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おすすめ映画『ブルー・ミラクル』(2021/フリオ・キンタナ監督)感想‣高額賞金のカジキ釣り大会を舞台に嘘の様な本当の話!

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『ブルー・ミラクル』のあらすじと概要

Agustin E. BatazによるPixabayからの画像

メキシコの児童養護施設の子供たちが、銀行からの借金返済に追い立てられ閉鎖寸前の施設を救うために立ち上がる、実話に基づくヒューマンドラマ。

【Netflix配信】

施設で暮らす少年たち、海釣りの経験は一切なかったが、高額な賞金を手にするため、3日間行われる世界有数の釣り大会に出場することになる。監督と脚本を手掛けるのは『ザ・ヴェッセル』などのフリオ・キンタナ。『プリズン・ヴァンパイア』などのジミー・ゴンザレス、『僕のワンダフル』シリーズなどのデニス・クエイド、ドラマシリーズ「冒険野郎マクガイバー」などのブルース・マッギルらが共演。

本作品の元になった『ビスビーズ・フィッシング トーナメント』は1982年創設され、第1回 トーナメントは、賞金1万ドルを僅か6艇で争ったのが始まりで、2006年には183チームが参加。 スポーツフィッシング史上、最高賞金額390万ドルが優勝チームに支払われるまでになったという。

『ブルー・ミラクル』のスタッフとキャストについて

kandhal keshvalaによるPixabayからの画像

フリオ・キンタナ監督・脚本

ジミー・ゴンザレス:児童養護施設の施設長。11万㌦もの借金を抱え大変苦しい経営が続いている。藁にも縋るつもりで優勝賞金100万㌦の釣り大会に出場出来る事になった。

デニス・クエイト:1954年生まれ、米国・ヒューストン出身。青春映画「ヤングゼネレーション」(79)や群像ドラマ「ライトスタッフ」(83)で注目を浴び、「トラフィック」や「オーロラの彼方へ」(ともに00)などに出演。

漁船の船長役、過去2回フィッシング大会に優勝経験があることを誇りにしているが、現在は経済的に苦しい。

出演作品記事 ➢

トラフィック スティーブン・ソダーバーグ 監督映画 レビュー

ブルース・マッギル:1950年生まれ、米国テキサス州出身。フィッシング大会委員長役。

出演映画➢

映画感想|『コラテラル』(2004/マイケル・マン監督)トム・クルーズが殺し屋を演じる”スタイリッシュなノワール・スリラー”

映画感想|『マッチスティック・メン』(2003/リドリ―・スコット監督)

映画感想|『エリザベスタウン』(2005/キャメロン・クロウ監督)オーランド・ブルーム、キルステン・ダンスト主演青春ドラマ

『ブルー・ミラクル』のネタバレ感想

jack2562によるPixabayからの画像

【ネタバレ有り】

印象的なのが児童施設の中、トロール船の係留地、海洋のシーンが鮮やかなブルー一色に統一されている清々しい映像美でした。ストーリーは単純明快です。奇跡的に有名なフィッシング大会で高額賞金を獲得して、傾きかけた児童養護施設の起死回生を図るというものです。

見事としか形容のしようのないメキシコの海洋風景は圧倒的な美しさでした。大型カジキとの格闘シーンは最後に少しだけ、出て来るだけです。本作品では、船上他で登場人物の微妙な人間関係が語られていくところが核心部分となっています。児童施設経営者パパ・オマール、船長の二人の過去と現在、将来が紐解かれていくところに焦点が当てられています。また、施設の子供達はそれぞれ違った不幸な過去を背負っていますが、現在はパパ・オマールらの庇護の元、強く逞しく生きている様子が描かれています。

しかしながら、施設が借金を返済できず、封鎖されるというどうしようもない最大の危機に直面します。子供たちはまた保護者のいない「ストリート」生活に戻らざるを得ないという絶対絶命のがっけぷちに立たされていました。そこに、世界的に有名なフィッシング大会が開催されることになっていましたが、嵐の為、海外勢が続々と出場辞退となっていました。

急遽参加チームを増やす為、メキシコ国内地元チームは参加費用無料で参加が許可されるという千載一遇のチャンスに恵まれました。

3日間行われる大会で2目に大物カジキが掛かりますが、残念ながらルアーを食いちぎられ取り逃がしてしまいます。最終日3日目には、船長の悪だくみで120㌔そこそこも別の漁師が釣り上げたカジキを自分達が釣った事にして、2位、3位の賞金を狙おうとそそのかされますが、結局その悪巧み計画はオマール自ら断ち切ります。

最終日、釣れずに諦めかけていた頃、ようやく大物カジキを仕留めることが出来、ハッピーエンドに終わります。広大な透明の美しい海洋シーンを見るだけでも十分価値のある映画だと思いました。

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