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おすすめ映画感想|『ネバーランド』(2004/マーク・フォースター監督)ジョニー・デップ主演の戯曲『ピーター・パン』創作にまつわる人間ドラマ【U-NEXT視聴】

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『ネバーランド』のあらすじと概要

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2004年イギリス,アメリカ映画。劇作家ジェームズ・マシュー・バリ(ジョニー・デップ)と、心に傷を負ったデイヴィズ一家の交流を繊細に描くヒューマンドラマ。舞台は1903年のロンドン、新作が失敗に終わり落ち込むジェームズは、翌日ケンジントン公園へ日課の散歩に出かけ、偶然に美しい未亡人シルヴィア(ケイト・ウインスレット)とその4人の息子達に出会います。父を病気で亡くし心を閉ざした少年にジェームズは信じることの大切さを教える。そして一家との交流を深める中で、ジェームズは名作「ピーター・パン」の構想を作り上げていくのでした。

変わり者という風評の絶えなかった劇作家ジェームズ・M・バリが「ピーター・パン」を生みだした背景には、ある幼い兄弟と、その母親との心の交流があったストーリーを描写しています。

なお、3男のピーター少年を演じたフレディ・ハイモアはジョニー・デップの推薦でティム・バートン監督の「チョコレート工場の秘密」に出演します。

『ネバーランド』のスタッフとキャストについて

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マーク・フォースター監督:ドイツ出身。ハル・ベリーを黒人女優初のオスカーに導いた「チョコレート」(01)で国際的に知られるようになった。その後、ブラッド・ピット主演のゾンビ映画「ワールド・ウォー Z」(12)、ディズニーの人気キャラクター「くまのプーさん」を実写映画化した「プーと大人になった僕」(18)など、幅広いジャンルの作品でメガホンをとっている。

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ジョニー・デップ(ジェームズ・マシュー・バリ):公園で偶然に知り合った未亡人と4人の息子たちとの交流を始めます。何とも不思議な関係をごく自然に演じています。

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ケイト・ウインスレット(シルヴィア・ルウェリン・デイヴィズ):世界的大ヒット作「タイタニック」(97)のヒロイン・ローズ役で人気を集め、アカデミー主演女優賞などの候補に挙がる。その後も良質なドラマ作品に多数出演し、「アイリス」(01)でアカデミー助演女優賞、「エターナル・サンシャイン」(04)と「リトル・チルドレン」(06)で同主演女優賞にノミネート。「愛を読むひと」(08)でアカデミー賞6度目のノミネートにして初めて主演女優賞を受賞し、実力派女優としての評価を一層高めた

フレディ・ハイモア(ピーター): 本作品出演以降も名子役として大活躍、「アーサーとミニモイの不思議な国」(06)とその続編、「スパイダーウィックの謎」(08)といったファンタジーのほか、ラッセル・クロウの少年時代を演じた「プロヴァンスの贈りもの」(06)「奇跡のシンフォニー」(07)などに出演。「ライラの冒険 黄金の羅針盤」(07)などに声優として参加している。

『ネバーランド』のネタバレ感想

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本当に純真な真心で、シルヴィアと4人の子供達に接するビル役のジョニー・デップは良く似合っていたと思います。自分には本当の妻がありながら、シルヴィア夫人の家庭にまるで「父親」として入り浸ってしまいます。家を空けっぱなしにする夫を見かねて、最後に家出してしまう心境というのは良く理解出来るような気がします。しかしながら、夫の作品が上演される初日には必ず観劇に訪れるというのは、最後まで彼の才能をやはり信じていたのかも知れません。

劇作家として育ち盛りの少年たちと生活を一緒にしている内に、ファンタジー劇の構想が出来上がって行くところが、やはり芸術家としての才能があったからだと思いました。ただの男としては4人もの腕白坊主を相手にしていては、ファンタジーの劇の構想が浮かぶどころの騒ぎではないと思いましたが。

なお、はっとしましたが、本作品の中でジョニー・デップが海賊に変装しでシルヴィアの家を訪れ子供たちを驚かせます。この時既に「カリブの海賊」シリーズは2003年から始まっているので、撮影時期は少し重なっていたのかもしれません。

最後に

ケイト・ウィンスレット&シアーシャ・ローナン主演『Ammonite』(原題)最新作の情報はありますが、ケイトは実在の化石採集家メアリー・アニング、シアーシャはその恋人シャーロット・マーチソンを演じているという、まだ限定的な内容です。シアーシャは最近の『ストーリー・オブ・マイライフ/若草物語』にも出演しています。

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