『チャーリーとチョコレート工場』のあらすじと概要
本作品は、ティム・バートン監督とジョニー・デップが実に4度目となるコンビを組んで作り上げた「チャーリーとチョコレート工場」です。
ティム・バートン監督がロアルド・ダールの児童小説「チョコレート工場の秘密」を、盟友ダニー・エルフマンの音楽による歌と踊り満載で映画化。ジョニー・デップ扮する怪しいチョコレート工場主ウィリー・ウォンカが、黄金のチケット入りのチョコレートを買った子供5人を工場見学にご招待。貧しいが純真な少年チャーリーはじめチケットを手に入れた5人、チャーリー以外は風変わりないわゆる悪ガキ少年少女たちは、チョコレート工場に招かれて次々と摩訶不思議な体験をしていきます。
『チャーリーとチョコレート工場』のスタッフとキャストについて
ティム・バートン監督:1958年生まれのアメリカ人映画監督。学生時代をカリフォルニア芸術大学で過ごし、卒業後にウォルト・ディズニー・スタジオにアニメーション実習生として勤務。そこでの才能を見出され、1982年の映画『ヴィンセント』で監督デビューを果たします。以来、奇抜な映像センスと独自の世界観で、ディズニー作品をはじめとする幅広い映画ジャンルを手掛けています。
ジョニー・デップ(ウイリー・ウォンカ役):謎のチョコレート工場オーナー役を怪演。父親から嫌われ家を離れるが、最終的にチャーリーとの出会いが父親との確執を解決する切っ掛けとなる。
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フレディ・ハイモア(チャーリー役):家族思いの純真な少年を演じる。7歳からTVドラマに出演し、「Women Talking Dirty」(99)でスクリーンデビューを果たす。「ネバーランド」(04)で共演したジョニー・デップの強い推薦で本作品「チャーリーとチョコレート工場」(05/ティム・バートン監督)のに出演
ヘレナ・ボナム・カーター〈バケット夫人 チャーリーの母親役):質素な一家を性格の明るさで支えている母親。「ファイト・クラブ」(99)、個性派女優としての地位を確立する。その後も「ハリー・ポッター」シリーズ、パートナーのティム・バートン監督作「PLANET OF THE APES 猿の惑星」(01)、「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」(07)、「アリス・イン・ワンダーランド」(10)などに出演。
『チャーリーとチョコレート工場』のネタバレ感想
至る所に同じ顔の小人の様なウンパ・ルンパがたくさん出てくるので実に不思議な世界を形作っています。しかも映画全編に渡り、繰り返しこれでもかこれでもかという程多人数で登場してきますので、驚きです。
ティム・バートン監督とジョニー・デップのコラボ作品は多いですが、監督はジョニー・デップの事をこのように評しています。
毎回、違った面を見せてくれるからね。ジョニーは偉大な性格俳優で、役柄になりきるのを好む。いわゆる主役クラスの俳優で、彼みたいなことをやりたがる人はあまりいないから、ぼくにとってはありがたいし、本当にエキサイティングなんだよ(映画.COMより)
ジョニーが本当にどんな役でも挑戦しようという野心は映画ファンにとっては嬉しい限りです。一方、ティム・バートン監督も相当風変わりな映画作りで映画ファンに夢を与え続けて言います。本作品もジョニーの変人ウイリー・ウォンカ役もはまり役です。それ以上にチャーリー役の子役、フレディ・ハイモアが大変印象に残る映画でした。寝たきり老人の祖父母4名もいつもにこにこ大変穏やかでチャーリーを盛り立ていました。
どちらかといえば、大人向けというよりは子供向けのメルヘン映画の趣は強いのですが、この映画を見て、子供時代に立ち返り、もう一度好きなチョコレートをお腹いっぱい食べたいという願望を思い返すのもいいかもしれません。
最後に
大のチョコレート好きでチョコレート、ショコラティエになりチョコレートメーカーのオーナーにまでなりますが、不思議な事に虫歯が一本もありそうにありません。最後に若いした歯科医の父親もウィリーのきちんとした歯のケアを称賛しています。これは子供への教訓なんでしょう。
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