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人間の意識をコンピュータに移す実験成功を目前にした医療系バイオ企業が舞台の近未来SF映画『レプリカズ』(感想)クローン人間の誕生はもうすぐなのか!?

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『レプリカズ』のあらすじ・概要

キアヌ・リーブスが愛する家族のために倫理に反した暴走を加速させる科学者を演じる近未来SF映画。

人間の意識をコンピュータに移す実験成功を目前にした医療系バイオ企業の研究所で働く神経科学者ウィリアム・フォスターは、自動車運転中の突然の事故により最愛の家族4人を一度に亡くしてしまいます。失意の中でフォスターはタブーを犯し、家族の身体をクローン化させ、意識を移し変えることで完璧なレプリカとして蘇らせることに成功します。

家族との幸せな日々を再開しようとするウィリアムの前に、研究所の上司ジョーンズが現れ、ウィリアムの所業を全て把握していることを告げると、今の生活を続けたければ意識移植のアルゴリズムを渡すことを要求し、研究サンプルとしての家族(クローン)を奪おうとする政府組織が襲い掛ってきます。

2019年製作/107分/アメリカ
原題:Replicas

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『レプリカズ』のスタッフとキャストについて

ジェフリー・ナックマノフ監督:ローランド・エメリッヒ監督のディザスタームービー「デイ・アフター・トゥモロー」(04)の脚本を担当した。

キアヌ・リーブス(ウィリアム・フォスター)製作・主演 :神経科学者。妻と子供3人がいたが事故で亡くしてしまう。

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アリス・イヴ(モナ・フォスター) : ウィリアムの妻。医師/英ロンドン生まれ。映画「Starter for Ten(原題)」(06)でジェームズ・マカボイやベネディクト・カンバーバッチらと共演し、スクリーンデビューしている。アリスは右目が緑色、左目が青色の左右が異なる目の色を持つ虹彩異色症として知られています。

トーマス・ミドルディッチ(エド・ホイットル) : ウィリアムの同僚で友人、最後に非業の死を遂げるのはちょっと気の毒な感じもします/カナダ出身。

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Charles McArthurによるPixabayからの画像

『レプリカズ』のネタバレ感想

天才神経科学者の手に掛かれば、人間の再生や脳内情報のインプリントも今や不可能ではないのだろうか?ある映画評論では本作はキアヌ・リ―ブスの暴走が止まらないと言われ、確かに細かく詮索すれば常軌を逸した部分がかなり多い映画です。映画評論家の多くからは酷評されています。興行収入も低迷した残念な作品となっています。

わたしとしては、結構奇抜なアイデアで、倫理上問題は大いに議論を呼ぶところとなりそうですが、兎も角、クローンを作成し、意識・記憶(都合の良い記憶だけ)インプリントすれば「人間は永遠の生命」を得る事が出来るかも知れないという、神の領域に一歩足を踏み入れた内容のストーリーにかなりぞっとさせられたものの、逆に生命工学分野の科学の驚異的な進歩に驚かされた映画でした。

アルゴリズムを記憶した装置がちょっと以前の身体能力測定でよく使用された「握力計」のお化けの様な「道具」になっていました。現在ならば非常にコンパクトなメモリースティックを使えば便利だと思います。しかし、この握力計はわざわざ「ものものしい」感じを誇張する為の小道具だったのではないかと思います。受けをねらったものの視聴者には、多分ドン引きされたのではないかと思います。

他方、自分自身が既に死んでしまい自分はレプリカである事を夫ウィリアムから告白された妻モナは一体どのような心理状況だったのか非常に気になりました。本作品の中では事実を打ち開けられても、レプリカ(モナ)はそれ程パニックになるどころか落ち着き払い、依然として冷静に行動しています。

それ以前に何の記憶も無い空白状態の「脳」に外部の脳からの記憶をインプリントしたり、不要な部分を消し去る事が本当に可能なのか知りたいと思いました。

喧嘩した彼女に、自分の記憶を削除されてしまった悲しい男を描く映画もありました。(『エターナル・サンシャイン』)でも勝手に差し入れされたら便利そうですが、うっかり削除ミスや他人の記憶の入力などまっぴらごめんの様な気もします。

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