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【上越】野反湖キャンプ場前泊で楽しむ、日本200名山・白砂山日帰り登山

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群馬県中之条町から45㌔の道程は相当な山道となっています。途中の道の駅六合(くに)で一服し、そこから更に先に進みます。野反湖は想像以上に大きく、美しい神秘の湖です。既に標高1513㍍、しかし日中の陽射しはかなり強烈でした。余裕をもって前の日に野反湖キャンプ場にテントで前泊、体調万全で翌日早朝から登山を開始しました。アップダウンが激しく登りに4時間を要する手強い山であることが身に沁みました。今回目的の白砂山は登山口からの標高差はわずか600㍍ですが、決して侮れません。

幸いにして、天候に恵まれた事(快晴で強烈な陽射しは暑過ぎた…)と若干時期的にちょっと遅めながらも数多くの高山植物にめぐり会う事が出来ました。次回は今回端折った「八間山」「野尻湖湖畔ルート」をメインに6,7月の山歩きを楽しみたいものです…

都心から「野反湖キャンプ場」「白砂山」へのアクセス

関越自動車道の渋川伊香保インターチェンジから国道353号や国道405号などを経由して71㎞、野反湖(のぞりこ)の北側に位置している野反湖展望台/野反湖キャンプ場近くの白砂山登山口駐車場(登山時)を利用。キャンプ場へはそこからキャンプ場専用の山道2,3分更に進んだ突き当りにビジターセンターがあります。そこでチェックイン手続きを行います。

道路は全線舗装されていますが、急カーブの連続の山道となります。特に中之条町から野反湖までの道路は狭い箇所、対向車もあり運転には細心の注意が必要となります。

早朝、朝靄の中で野反湖湖畔で既に釣りを楽しむ人の姿を湖面に発見

早朝、車のドアを開け示しても車から離れようとしないトンボ!

「白砂山」歩程11.8㌔(参考タイム)

野反湖キャンプ場から近い「白砂山登山口駐車場」から白砂山頂上までのコースを往復ピストンコースを利用。本来稜線の美しいと言われる八間山経由の周回コースとしたいところでしたが、今回は諦め時間節約の為元来たルートをそのまま戻りました。

5:47 白砂山登山口出発

7:40 水場(野反湖見晴台)着

8:21 八間山分岐着

8:40 猟師の頭着

9:47 白砂山山頂着(登り4時間)

11:00 猟師の頭着

11:41 八間山分岐着

12:23 水場着

13:35 地蔵山通過

14:51 駐車場着(下り約5時間)

登山ルート及び状況説明

登山口と山頂との標高差はわずか640㍍程度しかありません。登りに4時間を要している事からも、いかにアップダウンのきつい山かという事がわかります。8月12日(土)に登りました。当日擦れ違った登山客は10組程度でした。半数以上がトレイルランを楽しまれている方々でハイピッチで追い抜かれて行きました。統計でも8月に登られる方は比較的少ない様です。理由は多分標高の低さ(2140㍍)の為の暑さを敬遠しているのだと思われます。野尻湖湖畔のキャンプ場では、朝晩ば涼しく快適に過ごす事ができましたが、やはりこの時期、稜線上での日差しはかなり強烈でした…熱中症対策が必須となります。

登山開始早々野反湖キャンプ場方面を振り返る。朝靄が覆っていますが、空にはほとんど雲が無い快晴。澄んだ空気で気持ちが良い。

怪しげな雲も現れては直ぐに消え…

山麓の樹林帯で多くの巨木が眠りを覚まします

朝日が当たり始める登山道、稜線に突き上げるまでは大部分を西側斜面を歩く為、日差しは遮られています。

ハンノキ沢の「渡渉」架け橋の一部が崩壊していた為、渓流の半分は渡渉せざるを得ず。足首位の水位で、両足とも靴下を濡らしました…登山開始早々靴の中まで水に濡らし気持ちが悪い出だしとなります…

今度は一匹のサルと対面。初めは道にいましたが、人を見掛けると木に登りこちらを観察している様子(よく見ると口に木の枝を咥えた゛木枯し紋次郎”サル)

木に張り付けられた標識、位置が一発で分かる番号札。但し、47,48番目以降の看板は目に着か来ませんでした。万が一の場合緊急連絡用の電話番号の記載がありました。しかし、ソフトバンクは山中通話可能エリアがかなり限定されている為、通信不可となってしまいました。

リンドウの蕾 もうすぐ開花!

