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おすすめ映画感想|『プライベート・ライアン』(1998/スティーブン・スピルバーグ監督)

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『プライベート・ライアン』のあらすじと概要

Thierry RaimbaultによるPixabayからの画像

1944年6月。ノルマンディ上陸作戦は成功に終わったものの、激戦に次ぐ激戦は多くの死傷者を出していた。そんな中、オマハビーチでの攻防を生き延びたミラー大尉(トム・ハンクス)に、落下傘兵ライアン二等兵(マッド・デイモン)を戦場から救出せよという命令が下された。彼には3人の兄がいたが、全員が死亡。兄弟全てを戦死させる訳に行かないと考えた軍上層部は末っ子のジェームズ・ライアン2等兵を探し出し、故郷の母親の元へ帰国させよ」という命令が下ったのでした。ミラーは中隊から7人の兵士を選び出し、戦場にいる為に生死も定かでないライアン二等兵を探すために戦場へと出発して行った。

ライアン2等兵は落下傘の誤降下で行方の知れないライアンを敵地の前線へと探しに向かう。彼らは廃墟の町で攻撃を受け、ひとり、ふたりと銃弾に倒れていく。なぜライアン1人のために8人が命をかけなければならないのか? と部下のレイベンが怒りを爆発させた時、ミラー中隊長はライアンを探し出し妻の元へ帰ることが自分の任務だと淡々と語り、離れかけていた皆の心をまとめあげる。

前線へ進むうちミラーたちは空挺部隊に救われるが、その中にライアン2等兵がいたのだ。兄たちの死亡と帰国命令を知ったライアンは、戦友を残して自分だけ帰国することはできないときっぱりと言い放つ。

ライアンの意思がミラーたちの心を捉え、共に踏みとどまりドイツ軍と一戦を交えることに。乏しい兵力、装備という悪条件の中、仲間たちは次々と銃弾に倒れ、ミラーもついに爆撃を受け死んでしまう。ライアンに「しっかり生きろ」と言い残して…。

98年度(第71回)アカデミー賞では11部門にノミネートされ、興行面でも全世界で大きな成功を収めた作品。アカデミー賞最優秀監督賞(スピルバーグ)を受賞している。

『プライベート・ライアン』のスタッフとキャストについて

Franck BarskeによるPixabayからの画像

スティーブン・スピルバーグ監督:フォーブスの「アメリカで最も裕福なセレブリティ」2位の人物である。2018年には総興行収入が100億ドル(約1兆728億円)を超えた初めての映画監督となった。正に巨匠!ユダヤ系アメリカ人。撮影においてリハーサルをほとんど行わないなど、凄まじいほどの早撮りとしてしられている。3時間近くある自身渾身の大作である本作品『プライベート・ライアン』は2か月で撮影を終えたという。また、このために多作である。

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撮影監督ヤヌス・カミンスキー:ポーランドのジェンビツェ(Ziębice)出身。『シンドラーのリスト』(94)を起点に、スティーヴン・スピルバーグ作品の撮影を担当しており、スピルバーグ映画の撮影スタイルの傾向を変えた重要人物。

トム・ハンクス:コメディアンとして「サタデー・ナイト・ライブ」(85~)などに出演する。1984年、ロン・ハワード監督作「スプラッシュ」で注目を集め、「ビッグ」(88)でアカデミー賞に初ノミネート。本作品では元高校教師の中隊長役を好演。個性溢れる隊員を上手くまとめている。作戦行動において、的確な判断力と瞬時の決断力が素晴らしい。

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『プライベート・ライアン』のネタバレ感想

Nadine DoerléによるPixabayからの画像

冒頭の30分のノルマンディー上陸作戦の凄惨な戦闘シーンの映像には本当にびくり仰天しました。上陸しようとする連合軍に対するドイツ軍からの執拗な銃撃が雨あられの如く降り注ぎ、ばたばたと同胞が倒れていく様子は正に地獄の様相です。実際の戦闘はもっと悲惨だったと思いますが、無事生き伸びている事が不思議な世界でした。正直こんな戦争に参戦して死にたくないなぁと思ってしまいました。

マッド・デーモン扮するライアン二等兵は兄3名を戦争で失うという悲劇に見舞われます。トム・ハンクス扮するミラー大尉・中隊長が命懸けで救出に来ているにもかかわらず、仲間を残して一人戦線離脱する事に頑として応じようとしません。大変な男気を示しますが、それが原因でミラー中隊長はじめ数多の彼の配下の兵隊も命を落とす事になってしまいます。

ライアン二等兵が戦線離脱しなかったばかりに、命を危険に晒し橋を死守する作戦に参加します。ライアンの命を守り抜くしか選択肢はありません。少し後味の悪い結果になってしまいましたが、戦争という常軌を逸した状況の中で、正しい判断など到底望めないと思うので、仕方がないことでしょう。

本作品は日米を含め全世界の興行成績は素晴らしいのは、永遠に続くと思われた戦闘シーンの描写の迫力にあると思います。上述の通り冒頭の30分とラストシーンです。

ミラー中隊長の戦闘時における精確な作戦指示も精彩を放っていました。一瞬の判断ミスは即味方兵士の死や部隊の全滅の要因となります。所属する指揮官の能力の優劣は兵士にとっては命に関わる絶対的な問題だと思いました。

最後に

本作映画の舞台となった「オマハ・ビーチ」の公式記録は次のように述べる。

「上陸10分以内に(先導)部隊は指揮官を失い活動能力を失った。指揮をとる全ての士官および下士官は戦死または負傷した。……それは生存と救助のための闘争となった」

2500名とも、4000名とも言われる、多数の死傷者が出たが、それにもかかわらず生存者達は再編成され内陸に進撃した。死傷率が一番高かったので「ブラッディ(血まみれの)・オマハ」と呼ばれている。死傷者の割合は50%に達する凄惨な戦いであったとの事です。

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