東京から塩原温泉郷への旅程
首都圏から東北自動車道利用して、150㌔ 3時間弱の行程。インターチェンジ(西那須野塩原IC)からの下道はわずか15㌔と非常に便利な位置にあります。
ちなみに、塩原温泉郷には60軒の温泉宿が点在、150か所もの源泉が集中しているそうです。それぞれ特色のある宿・温泉があるので何度訪ねても興味が尽きないかも知れません。
到着日は宿の周りには一切積雪は無かったのですが、宿泊日当日夜半から降り始めた雪は朝10㎝ほどの積もっていました。10時にチェックアウトして出発する頃には、道路の積雪は全く気になりませんでしたが、やはり安全の為、この地方に出かける際は、チェーン等は必ず準備して行った方が無難かもしれません。わたしは一応チェーンは持参しました。
他温泉の紹介投稿記事:
草津温泉 には異なる泉質の七つの源泉があるのをご存知でしたか?
塩原温泉郷「湯守田中屋」とは
塩原温泉郷の入り口に位置する”大網温泉”というのが正確な温泉名らしい。「湯守田中屋」は創業明治17年(1884年)元々道路から300段下りたところに木造4階建ての湯治宿が立っていたという。今では想像できませんが、かなり歴史のある温泉旅館です。
渓谷沿いには足元湧出の『川原湯』と『石間湯』があるそうですが、現在は、渓谷の一部崩
壊に伴い、非常に残念乍ら利用が一時的に停止されていました。
現在利用出来る温泉は6階、7階にある男女別展望風呂(100%源泉掛け流し)と渓谷迄下りる途中にある檜風呂(同じく源泉掛け流し)の2か所のみとなっていました。
「湯守田中屋」の源泉泉質
泉質はナトリウム、カルシウム、硫酸塩泉、源泉温度は61.7度と高温、pH値7.2 湧出量毎分220リットル、塩原温泉郷には多くの源泉があり、それぞれ泉質も異なり、色なども全く違う様です。2,3年前訪れた近場の塩原元湯温泉・大出館の温泉は墨の様に真っ黒(墨の湯)な色をしていました。
「湯守田中屋」雰囲気・おすすめポイント
7階建てながら、上層階は展望風呂階、宿泊は2-5階までと個人まりしていて落ち着けました。夕食時はそれなりに宿泊客の姿はありましたが、温泉場で他宿泊客と一緒になることは殆んどありませんでした。
部屋数が少ない為、部屋から温泉まで行く距離が短く(大規模ホテルだと部屋から浴場まで行くまで相当歩かされる所も時々ありますが)エレベーター下りてから風呂まで10数歩の距離は実に有り難い。
100%源泉掛け流しのお風呂が何よりもうれしい宿でした。無色・無臭で風呂上りの肌もさっぱりしたお湯です。また、飲泉も可能で1階玄関横に飲泉場もありました。
おすすめポイントは温泉の他には囲炉裏端で食事内容です。雰囲気と料理長の腕だと思いますが、提供された料理全てが美味しく大変満足しました。特に岩魚の塩焼、栃木牛、鍋料理、どれも炭火でじっくり仕込まれる味は絶品でした。
塩原温泉郷付近の観光立ち寄りスポット・栃木市内
塩原温泉郷入口付近の施設・地物野菜類,食材の販売、食事処が営業中
(栃木市 蔵の町並み)
従来那須からの東京への戻りはいつも通り過ぎてしまうところでしたが、今回は少し足を伸ばして栃木市・蔵の町並を少し見学してきました。江戸時代からの日光例弊使街道の宿場町として繁栄した町の名残が色濃く残り、びっくり仰天しました。高速道路利用の場合は栃木ICからは車で10分程度。那須塩原から下道で100㌔と少し遠いですが、道路は比較的空いているので、ちょっとしたドライブには程良い距離でした。
町並の中央に有料駐車場もありましたが(30分100円)、直ぐ近くにスタバックスの大駐車場があったのでそちらに停め、珈琲を飲みながら散策しました。
建物は今も現役で、店舗・住居に使用されている様です。また、想像以上に建物の数も大変多く見応えがありました。
最後に
冬の雪見風呂も大好きなのですが、車の雪道走行に全く自信が無いので、余り雪の降っていない宿として今回「湯守田中屋」を選んでみました。しかしながら、到着日翌朝の景色を見てびっくり仰天一晩で10㎝も雪が積もっていました。帰りは、チェーン走行かと覚悟しましたが、出発時には道路の積雪は解消されていました。
西那須塩原IC付近まで下りてくると全く雪の降った様子もない光景に逆に驚きました。
塩原温泉郷は限定された狭い地域に集中する源泉がそれぞれ特色が全く異なる泉質である事に驚きました。効能も随分異なると思います。首都圏からは近い(160㌔)とは言えないものの、福島程遠くは無いので、是非又再訪したいと思います。
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