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映画『あなたが寝てる間に…』(感想)サンドラ・ブロックが孤独で純情な主人公を。個性溢れる登場人物の思わぬ言動に翻弄されっ放し!

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『あなたが寝てる間に…』あらすじ・概要

「スピード」でタフなヒロインを演じたサンドラ・ブロックが本作品では憧れの男性の名前さえ聞けない、純情な女性を演じています。シカゴの地下鉄の改札で働くルーシーは、毎日決まった時間に改札口を通る男性にときめいていました。クリスマス・イブの日、憧れの彼が不良にからまれ、ホームに転落してしまいます。列車が滑り込む寸前、命懸けで彼を救ったルーシーでしたが、彼は気絶し昏睡状態に陥ります。病院に見舞いに訪れる彼の家族に対して、話しの弾みで、ルーシーは彼の”フィアンセ”であった事にされてしまいますが、素敵な家族を前になかなか真実を切り出せないでいるルーシーでしたが…

1995年製作/103分/アメリカ
原題:While you were sleeping

綺麗な花

『あなたが寝てる間に…』のスタッフとキャストについて

ジョン・タートルトーブ監督:高校の同級生で、以来親交のあったニコラス・ケイジを主演に迎えた「ナショナル・トレジャー」が成功し、続編は1作目を超えるヒットを記録する。

ビル・プルマン(ジャック):家業(中古家具販売)を引き継ぐことを期待されていたが、自らの才能を生かし弁護士となる/SFディザスター映画「インデペンデンス・デイ」(96)では、米大統領役で名演説を披露した。続編「インデペンデンス・デイ リサージェンス」(16)にも出演する

サンドラ・ブロック(ルーシー):両親とは死別しており、シカゴの鉄道で改札嬢をする孤独な生活を送っている/キアヌ・リーブスと共演した「スピード」(94)で大ブレイクを果たしています。

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ピーター・ギャラガー(ピーター):ジャックの弟、いつも出来の良い兄と比較される損なところがありますが、思いやりのある性格。

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シカゴの景色

『あなたが寝てる間に…』のネタバレ感想

サンドラ・ブロックの魅力はさて置き、本作品の見どころは、ジャックの素晴らしい家族たちではないだろうか?これ程家族の和気藹々とした雰囲気を最近見たことがありません。特にお祖母さんが元気で若々しく、お母さんとの年齢差を余り感じませんでした。クリスマス・イブを祝う雰囲気も本当に愉しそうで、プレゼント交換風景などほのぼのとしていました。確かにこの人たちを前にして、一度、フィアンセだと誤解されてしまい、相当温かく家族の一員と迎えられてしまったからには、実は大きな誤解なんですよとは今更切り出して裏切れないという雰囲気も十分理解出来ます。

そこに、更にお人好しの弟ピーターが登場して物語は益々先の展開がまったく見えなくなります。ジャックが永遠に昏睡状態であれば、嘘もばれなかったのかもしれません。しかし、幸か不幸か彼はある日突然覚醒します。そして、家族全員の事や全ての記憶ははっきり覚えていますが、当然ながら、何故か「ルーシーが彼のフィアンセである事」だけは彼は思い出す事が出来ません。家族はそれでも「ジャックの部分的な記憶喪失だ」と信じ込んでしまいます。これ程、人を疑う事をまったく知らない善人ばかりの家族がいるでしょうか!?

最終的に、予期せぬ結果が待ち構えていましたが、それもあり得るのかなと思えます。

個性溢れる登場人物たちの予想外の言動に、はらはらドキドキさせられっぱなしの103分となる事、請け合いです。

ルーシーに言寄る大家の間抜けの馬鹿息子、本当に居そうで怖い!

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