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映画『ボーン・アイデンティティー』(感想)記憶を失った男ジェイソン・ボーンを巡るサスペンス・アクション。

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『ボーン・アイデンティティー』のあらすじと概要

sujuによるPixabayからの画像

原作は人気作家ロバート・ラドラムのポリティカル・サスペンス3部作の第1作「暗殺者」(新潮文庫)。銃に打たれ負傷し、マルセイユ沖の海上で発見され、漁船に救出された記憶喪失の男(マッド・デイモン)は、なぜか戦闘能力や語学に飛び抜けた才能をもっていた。自分自身の身元を探ろうとするが、手がかりは皮膚の下に埋め込まれていたスイス・チューリッヒの銀行口座を示すマイクロカプセルだけであった。しかしながら、彼の前には彼を狙った暗殺者が次々に現れ、その危機を乗り越えていく。

監督は「スウィンガーズ」「go」では撮影も兼任したニューヨーク出身の俊英ダグ・リーマン。「ラン・ローラ・ラン」のヒロイン役、フランカ・ポテンテが主人公に協力する女性役で共演する。

『ボーン・アイデンティティー』のスタッフとキャストについて

sujuによるPixabayからの画像

ダグ・リーマン監督:ニューヨーク出身、2002年の本作『ボーン・アイデンティティー』が大ヒット。続編の『ボーン・スプレマシー』、『ボーン・アルティメイタム』には製作総指揮として参加している。

マット・デイモン(ジェイソン・ボーン):1970年、ボストン出身。デビュー以来、暫し役に恵まれずなかなかブレイクに至らなかったが、親友のベン・アフレックとともに脚本を執筆・出演した「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」(97)でアカデミー脚本賞を受賞し一躍注目を浴びるようになった。

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フランカ・ポテンテ(マリー・クルーツ):1974年ドイツ生まれ。1998年、トム・ティクヴァ監督の『ラン・ローラ・ラン』のヒットで世界的に知られるようになった。2001年の『ブロウ』からはアメリカ映画にも出演し、本作品『ボーン・アイデンティティー』ではマット・デイモン演じる主人公の恋人役に抜擢された。さらに、2007年にはエリック・バナと共演したオーストラリア映画『ディア マイ ファーザー』、2008年にはスティーヴン・ソダーバーグ監督、ベニチオ・デル・トロ主演の『チェ 28歳の革命 / 39歳 別れの手紙』に出演している。

在スイスのアメリカ領事館詰めの海兵隊員の追跡をかわしたジェイソンは、たまたま居合わせたマリーに金(2万㌦)を払い、彼女の車(赤い「ミニ」)に乗って自分が住んでいたアパートのあるパリに向かうことになる。共謀犯として二人共警察から指名手配を受けてしまう。

クリス・クーパー(テッド・コンクリン):1951年、米ミズーリ州カンザスシティ出身。オスカー作品賞受賞作「アメリカン・ビューティー」(99)で全米映画俳優組合賞助演男優賞、スパイク・ジョーンズ監督の「アダプテーション」(02)でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演男優賞に輝いた。

本作ではボーン殺害の指示を出す”悪役”として出演。

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『ボーン・アイデンティティー』のネタバレ感想

Markus BaumelerによるPixabayからの画像

小気味の良い頭脳プレイと、身のこなしで暗殺者の手から逃れていく。軽快で早いテンポの展開に、清々しさを感じる映画でした。また、赤いミニを駆使したヨーロッパの古い町並みでのカーチェイスはなかなかの見応え!

スイスのアメリカ領事館で、海兵隊から追われるシーンがあります。ビルから脱出するシーンは外壁にある足元の僅かなでっぱりを伝わり逃げ出します。映画冒頭の物凄く緊張させられるシーンでした。

螺旋階段の真ん中の空間を、死体を下に落し乍ら、階段を上がろうとしている暗殺者を拳銃で撃ち殺すシーンがありました。こんなシーンは絶対に思いつかないと思います。死体が緩衝体となりいくらかは衝撃を緩和で来たかもしれませんが、ジェーソンは20メートルはある高低差をものともせず、落下地点から、何事もなかった様にすたすたと歩き去って行きます。

マリーの元恋人の家に一晩だけ匿ってもらいますが、翌朝飼い犬がいない事から周囲は既に敵に取り囲まれている事を察知します。元恋人と子供を地下室の安全なところに避難させます。さすがに3000万㌦を掛けて鍛え上げられた“暗殺者”ジェイソンは、自分の身を“鉄壁”に守る術も身に付けていました…

但し、ラストで明かされますが、指令を受けた暗殺実行の際、傍らの子供たちの姿がチラつき、それに邪魔をされ、命令を実行に移す事が出来ず結局失敗してしまいます。この部分はジェイソンの人間性が露わになります。そういった所も本作映画シリーズの重要な見どころの一つでした。

すこぶる付の極め付きのアクションシーンに加え、相当ハイレベルな頭脳プレイの連続、脳幹が刺激されまくりの素晴らしい映画でした。

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