「マティアス&マキシム」のあらすじと概要
カナダ生まれの若き俊英グザビエ・ドランが、友情と恋心の狭間で揺れる青年2人の葛藤を描いた青春ラブストーリー。幼なじみである30歳のマティアスとマキシムは、友人の短編映画で男性同士のキスシーンを演じたことをきっかけに、心の底に眠っていた互いへの気持ちに気づき始める。婚約者のいるマティアスは、親友に芽生えた感情に戸惑いを隠しきれない。一方、マキシムは友情の崩壊を恐れ、思いを告げぬままオーストラリアへ旅立つ準備をしていた。別れが目前に迫る中、本当の思いを確かめようとするマティアスとマキシムだったが……。
ドラン監督が「トム・アット・ザ・ファーム」以来6年ぶりに自身の監督作に出演し、主人公の1人マキシムを演じた。世界的に大ヒットしたルカ・グァダニーノ監督作「君の名前で僕を呼んで」に感銘を受けたドラン監督は、今作で「セクシャリティではなく純粋なロマンス」を描いたと公言しています。
ティモシー・シャラメ主演作「君の名前で僕を呼んで」の投稿感想記事はこちら⇩
レビュー|君の名前で僕を呼んで(2017)80年代イタリアが舞台のティモシー・シャラメ主演鮮烈デビュー作
共演に「Mommy マミー」のアンヌ・ドルバル、「キングスマン ファースト・エージェント」のハリス・ディキンソン。
「マティアス&マキシム」のスタッフとキャストについて
グサビエ・ドラン監督・主演(マキシム役):1989年3月20日、カナダ生まれの31歳。子役からキャリアをスタート、19歳で手掛けた「マイ・マザー」が国際的に評価され、「マティアス&マキシム」含め8本の監督作を発表している。ナタリー・ポートマンやキット・ハリントンら豪華俳優陣が共演した「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」投稿記事はこちら⇩
若き俊英グザビエ・ドランが、友情と恋心の狭間で揺れる青年2人の葛藤を描いた青春ラブストーリー。幼なじみである30歳のマティアスとマキシムは、友人の短編映画で男性同士のキスシーンを演じたことをきっかけに、心の底に眠っていた互いへの気持ちに気づき始める。婚約者のいるマティアスは、親友に芽生えた感情に戸惑いを隠しきれない。一方、マキシムは友情の崩壊を恐れ、思いを告げぬままオーストラリアへ旅立つ準備をしていた。別れが目前に迫る中、本当の思いを確かめようとするマティアスとマキシムだったが……。
ドラン監督が「トム・アット・ザ・ファーム」以来6年ぶりに自身の監督作に出演し、主人公の1人マキシムを演じた。共演に「Mommy マミー」のアンヌ・ドルバル、「キングスマン ファースト・エージェント」のハリス・ディキンソン。
撮影監督:アンドレ・チェルバン ドラン監督のパートナーであり、「トム・アット・ザ・ファーム」、「たかが世界の終わり」、「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」など数多くの作品を手掛けている。
ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス :マティアス役
「マティアス&マキシム」のネタバレ感想
子供時代から続いている親しい仲間グループの集まり、社会人になった彼らは今も時々、家族ぐるみでパーティーを開いている様子が何とも羨ましい。
若きドラン監督の映画作品は前回の『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』に続いて2作目の鑑賞となりました。見るべきものは、前作同様カメラワークの斬新なところにあります。ハンディカメラも多用しているところと、ズームにより被写体を他の映画作品には無い程接近して撮影しています。それは不必要な圧迫感を感じるようなアップではありません。また、自然の切り取り方の上手さに加え、ピアノ曲などの上質な音楽に特色がありました。
ストーリーとしては、単純そのものです。かつての同級生同士(男)だったが、大人になってその以前沸き起こったお互いの「感情」を再確認する話です。わたしにはまるで異質な世界であり、ふたりの感情の機微までは実感として感じる事が出来ませんでしたが、それとなく表情の微妙な変化を、多少読みとる事は理解出来るような気がしました。正確には、なんともコメントしようがありません。
最後に
友達らとの他愛もない会話が止めどもなく続くシーンが多いですが、どの会話のセリフも決して即興ではなく、台本があり、台本通りにしゃべっているという事をドラン監督のインタビュー記事(以下引用)で知りました。
即興の方が躍動感があると言う人もいるけれど、僕は磨きのかかった脚本に沿って撮ることを好む役者と念入りにリハーサルをして完成度を高めていくんだ。話し方やイントネーションはもちろん、英語やフランス語のレベルも差をつける。今回もそのように準備して撮影に臨んだことで、彼らの親密な関係を表現できたと思う
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