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北海道白老虎杖浜温泉、登別温泉、ニセコ五色温泉とニセコスキー

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かなり以前羊蹄山登山の際、ニセコ五色温泉に前後2泊して登ったことがありました。当時この旅館には内風呂があり、しかも混浴で湯船の底の玉砂利の間から源泉が湧出する素晴らしい温泉でした。(現在はありません)その湯に浸かりながら一緒に入浴していた人と話をした際、白老の『民宿500マイル』は露天風呂も最高で新鮮な魚の料理も食べきれない程出され、冬場には毛蟹がひとり一パイ出されて凄く良かったという話を聞きました。その言葉がいつまでも耳から離れず、いつかは泊まってみたいとずっと思い続けていました。今年漸く永年の念願が叶いました。一方、ニセコのスキー場はおよそ30年ぶりの再訪で、北大の学生だった当時、夏のアルバイト代は冬のスキーリフト代にすべて注ぎ込む程通い詰めた思い出があります。懐かしのゲレンデは進化を遂げて、スキーヤー、ボーダーのパラダイスに大変身、(欧米人、アジア系外国人が闊歩する別世界…)噂には聞いていましたが、やはりびっくり仰天です。

日程詳細

  • 令和2年1月16日〜21日
  • (第一日目)9:30羽田空港発→11:05着新千歳空港(JAL509)、新千歳空港→苫小牧→虎杖浜14:30頃着。(快速エアポート及びJR室蘭本線)虎杖浜は無人駅の為、千歳駅などからSUICA等ICカードを利用した場合は降車駅で精算出来ないのでご注意。出発駅では切符を購入することをお勧めします。民宿のおばちゃんに駅まで迎えに来てもらいました。虎杖浜民宿500マイル泊
  • (第二日目)虎杖浜民宿500マイル→JR登別駅 民宿の車にて送迎してもらう。 登別駅→登別温泉(バスで20分)※予想外でしたが登別温泉駅はバス待ちの中国人観光客で溢れ返っていました。これほど人気が高いとは思いもよらず。登別駅→札幌BT(高速バス白鳥号、約2時間1880円)札幌泊
  • (第三日目)札幌→ニセコアンヌプリ国際スキー場(半日ゲレンデスキー)→ニセコ五色温泉旅館(友人Tさんの車)小樽・余市経由で約110㌔ 二時間。ニセコアンヌプリスキー場から五色温泉までは14㌔20分の路程。ニセコ五色温泉旅館泊
  • (第四日目)五色温泉→ニセコグラン・ヒラフスキー場(車で20分程度)→半日ゲレンデスキー後札幌へ戻り。
  • (第五日目)16:00札幌発→17:45着羽田空港JAL516 (空港に早目についた為、一時間早い便へ無料で変更してもらった)

虎杖浜温泉 「民宿500マイル」

虎杖浜は新千歳空港からJR室蘭本線(特急)を利用して70キロ、2時間の距離にある。土地の人の話では最近は以前程魚が取れなくなり、漁師はほとんで出漁する機会が無くなっているとの事。水産加工場のみ少し稼働があるらしいが、温泉付きの旅館、民宿以外に産業はなく、温泉町としてはさびれた印象を受けました。漁港に釣果が無く、民宿で出される魚介は他の漁港に水揚げされるものを、宿の主人が購入してくるものとみられます。(確か漁師が経営する民宿と聞いていたものの、海水温度の上昇で魚が取れない)温泉街は国道36号線沿いに約6㌔に渡り分散しており、概ね小型の旅館、民宿が30軒ほどが集まっていました。温泉は1963年に掘削に成功し、それ以来虎杖浜の各家庭でも源泉かけ流しの恩恵を受けている程湯量は豊富と聞いています。

わたしの泊まった『民宿500マイル』は小ぶりな毛蟹1パイを付けて、9500円/一泊二食でした。温泉は基本的に貸し切り入浴で外湯(半露天風呂)1、内風呂が2つあるのでいつでも好きな時に温泉に入れました。但し、ひとり宿泊の場合は割増+500円、冬季は暖房費+500円を追加負担させられます。実はもっと大きな毛蟹を想像していました。味は美味しかったのですが、少々小さいので毛蟹を十分「堪能」するまでには至らずという気持ちでした。(少し贅沢かもしれません)ひとりの客でも料理は部屋別に提供されるので、当日宿泊客は3,4名いた様でしたが、全く顔を合わせることは有りませんでした。

地名の由来は昔はイタドリ(虎杖)が群生していた土地だったそうです。イタドリがアイヌ語に由来するのかどうかは分かりません。「痛みを取る」草がなまってイタドリとなったのが通説らしいので、アイヌ語が地名の由来ではないようです。後で調べてみたら近くにある日本一丸い湖として有名なクッタラ湖のクッタラ=イタドリだそうです。民宿の目の前に太平洋が広がり、後方に樽前山の雄姿が広がる如何にも北海道ならではの豪快な景色を堪能できます。

