
おすすめ映画『つぐない』(2007/ジョー・ライト監督)感想‣現代文学を代表するブッカー賞作家イアン・マキューアンの最高傑作を映画化
1935年戦火が忍び寄るイギリス。ある夏の日、タリス家の末娘ブライオニーは、姉セシーリアと使用人の息子ロビー・ターナーの些細ないさかいを目撃する。将来小説家を目指す多感なひとりの無垢な少女の嫉妬と勘違いが嘘を生み、その偽りの証言によって、刑務所送りになり人生を狂わされてしまった男・女が運命の波に翻弄される姿と、うそをついた罪の重さを背負って生きる少女の姿が描かれる