新緑の日光に行ってきました。今回は、男体山、女峰山など日光連山や日光市街が展望できる山として有名な鳴虫山(なきむしやま)に登ってきました。また、この時期、満開のアカヤシオ、ミツバツツジを堪能することも楽しみでした。更に、下山後「やしおの湯」で汗を流し、東武日光駅に戻りました。今回の主な目的は次の4つでした。
- 芽吹き始めた眩しい新緑
- 鳴虫山のアカヤシオ(ミツバツツジ)
- まじかに見る残雪の残る日光連山の展望
- 下山後の日帰り入浴「やしおの湯」
なお、鳴虫山の山名の由来は「この山に雲がかかると雨になる」と言い継がれ、泣虫山➢鳴虫山となったという。また、登山時間は4時間程度しかかからないので、日帰り入浴をしない場合は、かなりの余裕がある為、日光東照宮などの市内観光に当てる事が出来ます。
前回の山行記事はこちら➢
【秩父】大持山・子持山〜武甲山、秩父のアカヤシオとカタクリの山、眩しい新緑の山歩き武甲山周遊の旅
日光・鳴虫山へのアクセス
今回は東武鉄道を利用しました。帰りの特急券は日光到着後直ぐに購入しましたが、既に午後16:00台の指定席まで完売の為、辛うじてわずか空席の残っていた17:44発の特急券を購入しました。GWの連休中は早目の予約が必要です。
<行き>
北千住駅6:43発(リバティけごん号)→ 東武日光駅8:24着(1時間41分) 運賃日光まで1390円、指定席特急料金1470円 (但し、実際の運賃は東武鉄道株主優待乗車証を事前に金券ショップで購入していた為、650円と半額以下で利用価値は非常に高いです。(需給バランスで優待乗車証の価格はしばしば変動します)
<帰り>
東武日光17:44発(けごん50号)→ 北千住駅19:21着
東武日光駅〜鳴虫山〜下山口〜やしおの湯へのコースタイム
8:30東武日光駅発
9:15神の主山
10:15鳴虫山山頂(1103㍍)着
10:30山頂出発
11:33独標(925㍍)
12:29下山口(憾満ヶ淵) 山登りの時間は合計4時間程度
13:00やしおの湯着
14:30やしおの湯出発
15:30東武日光駅着
GWウイーク中にしてはそれ程多くの登山客が登っている山ではありませんでした。頂上到着時に6,7組のグループが休んでいました。早朝電車から降りた多くの登山客は「男体山」方面を目指しているのでしょうか? 鳴虫山は駅から10分足らずで交通機関を利用せず、登山口に来る事が出来る大変便利な山です。
登山口からはいきなりの急登に少々驚きました。歩き始め早々に目に入る満開のミツバツツジをゆっくり観賞することも出来ない状況でした。基本的にはコース全体が急登、急な下りが多かった様な気がします。それと多くの方の山行記録を読むと木の根っこが縦横に走り厄介だと記されていました。全くその通りでした。上りはまだしも、急な下りに立ちはだかる木の根っこは本当に厄介なので、足を引っかけて転ばない様に十分注意する必要があります。この為降雨の日や雨後の登山は要注意です。木の根っこを踏むと滑り易く危険です。
根っこの露出は登山道に元々あった土が流出して、木の根っこだけが残っているのだと思います。大雨の影響で、丸太で作られた階段なども跡形無く流出している個所も何か所かありました。全山が足元が崩れやすい土質の様です。登山時間はそれ程長くかかりませんが、急峻な上り下りが連続する為決して侮れない山だと感じました。
橙色のミツバツツジ、赤紫のアカヤシオが主な花でした。それ以外の花は咲き終わってしまったのか、山中でこれから咲くのかでしょうか(シロヤシオはこれから花期を迎える❓)
下山後の帰り道、間近に見る事が出来たダイナミックに流れる大谷川の素晴らしい景観にびっくり仰天しました。
縦走路での出会いの数々
駅からメインストリートを東照宮方面へ歩く事10分程度、目印の日光消防署を左折して、まっすぐ行くと大きな看板が目につくようになります。わたしは歩いている前の登山者と思われる人の後を付いて行ったので容易に登山口に辿り着けました。
10㍍も登らない内にミツバツツジのお出迎えです。ほぼ満開!
