今年初めてとなる春山登山に丹沢に行って来ました。秦野駅からヤビツ峠を目指し、表尾根縦走ルートを予定していましたが、バスの途中で小雨がパラツキ、山の上は厚い雲に覆われていたので、比較的歩く時間の短い大山山頂を目指すコースに変更しました。心配された山の天気は、その後急速に回復し、青空に陽射しも出始めて快適な山歩き(涼風ながら、歩いていると汗をかく)、頭上のヤマザクラ、足元の可憐なスミレの花々を愛でながら山歩きを楽しみました。下山後、「鶴巻温泉」で汗を流し帰途につきました。
都心から丹沢・大山へのアクセス
日曜日朝早い小田急電車は空席は目立ちましたが、それども早朝の練習に向かうスポーツ系の学生客も多く、予想以上に混雑していました。
秦野駅を下車後、北口バス乗り場に向かうと、そこはヤビツ峠行バスに乗ろうとする登山客が長蛇の列、係員が出ていて客の込み具合で増便が準備されます。我々は少し待ち増発便に座りヤビツ峠まで行くことができました。
【行き】
代々木上原駅ー秦野駅(小田急線)約1時間 650円
秦野駅ーヤビツ峠(神奈中バス)約40分 320円
【帰り】
大山ケーブル駅ー伊勢原駅(神奈中バス)約30分 370円(伊勢原⇔鶴巻温泉間は一駅電車利用)
鶴巻温泉駅―代々木上原駅(小田急線)約1時間 610円
交通費往復約2000円で都心から離れ、素晴らしい自然に囲まれた深山幽谷の別世界の中で一日遊ぶことが出来ます。
昨年7月の丹沢表尾根縦走コースの参考記事
➢【丹沢】丹沢を代表する「ヤビツ峠〜塔ノ岳〜大倉尾根・表尾根縦走路」酷暑の夏旅2023年7月
ヤビツ峠〜阿夫利神社〜大山ケーブル駅 コースタイム/状況
8:29 ヤビツ峠出発 表丹沢縦走路に向かうグループと大山登頂を目指すグループに分かれます。
今回のルートは初めての挑戦となります。
8:49 休憩所にて小休止、コース上に多い階段を順調に登り標高を上げます
9:40 大山山頂着 わずか1時間強と若干短い歩程ではありましたが、日差しも差し始めかなりの
大汗!山頂には木製のベンチ・テーブルも設置されゆっくりと休憩でました。
10:00 山頂出発 上りよりも長い下りとなります。
10:38 小休止 階段が多いので、下り易いとは言え足腰に負担が掛かります
11:08 見晴台着
12:40 大山ケーブル駅駅着/相模原駅行きバスに滑り込み。下りケーブルカーに乗らず、徒歩にて下山しました。時間短縮の為「男坂」を下りました。これは、はっきり言って失敗。急斜面に作られた石段の為、一歩間違えれば転落しかねず、危険度MAX!「女坂」にしておけばよかった。ケーブルカーで下るという選択肢もおすすめ!
※山中行動時間は4時間20分(休憩時間は合計1時間弱)
ピークである大山山頂までは1時間20分の歩程、山頂で軽い食事を取り途中の目的地見晴台を目指しました。それ以降も二重滝など風景をたのしみながら、ひたすら下りました。危険個所はほとんど無く、(但し、最後の下り男坂は急斜面なのでゆっくり下った方良い)道に迷う心配は全くありません。我々が下る時間帯10-11時台でも下から登る多くの登山客と擦れ違いました。とても人気のあるルートであることを実感しました。
なお、本ルートは途中に水場が無いので、十分な水を持参する必要があります。最低でも2㍑のペットボトルは念の為準備して行った方が良いかも知れません。また、夏場は山ビル対策も必須となります。
以下は今回の登山ルートの現況です
いつもながらの早朝、小田急線秦野駅(北口)バス亭付近の光景(並んだ人数から判断して1台目は立ち席を含め満席となり、2台目で座っていける状況と判断)結果的にそのようになりました…
ヤビツ峠バス停付近で歓迎してくれたスミレ、その後ルート上の至る所で紫のスミレ、黄色いスミレなど多数と出会いました…
グロテスクな花か芽か『マムシグサ?!』この花も山中で多数見掛ける事が出来ました
ところどころに出て来る表示板、大山山頂までわずか2.3kmという表示(近い!)
スミレの花の最盛期を思わせる群落があちこちに…
ヤマザクラも満開時期を迎えていました。小さな可憐な花が丹沢大山の春の訪れを知らせています
同行者張さん
登山道から少し離れた山の中に咲くミツバツツジ
小ぶりな花びらながら満開です
美しい繊細な姿にうっとり!
登山道は新緑は芽吹き始め…
丹沢主峰方面のピークは生憎雲の中、まだまだ緑は薄め
やはり標高が少し高いので樹木の芽吹きは開始されたばかり…
馬酔木の高木も白い花が満開
大山山頂付近で一休み
天気予報は曇りでしたが、結構良く晴れました
比較的歩き易い登山道を下り始める
相模湾方面はやや霞んで良く見えません
ピンクの濃淡の違いはある様です。葉も同時に成長し始めています
見晴台到着、ベンチ・テーブルが完備されている絶景ポイント!
きっちりと整備された登山道が続きます
大木が目立ち始めました
二重滝、水量は少な目
咲き乱れるミツバツツジの大株
渓流沿いのヤマブキ
最後に
久し振りに訪れた鶴巻温泉「弘法の里湯」は時間帯も早かった為、(訪問したのは2時30分頃。いつもはもっと遅い時間帯だった為、ハイカーで溢れ返っていました)かなりのんびり入浴を楽しむことが出来ました。2時間1000円の時間制限在り!
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