『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』のあらすじと概要
結婚式を間近に控えたダグは、悪友2人と新婦の弟を連れ、独身最後の夜を満喫するためラスベガスへと向かう。翌日、酒やギャンブルでバカ騒ぎをした4人はひどい二日酔いで目覚め、前夜の記憶はすっぽりと抜けていた。さらにホテルの部屋に花婿ダグの姿はなく、代わりに突如バスルームに1匹の大虎とドレッサーにあかちゃんを発見するというドタバタ喜劇が始まる。
第67回ゴールデングローブ賞でコメディ・ミュージカル部門作品賞を受賞。主演はブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス。
『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』のスタッフとキャストについて
トッド・フィリップス監督:監督作本編「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」(09)が世界で約4.7億ドルを稼ぐ大ヒットとなり、ゴールデングローブ賞作品賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。続編2作でも引き続き監督・製作・脚本を務めた。
映画「アリー スター誕生」(18)の製作などを経たのち、19年には、コメディ路線から一転、シリアスな作風の「ジョーカー」で監督・脚本・製作を務め、同作は第76回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した。
ブラッドリー・クーパー:デビッド・O・ラッセル監督の「世界にひとつのプレイブック」(12)でアカデミー主演男優賞に初ノミネートされ、続いて同監督の「アメリカン・ハッスル」(13)で助演男優賞、クリント・イーストウッド監督の「アメリカン・スナイパー」(14)で主演男優賞と、3年連続でオスカー候補となった。レディー・ガガと主演した「アリー スター誕生」(18)で映画監督デビューを果たし、アカデミー作品賞をはじめ、主演男優賞と脚色賞にノミネートされたなど、多方面で大活躍している。
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ジャスティン・バーサ:ダグ役。『アナライズ・ミー』で進行主任に回ったことで映画人としてのキャリアを開き、1999年に短編映画『Tag』で俳優デビュー。
ザック・ガリフィアナキス:ノースカロライナ州立大学で単位がわずかに不足し卒業できず、ニューヨークでスタンダップコメディを始める。ジョン・ベル―シに似ている演技に大いに期待。
出演作:映画感想|『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)
『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』のネタバレ感想
抱腹絶倒映画、本当に何度見ても実に面白い映画!
誰にでも2日酔いの嫌な経験はあると思いますが、ここまで恐ろしい経験は私にはありません。
スチュ役のエド・ヘルムズは映画撮影の為に実際に歯を抜いたそうです。可愛そうに… 二日酔いというよりは実際はお酒に混入された薬物のせいだというから恐ろしい。羽目を外し過ぎて、何をやったかまったく記憶に残らないのでは余り意味が無い気もします。この点はしっかりラストで証拠映像が残されていたというオチがついていました。おまけの様な映像ではありますが、これはこの映画を際立たせる絶大な効果を持っているものと思います。
大きい虎の出現、押し入れに赤ちゃんが残されていたり、凄い金髪美人のストリッパーと結婚してしまったり、やくざに誘拐されたり、本物のマイク・タイソンと知り合いになったり、後で一発殴られていましたが、やりたい放題にも限界があろうと思いますが、ここまでやれたらそれは本望!
ベッドのマットレスが落ちて来たり、カードゲームでの必勝法の本を読んでいたりすることなどの伏線が張られ、結末にしっかりその果実を取るあたり、憎らしい演出に呆気にとられました。展開も小気味良いスピードで進行するところもいい。
トッド・フィリップス監督はハングオーバーシリーズで大当たりしますが、10年後には全く異なる、シリアスな映画、なんとホアキン・フェニックス主演『ジョーカー』を撮ります。こちらも見応えのある素晴らしい映画でした。同じ監督とは想像もできません。
花嫁の弟役ザック・ガリフィアナキスがかなりのインパクトを出し、映画を盛り上げていました。
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