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映画『幸せのレシピ』(2007/スコット・ヒックス監督)感想‣キャサリン・ゼタ=ジョーンズのシェフ役がとても似合う!

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『幸せのレシピ』のあらすじと概要

Free-PhotosによるPixabayからの画像

ドイツ映画「マーサの幸せレシピ」をキャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演でリメイクしたロマンティック・コメディ。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズとアーロン・エッカートが、性格のまったく異なる男女の恋愛劇を軽妙に演じている。

「シャイン」のスコット・ヒックス監督がメガホンを取る。マンハッタンにある高級レストランの総料理長を務めるケイトは、完璧主義者で、ファンが付くほど料理の腕が立ちます。しかし他人とのコミュニケーションに難があり、オーナーの命令でセラピーにも通わされています。突然の事故で姉を亡くし、9歳の姪ゾーイを引き取りますが、仕事と子育ての両立で悩みを抱えることになります。

一方、職場にはオーナーの意向で、突然新進気鋭の料理人ニックが、産休に入る副料理長の後任として新たに加入してきます。完璧主義者のケイトは陽気な性格で、厨房でオペラ音楽を愉しんでいるニックに反感を募らせていきますが、仕方なく厨房に連れて来たゾーイと打ち解けるニックの姿を見て、恋心を抱くような微妙な変化が現れてきます。

『幸せのレシピ』(原題は、 No Reservations)

『幸せのレシピ』のスタッフとキャストについて

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スコット・ヒックス監督:1953年生まれ、オーストラリア出身。1989年天安門事件直前の中国を撮ったテレビドキュメンタリー作品『鉄壁・万里の長城』で高い評価を得ている。1995年、ピアニストデヴィッド・ヘルフゴットの伝記映画『シャイン』がアカデミー賞7部門にノミネートされ、世界的な知名度を得る。続く『ヒマラヤ杉に降る雪』、アンソニー・ホプキンス主演の『アトランティスのこころ』も好評を博した。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(ケイト):1969年生まれ、イギリス、ウェールズ出身。98年、スティーヴン・スピルバーグらの目にとまりアンブリンの大作「マスク・オブ・ゾロ」に出演し、トップスターの中身入りを果たす。

本作品では非常に神経質で、気の強い女性シェフ役を演じる。

出演作品投稿記事:

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アーロン・エッカート(ニック):「エリン・ブロコビッチ」(00)でジュリア・ロバーツの相手役を演じて広く名が知られるようになり、「ザ・コア」「ペイチェック 消された記憶」(ともに03)など話題作に多く出演するようになる。

アビゲイル・ブレスリン(ゾーイ):1996年ニューヨーク出身。ロードムービー「リトル・ミス・サンシャイン」(06)で演じた、個性的な面々がそろう一家の娘オリーブ役が絶賛され、10歳にしてオスカー助演女優賞にノミネートされた

『幸せのレシピ』のネタバレ感想

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レストランオーナーが、シェフに一切何の相談も無く、副料理長候補の料理人を厨房に勝手に入れる事って、この世界ではあり得る事なのでしょうか? シェフ・ケイトに取っては我が家に等しい厨房に赤の他人がどかどかと上がり込んできたのですから、最初は冷淡な態度を取ってしまうことは理解出来ます。

一方、交通事故で母親を亡くしたゾーイは叔母であるケイトに中々懐こうとしません。ケイトが一所懸命歩み寄ろうと努力しますが、逆に「無理しなくていい」とゾーイからたしなめられてしまいます。

9歳の少女の扱いはかなり神経を使うものです。しかしながら、もともと根が明るく誰とでも打ち解けやすいニックはあっという間にゾーイと仲良くなってしまいます。今まであまり食欲が無かったゾーイですが、ニックの作った賄い食のパスタを大口で平らげてしまいます。

そんなゾーイの心情の変化に触発されたのか、ケイトもニックに対する敵意から、180度転換して好意に急激に変化していく有り様が繊細に描かれています。ここが本作品の山場ではないでしょうか?

その後またもや一波乱ありますが、結局最後には二人(いや三人)が念願の自分のレストランを開業して、ハッピーエンドを迎えます。厨房ではお互いが干渉しないように赤い線が引いてあったのが笑えます。

最後に少し思った事は、是ほど自分の技量に自身を持っていて、それなりのファンも確かに多い様に見えますが、「レアじゃない、焼き過ぎだ」と文句を言う客に生のステーキ肉を目の前のテーブルに叩きつける様な態度はいくら何でもやり過ぎの様な気がします。こういう態度を取るシェフに真心こもった美味しい料理が本当に作れるのかと心配になりますが、、、

題名の「幸せのレシピ」の意味が余り良く分かりませんでした。更に、原題の「No Reservations」というのも正直さらに分かりませんでした。どなたか解説をお願い致します。

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