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福島の名湯 〜高湯温泉〜 ”花月ハイランドホテル”

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福島県最北端に位置し、吾妻連峰を越えると反対側は山形県となります。自動車では東北自動車道を利用しても300㌔以上あるので、かなりの運転のし甲斐があります。しかしながら、東北新幹線を利用すれば、わずか1時間半という驚く近さです。また、今回訪問した高湯温泉はJR福島駅から車でわずか40分という交通至便な場所にあります。たった2時間強で都会から大自然の真っただ中に身を置くことが出来ます。

東京から福島高湯温泉への旅程

★ 新幹線利用 東京⇛福島 東北新幹線で1時間30分、 JR福島駅⇛高湯温泉 無料マイクロバスで40分

★ 車利用の場合 東北自動車道 東京(浦和IC) ➡ 福島西IC 250㌔約3時間 一般道16㌔30分

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高湯温泉(花月グランドホテル)とは

新幹線車窓より吾妻連峰を望む(標高2035㍍)

高湯温泉とは

JR福島駅から山沿い方面を眺望すると東北の名山吾妻山(2035㍍)が高く聳えています。まだまだ雪が多く残り、山肌は白く輝いていました。その中腹の標高750㍍付近に高湯温泉の宿8軒と共同浴場1軒が固まって存在しています。高湯温泉は高地に位置することから、山形の蔵王温泉、米沢の白布温泉と並び”奥州三高湯”と謳われてきたそうです。

高湯温泉は開湯400年のとても古い歴史のある温泉です。この温泉の最大の特徴は9か所もの自噴源泉と加水加温を一切しない本物の”源泉掛け流し”温泉であることです。

白濁の湯の泉質は、酸性(Hp2.6)、含硫黄ーアルミニウム・カルシウム硫酸塩温泉で、非常に薬効の評判が高く多くの人が毎年訪れています。

”花月ハイランドホテル”の泉質

露天風呂からはほんの僅かながら吾妻連峰の頂を望むことが出来た

牛乳風呂のような綺麗な乳白色が癒される
自噴直後の温泉水は透明ながら湯船に入ると白濁する

夜間の入浴時は光の加減で青味を増す色彩
こんこんと湧く硫黄泉
4月上旬乍ら雪が積もる程降っていたので、『雪見風呂』を満喫
他の泊り客は居たのだが、いつも浴槽は貸し切り状態で寛げた!

他の宿がほとんど一軒温泉宿風な作りになっていますが、ここだけ近代的なホテルで威容を誇っています。温泉集落の多分最上部だと思われますが、かなりの高台に位置する為、晴れた日の夜は福島市内の”夜景”を愉しむ事が出来ました。到着日の晩は夜景は見えていましたが、夜半より急に降雪となり、朝には駐車場の車が真っ白くなるほど雪が降り積もりびっくりしました。

やはり、何と言っても乳白色の『硫黄泉』の源泉掛け流し、加温・加水・循環ろ過無しという生の源泉に酔いしれる体験が出来ました。効能も素晴らしく「比類なき抗酸化力」などと謳われていました。訪れていた方々の話を聞いていると最低でも3連泊、中には2,3ヶ月の長期逗留をされている方もいるそうです。なんとも羨ましい話です。

食事は山中にも拘らず、山海の食材を合わせた料理が提供されました。

共同浴場”あったか湯”

共同浴場あったか湯 250円/人 地元の人か旅行客か結構混んでいたので湯船写真撮影は不可
あったか湯駐車場から見下ろす事が出来る「分湯箱」
温泉から流れ出した乳白濁色の温泉が流れる通路
源泉のパイプが渓流沿いに敷設されている

共同浴場「あったか湯」の至近距離に源泉の分湯箱が存在し、そこから各旅館には地形の落差を利用してそのまま新鮮な温泉が源泉から湯船まで引湯されてるとのこと。当に生まれたての源泉に浸かる事が出来るとのことでした。

高湯温泉のほとんどの宿が日帰り温泉客を受け入れているのですが、ゆったり湯は価格が多少安価な事250円という事から、また、泉質は素晴らしいことから人気があるようでした。

高湯温泉に2泊3日したのですが、車が無い為、あったとしても今回は山方面は降雪の為、身動きできない状態でした。結局、歩いて10分程下った共同浴場あったか湯に出掛けてみました。露天風呂が一つのみの簡素な作りの温泉ですが、泉質はやはり抜群です。温度が多少宿泊しているホテルより高いと感じた以外は殆ん変わらない印象を受けました。

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周辺には磐梯・吾妻スカイラインを利用して吾妻連峰のハイキングコースまで簡単に行くことが出来ができますが、今回は行くことは出来ませんでした。尚、4月にも拘らず山頂付近には多くの雪が残り、この時期の登山にはまだ冬山の装備が必携と思われました。遥か30年以上以前、11月前後に吾妻連峰に登った記憶があります。昔の記憶ですが、その時もかなりの降雪と降り積もった雪で登山道のルートファインディングに苦労しました。ルートの確認に手間取り、山中に重い荷物を置きルートを探しまくったのを良く覚えています。幸いに経験豊富なリーダーの先導があった為、落ち着いた行動ができましたが、2000㍍の山でも一たび天候が悪化するとリスクは急速に高まるので注意が必要です。

宿泊第2日目は朝から暫く太陽が顔を出していたにも関わらず、徐々に視界が無くなるほどの降雪となるなど、目まぐるしく天気が変化し、気温も急激に下がりました。山に入山するのは5月、6月の安定した時期を狙ってい訪問した方が良いかもしれません。

高湯温泉にはこの地区の温泉共同組合の共同浴場”あったか湯”があるほかは各1軒宿が道路沿いに散在しています。2,3年前に「玉子湯」には宿泊させて頂いたことがありますので、今回で高湯温泉は2度目の訪問となりました。他にもそれぞれ個性ある宿がなるあるようなので、次回はまた異なる宿を選んで宿泊してみたいと思います。

最後に

夏のハイキング、フルーツ狩りなど愉しみは多いと思われますが、この時期まだ春の少し遅い山里では温泉に入る以外のことは一切ないような気がします。その意味では本当に温泉三昧にはうって付けです。本を何冊か持参し、温泉・読書・温泉の繰り返しは゛至福”の時間の使い方でしょうか!

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