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【丹沢】ヤビツ峠から塔の岳表尾根縦走と秦野天然温泉「さざんか」再訪2021年4月

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久し振りの丹沢登山を愉しんできました。絶好の登山日和で、前日の天気予報では全く雨の心配が無く、早朝から快晴となりました。

8:25秦野駅発のヤビツ峠行きバスに乗ろうとして8:00秦野駅到着の小田急線に乗った所、バス停には既に20-30人の行列が出来ていました。何とか座れるだろうと思っていましたが、最後の一席にようやく滑り込むことが出来ました。わたしの後方の20人位の乗客はおそらく臨時便が増便されたのではないでしょうか? さもなければ、一両のバスに押し込められ、40分程度の山道を立っていかなければなりません。平日の午前はこの8:25のバス一本しかないので注意が必要です。土日でも7〜9時台に4本とかなり少な目です。

丹沢表尾根縦走ルート ヤビツ峠〜塔の岳(1491㍍)〜大倉尾根

ヒメウツギ? ヤビツ峠バス停下車後登山口までの車道にて
至る所に群生しているスミレ

何回か同じルートで登っているので道は大体覚えています。今回は久し振りなので少し緊張しました。まず、山に登ること自体が久し振りで、3月のニセコのスキー以来脚に負担を掛ける運動はそれ程していませんでした。まず、初めは高尾山位で足慣らしをとも考えましたが、今回は魔が差し、いきなり塔の岳に挑戦することになりました。

9 : 02 ヤビツ峠出発
9 : 21  富士見橋
10 : 20 二の塔
10 : 53 鳥尾山
11 : 30 政次郎の頭
11:52 新大日
12:30 塔の岳到着
13 : 05 塔の岳出発
13 : 41   花立山荘
14 : 13   堀山の家
15:03  見晴茶屋(有料トイレあり)
15:50  大倉バス停着

前回の表尾根縦走と比べて感じた事は、木道が非常に良く整備され歩き易く(?)なった様な気がします。木道、階段を嫌がる人もいますが、泥だらけの道をつるつる滑りながら登るよりはよっぽど楽ではあります。

道路がほぼ一本道なので全く道に迷う心配がありません。また、標識の整備が明確で、残りの行程がどれくらいあるのか直ぐに分かります。また、大小のピークが点在している為、休憩ポイントとして目印になります。

尾根に突き上げる直ぐに富士山の絶景が目に入るので、感動しました。また、目指す塔の岳のピークも常時はっきり見えています。かなり遠方に見えるので、先を急がなければなりません。

塔の岳の見どころ

新緑と春の花 〜花の宝庫・丹沢〜

マメザクラ
mま
馬酔木

ヤビツ峠のバス停を下りて歩き出した瞬間、春の花々の大歓迎を受けて感激しました。ヒメウツギだろうと思いますが、花が下を向いた清楚な感じのする花です。車道沿いにかなりの本数がありました。木々の下には数知れない数のスミレの群生です。非常に小さな花ですが、一生懸命咲いています。

それと山の尾根道にはマメザクラが満開でした。通常の桜と比べて非常に小さい花ですが、鮮やかなピンクの花弁がとても綺麗です。

白い花は馬酔木だと思いますが、群落が所々にあり見事に満開でした。登山口と山頂付近の標高差が1200㍍もあると、新緑の眩しいところと、まだ、芽吹き初め前の冬の様相の山頂付近の季節の移り替わる様子を一日で愉しむ事が出来る珍しい時期だと思います。

高低差1200㍍の本格的な登山気分を味わえる

ここから愈々本格的な登山道へ
山腹から見上げる雄大な富士山
表尾根ルートのほぼ中間地点まで来ました。まだ、先は長い。
蛭ケ岳方面
木道が多い
何か所かある鎖場 ものすごく太い頑丈な鎖を伝わって下りる
多少は緊張します
あと1.9㌔まできました
塔の岳頂上1491㍍
頂上に立つ素仏山荘
大倉尾根を少し下った花立山荘(平日は休業中)お汁粉が有名

新宿から2時間で本格的な登山が出来るというのは希少価値がある山だと思います。しかも、平坦な登山道ばかりではなく、鎖場、階段などちょっぴりスリルを味わえたりもします。塔の岳のピークへの最後の上り、胸突き八丁はかなりきつい上りが待ち構えています。

何か所かある鎖場よりも、両側がガレ場となっている10㍍位の痩せた尾根筋を通過するのが、危険はそれ程ありませんが、万が一足を踏み外すと心配な個所が一か所だけありました。また、この場所は沢を吹き上げて来る涼風(夏場なら気持ちいいのですが)で、緊張感が増します。

平日にも関わらず予想をはるかに上回る登山客が訪れているのには、びっくり仰天しました。丹沢山域の人気の高さが良く分かります。

今日は下りは3時間弱を要しました。本来、調子が良い時は2時間程度で下山できるのですが、脚が少し鈍っていたのかもしれません。本格的な夏山シーズンに向けて、今後は月1,2回程度の山行を重ねて備えたいと思いました。

大倉バス停まで下りてくると既にバスは待っており、乗った瞬間、絶妙なタイミングでバスは出発しました。大倉バス停は平日でも一時間に2便と便数は多少多めなので時間帯を気にせず下山することが出来ます。

下山後の日帰り温泉浴 「さざんか」東海大学前下車徒歩7分

秦野天然温泉「さざんか」

もともと鶴巻温泉にある「弘法の里湯」に行く予定でしたが、玄関前まで行ってみると月曜日は休館日でした。登山靴を洗う水場が玄関前にあったので、靴だけきれいに洗わせてもらいました。このまま帰ろうかとも考えましたが、思い直して、東海大学前駅まで一駅戻り、「さざんか」に入る事にしました。

非常にゆったりした作りの日帰り温泉施設です。1000㍍の地下から「自噴」している天然温泉と謳っています。山から下りて来て喉が渇いたのと、サウナに入って水分補給の為、丹沢山系の美味しいをがぶ飲みしました。ここの水風呂は18度です。温泉とサウナで火照った体にはかなり刺激的な水風呂がとても魅力的でした。

料金平日700円、休日850円。 鶴巻温泉「弘法の里湯」は1000円です。

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