杉鷹山 全一冊』(童門冬二著 集英社文庫)感想‣人を思いやる心とすぐれた実践能力!

九州の小藩からわずか十七歳で名門・上杉家の養子に入り、出羽・米沢の藩主となった治憲(後の鷹山)は、破滅の危機にあった藩政を建て直すべく、直ちに改革に乗り出す。――高邁な理想に燃え、すぐれた実践能力と人を思いやる心で、家臣や領民の信頼を集めていった経世家・上杉鷹山の感動の生涯を描いた長篇。全一冊・決定版。(集英社HPより抜粋)
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おすすめの歴史小説『小説 立花宗茂 全一冊』(童門冬二著 集英社文庫) 感想‣関ケ原後改易浪人から大名に復帰!鎮西一の武将の波乱万丈

関ヶ原の敗将で、大名に復帰した例は宗茂以外にはない。大友宗麟の二人の忠臣を実父、義父とし、幼少時より合戦の心構えを厳しく教え込まれた宗茂は、その人柄を見込まれて立花道雪の養子となる。豊臣家への恩義を忘れず、関ヶ原の合戦では石田三成に味方して敗れるが、その後徳川秀忠に重用され、柳河藩の藩主に返り咲く。人間として筋を通した武将の、感動の生涯。(「BOOK」データベースより)
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おすすめの歴史小説『八本目の槍』(今村翔吾著 集英社文庫) 感想‣石田三成についてまったく新しい見方が出来る歴史小説!

安土桃山時代の見方が変わる! 誰も書かなかった三成が、ここにいる! 盟友「賤ケ岳七本槍」の眼を通して、浮かび上がる三成の真の姿とは。 過酷な運命を背負った七本槍たちの葛藤、三成との相克そして信頼が、巧みな構成のなかに描かれ、三成の言葉には、千年先を見通した新しき世への希望が滲む。はたして、戦国随一の智謀の男は、何を考え何を思い描いていたのか。凄まじき〝理〟と熱き〝情〟で、戦国の世に唯一無二の輝きを放った武将の姿を、史実の深い読みと大胆な想像力で描く傑作。吉川英治文学新人賞受賞作。(アマゾンHPより抜粋)
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おすすめの歴史小説『塞王の盾』(今村翔吾著 集英社)直木賞受賞作 感想‣戦国時代の城壁造りの石工の棟梁が舞台の歴史ドラマ…

近江の国・大津城を舞台に、城郭の石垣職人“穴太衆”と鉄砲・大砲職人“国友衆”の宿命の対決を描く究極の戦国小説。主人公匡介(きょうすけ)は幼い頃、越前一乗谷の落城によって家族を失うことになります。運良く命を救われた石工集団の親方から石工としての才能を見込まれ、技能を仕込まれていきます。彼は「絶対に破られない石垣」を作れば、世から戦を無くせると考えていました。 一方、戦で父を喪った鉄砲職人の彦九郎(げんくろう)は「どんな城も落とす砲」で人を殺し、 その恐怖を天下に知らしめれば、戦をする者はいなくなると考えていました。秀吉が病死し、戦乱の気配が近づく中、匡介は京極高次に琵琶湖畔にある大津城の石垣の改修を任されることになります。攻め手の石田三成は、彦九郎に鉄砲作りを依頼しました。大軍4万に囲まれ、3000人で守る絶体絶命の大津城を舞台に、信念をかけた職人同士の対決が火花を散らすことになります。
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おすすめの小説『震える牛』(相場英雄著・小学館文庫)感想‣BSE問題、食品偽装問題を扱った社会派サスペンスの傑作!

警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決のままとなっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられます。初動捜査では、その手口から犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込まれていました。 田川は事件現場周辺の目撃証言を徹底的に洗い直し、犯人が逃走する際ベンツに乗車したことを掴みます。ベンツに乗れるような人間が、金欲しさにチェーンの居酒屋を襲うだろうか?居酒屋で偶然同時に殺害されたかに見える二人の被害者、仙台在住の獣医師と東京・大久保在住の産廃業者のふたり。食品偽装問題を追う女性記者や、食品偽装を隠蔽しようとする企業と警察組織の攻防などが超リアルに描かれて行きます。
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