比較的歩き易い道もあれば、岩混じりで歩き難い箇所もあり…

山中至るところに美味しそうな「きのこ」を見る事が出来ます。まったくきのこの知識が無い為、食用可なのか有毒なのか分からず(残念)

非常に歩き易い場所、しばらく行くと下くさ(クマザサ)を刈っている人を見掛けました。大分歩き易くなっています。

静寂が支配する幻想的な朝の一瞬の風景…

登山道はほぼ一本道、適宜標識、赤いテープの目印がある為道迷いの心配はほぼありません

”水場” 付近にはテントを張るスペースもあります。水場も登山道から5分程度の場所にあるようです。野反湖を展望出来る場所でもあり。

この辺りから、足場の確保がかなり厄介な登山道が増えて来たような気がしました。登りはともかく、下りに神経を使いました。

漸く「白砂山」方面の視界が開けてきました。この時は気が付きませんでしたが、「白砂山」は手前の大きな山ではなく、最奥の4つ目のピークの山でした。アップダウンの繰り返しとなっていました!

アキノキリンソウ?

八間山分岐地点より稜線を望む…

八間山方面に続く心躍る稜線ルート

稜線上にもリンドウの蕾

ノリウツギ 季節外れのアジサイのよう…

クマザサを分けて天に昇るような登山道…

右上ピークの4つ目の最奥まで…遠い!

稜線は果てしなく続いている様に見えます・・・

見えている遠くの山並の山名がはっきりわかりません!

エゾオオアザミ?の大きな蕾、葉の鋭いギザギザが手の甲にぶつかるとちょっと痛い!

気持ちの良い稜線ルートとはいうものの、かなりのアップダウンの繰り返しが続きます…

見晴らしの良いちょっとしたピークとなっています

後方を振り返ると歩いてきた稜線ルートと左下に草津の街?が見える

ミヤマヨメナ?

オミナエシ

オミナエシ 地上の星!?

ハクサンフウロ

朝露に濡れる瑞々しいハクサンフウロ

ミヤマアキノキリンソウ?

少しばかりやっかいな「金沢レリーフ」ゆっくり通過すればなんの問題も無し

巨大な山塊、山頂までのルートがくっきりと…

??

ノリウツギ

ゴマナ???

結構ハードな山であることを実感しました。

天気予報通り徐々に雲が増えて来たものの、まだまだ明るい空…

一面のお花畑・・・

リンドウと群生する黄色い花 仲良し!

ハクサンフウロの群生

谷間を覆い尽くす高山植物群

白い変わった形状の花 エゾシオガマ?

ニョキニョキ・・・本当に種類が豊富なキノコ

多種多様の木のもルート上にたくさん見つける事が出来ます

ここまで来れば、残りはもう僅か…

「野反湖キャンプ場」及び下山後の立ち寄り湯情報

野反湖キャンプ場

大規模なビジターセンター内でキャンプ場テントサイトの受付を行います。チェックインは12:00開始。テント敷設料1700円、テント入場料660円と若干高目乍ら施設(水洗トイレ、炊事場、有料シャワールーム、売店など)が完備されている為とても快適・安心。但し、広大なテントサイトながら事前予約制となっています。バンガロー施設も併設されています。

テントサイトへは山道を800㍍程下る必要がある為、リヤカーの無料貸し出しを行っています。

場所は広大、平坦な場所は選び放題!

この木の下をテントサイトに選びました。野反湖は前方下方に見えています。標高1500㍍の高地ながら日中は暑い💦

立ち寄り湯 道の駅六合(くに)内併設 応徳温泉くつろぎの湯

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