又、クッタラ湖は湖水が流入する川も、湖から流出する川も無い為、日本では摩周湖に次いで二番目に透明度の高い湖だそうです。(ちなみにちょっと古いデータですが、環境省が実施する2001年度公共用水域水質測定結果では、湖沼部門で1位に輝きました。)よって、この付近の湧水はクッタラ湖から地下流出している水なので非常に美味しいとのことでした。確かにお茶が物凄く美味しく感じました。

 

登別温泉 源泉かけ流しの銭湯「さぎり湯」

翌日向かったのは登別温泉でした。もともと登別に行く計画はありませんでしたが、虎杖浜からも近く、札幌での友人との約束時間が午後6:30だったので早く到着し過ぎても手持無沙汰の為、時間潰しを目的に登別温泉に行ってみました。

調べてみると「さぎりの湯」という温泉銭湯(420円)という日帰り入浴可能な温泉が見つかり、バス下車徒歩5分なので行ってみました。2015年にリニューアルオープンとあり、①硫黄泉と②明礬泉の二種類の湯を愉しめ、サウナ、水風呂などがあり1時間超の長湯をする事ができました。源泉かけ流しのお湯の流量も豊富でゆっくりできました。

ニセコの大自然の中の秘湯「五色温泉旅館」

札幌から高速道路を利用して交通量の少ない小樽・余市経由ニセコに向かいました。約2時間でニセコアンヌプリ国際スキー場に到着し、昼食をはさみ約5時間滑った後、今晩の宿、五色温泉旅館に向かいました。

昔の面影は殆んどなく真新しい旅館に建て替えられていましたが、暖炉もあり各部屋の暖房もしっかり整備されており非常に居心地の良い宿でした。圧巻はその立地でニセコアンヌプリが手が届きそうなところに見えており、ニセコ連山の連なる標高750㍍の高地に立っています。また、地底から湧出する源泉かけ流しの内湯と露天風呂があり、この極楽気分を表現する言葉も見つからない程素晴らしいものでした。特に外気温と温泉の温度差が大きく、本州の各温泉で味わう温泉と一味違う、手付かずの原始林の中での温泉を堪能することが出来ます。冬場も良いですが、夏場も捨て難いと思います。

五色温泉へ向かう途中の『雪秩父』大湯沼の絶景!
五色温泉旅館自炊棟 建物の手前に内風呂がある
五色温泉の外湯 金属製の手すりに触るとすう掌が引っ付くほどの冷え込み!
昨晩雪が降り積もったが、朝は快晴
Tさん(左側) 今回は大変お世話になりました!来年もよろしく!

”パラダイス”ニセコアンヌプリ国際スキー場とニセコ・グランひらふ

旅館裏手から山スキーでニセコアンヌプリ頂上を目指し登っていく欧米系スキーヤー

ニセコ地区に4つあるスキーゲレンデの打ちの一つ五色温泉にほど近い「ニセコアンヌプリ国際スキー場」は初日に訪れ、二日目は規模が一番大きい「ニセコマウンテンリゾート・グランヒラフ」で滑ることにした。昼食をはさんで3,4時間も滑れば十分と感じていたので、リフト5時間、グランヒラフだけを滑る事が可能なリフト券を購入した。(4,200円)ニセコ全ゲレンデ共通のリフト券も購入することもできる。山頂付近まで登ればどのゲレンデにも降りてこられる作りになっている様です。

雪質、雪量、ゲレンデの大きさは天下一だと思う。パウダースノーの上では技術的に数段技術レベルが上がったのではないかと錯覚するような滑りが可能となる。幸いに2日間とも快晴が続き、しかも夜間に新雪がある程度降るという抜群の環境で十分スキーを楽しむことが出来ました。

本州側でも雪質の良いゲレンデは確かにありますが、ニセコは段違いに優れた雪質は昔も今も全く変わっていないという印象です。機会があれば是非来年もここに来ることが出来ればとの思いを強くしました。

グランヒラフ スキーリフトから羊蹄山
羊蹄山(標高1898㍍)
素晴らしい雪質 
ニセコアンヌプリ山頂を背に

最後に

昔のスキー板に比べ現在の「カービングスキー」は回転性能に非常に優れているので、技術が無くとも回転すること出来てしまうので、年2,3回しか滑らないスキーヤ―にはもってこいのツールだと思います。

わたしはこの夏も登山目的で再び北海道に来る予定があります。下山後の温泉も楽しみの一つなので、その楽しい報告もまた出来ればと思います。

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