映画『トゥームレイダー』のあらすじ・概要
全世界で販売本数が2400万本を超える大ヒットアクション・ゲーム・シリーズの映画化。トレジャー・ハンターのララ(アンジェリーナ・ジョリー)は20年前に失踪した父(実父ジョン・ボイド)が残した邸宅の中の隠し部屋から謎めいた時計を発見します。それは5000年に1度の惑星直列でパワーを発揮する古代の秘宝への手がかりであり、“イルミナーティ=光の人々”という秘密結社が時空の扉を開ける鍵光のトライアングルを見つけるためにはどうしても必要なモノでした。
生前に父が遺した手紙から、光のトライアングルを持つものは時を支配できることを知ったララは、光のトライアングルが、悪用されぬように、二つに割られて2カ所に隠されているうちのひとつ、カンボジアのアンコールワットに行きます。もう一つはシベリアの氷の湖で半片を見つけることになります・・・
2001年に公開(99年製作)された『17歳のカルテ』でオスカーを受賞し、ハリウッド注目の若手女優となったアンジェリーナ・ジョリーをスターダムに押し上げた作品。
2001年製作/101分/アメリカ
原題:Lara Croft: Tomb Raider
映画『トゥームレイダー』のスタッフとキャストについて
サイモン・ウェスト監督:BBCで編集技師としてキャリアをスタートし、その後多くのドキュメンタリーやコマーシャルを監督するようになる。
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アンジェリーナ・ジョリー(ララ・クラフト):本作撮影開始に当たり、撮影前の2カ月半にも及ぶトレーニングが実施されています。本編撮影が行われたカンボジアで出会った現地の人々と交流し、カンボジアに入れ込んだアンジェリーナは国連の親善大使にまでなっています。
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ジョン・ボイト(クラフト卿):69年の映画「真夜中のカーボーイ」で注目を浴び、アカデミー主演男優賞にも初ノミネート。本編「トゥームレイダー」(01)ではジョリーと親子役で初共演を果たします。
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ダニエル・クレイグ(アレックス・ウェスト):主演した英映画「レイヤー・ケーキ」が話題となり、05年秋、6代目ジェームズ・ボンドに抜てきされ、シリーズ初のブロンドヘアーのボンドが誕生/本編では同じトゥームレイダーの仲間として登場、ララを裏切ったりしますが、最後に命を救われることになります。
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イアン・グレン(マンフレッド・パウエル):
映画『トゥームレイダー』のネタバレ感想
遅ればせながら、たいへん有名な『トゥームレイダー』今回初めての鑑賞しました。また、『17歳のカルテ』でオスカー助演女優賞を獲得とほぼ同時期に撮影された映画となっています。当時、映画評論家から「ジョリーはクロフトを演じるために生まれてきた」と評されるなど絶賛され、一躍世界的な人気を獲得した作品となっています。また、製作費117百万㌦に対して271百万㌦を稼ぎ出し興行的にも大成功を収めています。
全編、戦闘服に身を固めたジョリーの活躍する入魂のアクションシーンの連続に、固唾を飲んで画面にのめり込んでいたら、まったく息つく暇もありません。冒頭、絶対叶う筈がないと思われた機械仕掛けの強敵『マシン』との大格闘でいきなり映像の世界に引き込まれました。しかし、この対戦はコンピューター制御された機械との『練習試合(稽古)』だった様です。
次に、いきなり“イルミナーティ=光の人々”という謎の秘密結社のベニスでの集会風景の場面に切り替わります。5000年に一度の『惑星直列』が起こる歴史的な「イベント」の瞬間に何事かが起きそうだという期待が高まりました。
その後は、何となく荒唐無稽な話ながら、失踪した父親が残した謎めいた時計の発見、トライアングルの半欠けを探しにカンボジアとシベリアへの出発、いずれの場所にも、結社の人間が何故か先回りしていました。
分かった様な分からない様な内容のストーリー展開です。アンジェリーナ・ジョリーがサーカスの空中ブランコの曲芸をしたり、ド派手にオートバイをかっ飛ばしたり、飛んでくるナイフを素手で掴み飛ぶ方向を180度逆転させる等々のスゴ技が披露されるシーンは圧巻です。シベリア犬に牽かれる橇が破損した為、靴底を橇変わり滑るシーンは冬山登山の”足゛セード(スキー板が無いので登山靴で雪上をバランスを取り滑り降りる。転ぶと危険)を思わず思い出しました。
どうしても理解出来無い会話シーンがありました。シベリアへ向かう飛行機の中で、ジョリーの助手が「座りっぱなしで左か右の尻が麻痺して何も感じない」とか言います。ジョリーは「それは、ケッ作ね」と笑います。これはわたしには、まったく面白く無いジョークでした。しかも、本作品中余りジョークっぽい会話が他に無いのに(気が付かないだけなのかも知れません)、英語の会話は面白いやり取りがあったのでしょうか!? 変なところが気になってしまいました。
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