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おすすめ映画『ディボース・ショウ』(2003/ジョエル・コーエン監督)感想‣かなりの捻りとスパイスの効いた恋愛(コメディ!?)映画!

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『ディボース・ショウ』のあらすじと概要

セレブの結婚と離婚がお盛んなロサンゼルスが舞台。離婚訴訟専門の腕利き弁護士マイルズ(ジョージ・クルーニー)。彼が次に手掛ける依頼人は、妻に浮気の証拠を握られた夫レックスロス氏。離婚の条件を少しでも有利にするため、依頼人の美しい妻マリリン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に会ったマイルズは、彼女が一筋縄ではいかない女性だと知りつつ、彼女に惹かれていきます。コーエン兄弟映画にジョージ・クルーニーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズが新たに顔合わせ。カメラはコーエン作品の常連、名手ロジャー・ディーキンスが担当しています。

2003年製作/102分/アメリカ
原題:Intolerable Cruelty (堪え難い残虐行為という意味)

『ディボース・ショウ』のスタッフとキャストについて

ジョエル・コーエン監督:84年、弟のイーサンとともに「ブラッド・シンプル」を脚本・監督、インディペンデント・スピリット・アワード監督賞やサンダンス映画祭グランプリを受賞しています。

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ジョージ・クルーニー(マイルス):離婚訴訟専門の辣腕弁護士、彼はその卓越した法廷戦術と欠落した倫理観で成功を収めていました。歯の綺麗さを常に気に掛けている。初めて会った瞬間、依頼主の妻(離婚訴訟の相手)であったマリリンに一目惚れしてしまう。コーエン兄弟監督との相性は抜群だという。『オー・ブラザー!』に続いて2度目となる監督とタッグを組んだ作品。

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キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(マリリン):美貌を武器に、婚前契約を利用して大富豪から莫大な慰謝料をむしりとろうとする悪女役。しかしながら、性悪女ながらどことなく憎めないところもあります。なお、この映画に出演しているキャサリンを見掛けた化粧品メーカーの担当は、彼女をTVCMに起用することに成功したそうです。以前吾々もTV何度か見たことのあるシャンプー”ラックス”(日本リーバ)の日本・中国向けCM(出演料は2.4億円だったとか…)

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ジェフリー・ラッシュ(ドノヴァン・ドナリー):

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『ディボース・ショウ』ネタバレ感想・見どころ

途中まで真面目な法廷劇かと思って見ていましたが、エンジンが掛かり始めたらもう制動が効かなくなったエンジンの様に凄まじい勢いで走り始める展開には開いた口が塞がらなくなりました。抱腹絶倒の脱線振りには驚き! ジョージ・クルーニー演じた弁護士マイルスの倫理観の無い弁護士、勝つ為には手段を選ばない(法の抜け穴を知り過ぎていせいか…)無軌道振りも嫌気がさしましたが、それに輪を掛けたキャサリンのマリリンも美貌に隠された悪賢さには呆れ果てました…

102分間と比較的短いドラマの中で、二転三転…四転と畳みかけるジェットコースターに乗っている様な展開の浮き沈みには思わず悪酔いしそうな印象を受けました。

ネタバレになってしまいますが、何と言っても一番恐ろしかったのは、まさかの展開ですが、マイルスのボス雇い主の逆鱗に触れた為、マリリン殺害の指示が出される所でした。あれ程惚れ込んでいたマリリン殺害の為、躊躇することなく殺し屋ジョー(喘息の持病を持った異様な雰囲気の殺し屋)なる人物を雇います。ここからも驚きの結末が待ち受けているので、未視聴の方は是非思いもよらない展開をじっくりと楽しんで欲しいと思います。

共同脚本にもコーエン兄弟の名前があります。やはり、映画作りの天才だと思いました。そして、結末では邦題”ディボース・ショー”の意味が分かってきます。しかしながら、原題の凄まじさにも驚きです。今回に関しては邦題に軍番が上がりそう…

ジョエル・コーエン監督(コーエン兄弟)映画としては異質な作品でしたが、本当に”面白い”と思いました。

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