蕾もたくさんあります。まだまだ花の時季は続きそうです。
新緑に鮮やかなピンクの花、このコントラストが素敵です
美しい花の洪水、写真撮影の為暫し立ち止まり中々前に進めません
何とも妖艶な花、雄蕊も雌蕊も非常に長い
ミツバツツジが一段落すると木の根っこの開始です。毛細血管の様に根を張る木々
白いネットは鹿の角で傷付けられない様にする保護の為でしょうか?(良く分かりません)
瑞々しい新緑が鮮やかになってきました。
ミツバツツジの大きな蕾、明日か明後日にでも開花しそうです
アカヤシオの可憐な花、若葉はまだ完全に葉っぱを広げる前の状態のようです。初々しいです
アカヤシオが増えてきました
至る所アカヤシオだらけになりました!
針葉樹と広葉樹がはっきり分かれています
柔らかい若葉
2時間を要さず山頂(標高1103㍍)に立つ事が出来ました。立木が目立ちますが、まだ残雪の残る男体山、女峰山などの日光連山の展望台です。日光市街地も眼下に望むことが出来ます。
優雅な山容を横たえる女峰山(2483㍍)
残雪の残る男体山の雄姿(2486㍍)女峰山より3㍍高い様です。
汗ばんではいますが、気温がそれほど上がらず、のどの渇きは余り有りませんでした。
大掛かりな階段は此処だけだったと思います。憾満ヶ淵方面の下りルートは全般的にかなり急峻な下りが連続します。木の根っこの露出も多く、雨の日は苦労するだろうなと感じました。
新緑が渦巻くような雰囲気です。ウグイスの鳴き声、野鳥の飛び交う影を多く見付けました。
怒涛の様な新緑の海の中を歩きます
まだ花の時季はしばらく続きそうです
岩もゴロゴロしている箇所も出てきました
今晩はアカヤシオの夢を見そうです
僅かに日の刺す地面にも新緑の若葉が…
既にかなり下に降りてきました。ミツマタの群落があります
ちょっと不思議な花です(ミツマタ)
最後のアカヤシオ 名残惜しいです
降りてきました。反対側の登山口になります
緑のトンネルの中を抜けます
鳴虫山方面を振り返る
やしおの湯1.5㌔㍍の看板に導かれて、日帰り温泉に向かいました。この道が結構気持ちの良い散策路となっていました。時間があれば是非立ち寄ってみてください。
ヤマブキ
木が邪魔して良く見えませんが、猛烈な勢いで奔流となって流れる川の水(神橋の上流4,5㌔地点)
山からこれだけの水が流れて来る!滝の様に流れています。
並び地蔵 合計70体!
今回初めて見掛けたシロヤシオ?
下山した途端そあちこちに咲いている「やまぶき」の可憐な花
奔流となってダイナミックに流れる見事な大谷川
大谷川沿いに咲く白い花(名前?)
同じく大谷川沿いの白い花(名前?)
大谷川の水量の多さに圧倒される景観、紅葉時期もまた美しそう!
神橋と大谷川、現在は料金を払えば渡る事が出来ます。絵になる圧倒的な景観です。
立ち寄り湯 和の代温泉「やしおの湯」
やしおの湯のかなり立派な建物、大駐車場があります。
やしおの湯の玄関先に泊まる東武日光駅行きバスの便がありますが、何と1,2時間に一本の運行と非常に少ない。結局バスには乗らず、憾満ヶ淵まで戻り、「神橋」経由東武日光駅まで歩きました。
2021年4月2日リニューアルオープン。気持ちの良い新しい施設!
日光和の代温泉 やしおの湯、栃木県日光市清滝和の代町1726-4、℡0288-53-6611
料金 一般 300円(日光市民) 700円(日光市民以外)
小人 150円( 同上 ) 350年( 同上 )
販売品(税込) タオル300円 ・ バスタオル550円
※要注意 毎週木曜日休館
ちょっと残念なのは循環濾過方式。
翌日の脚の筋肉痛を和らげる働きがあります。特に久し振りにハイキング、トレッキングをやる方には必需品です。アミノバイタルプロをお勧めします。わたしも随分お世話になりました。
コメント