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映画『ネオン・デーモン』(感想)究極の美を追求するファッション業界に渦巻く欲望と驚きの狂気!

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Fredrik Solli WandemによるPixabayからの画像
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映画『ネオン・デーモン』のあらすじ・概要

卓越した映像表現でファンを魅了するニコラス・ウィンディング・レフン監督がエル・ファニングを主演に迎え、究極の美を追求するファッション業界に渦巻く欲望と狂気を、きらびやかに彩られた独特の映像美とスタイリッシュな音楽に乗せて描いたサスペンススリラー。

トップモデルを夢見て故郷ジョージアの田舎町からロサンゼルスに上京してきた16歳のジェシー。人を惹きつける天性の魅力と若さを持つ彼女は、そしてモデル事務所のオーナーのロバータ(クリスティナ・ヘンドリックス)に、一目見て才能を見抜かれ、即座に契約するとすぐに一流デザイナーや有名カメラマンに紹介、順調なキャリアを歩みはじめることになります。

ライバルたちは嫉妬心から彼女を引きずりおろそうとしますが、ジェシーもまた自身の中に眠っていた異常なまでの野心に目覚めていきます。モーテルで働く男ハンク役にキアヌ・リーブス。

カンヌ国際映画祭での上映の際はレフンの前作『オンリー・ゴッド』と同様、ブーイングとスタンディングオベーションが入り混じった反応があったと言われており、約700万ドルの製作費がかけられましたが、興行収入は300万ドル程と低迷していました。

2016年製作/118分/フランス・アメリカ・デンマーク合作
原題:The Neon Demon

Peggy und Marco Lachmann-AnkeによるPixabayからの画像

映画『ネオン・デーモン』のスタッフとキャストについて

ニコラス・ウィンディング・レフン監督:デンマーク・コペンハーゲン出身、ライアン・ゴズリング主演の「ドライヴ」(11)でカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞。ゴズリングとは「Only God Forgives(原題)」(12)でもタッグを組んでいます。

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エル・ファニング(ジェシー):2歳のとき「I am Sam アイ・アム・サム」(01)で姉ダコタ扮するルーシーの幼い頃を演じてスクリーンデビュー。「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(08)ではケイト・ブランシェットの少女時代を演じています。

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キアヌ・リーブス(ハンク):レバノンのベイルートに生まれ、カナダ・トロントで育つ。

本作では安モーテルの風変わりな管理人役で出演。

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カール・グルスマン(ディーン):カメラマンを目指している。一番初めの宣伝用の写真を撮り、ジェシーはその写真を手にロサンゼルスのモデル事務所を訪れます。

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4924546によるPixabayからの画像

映画『ネオン・デーモン』のネタバレ感想

【ネタバレ有り】華やかで、きらびやかな表舞台の裏側で恐ろしい女の嫉妬心が渦巻く世界を思う存分見せつけられました。ラストシーンが余りに猟奇的な場面を想定させられるところで終わる為、かなり後味が悪く残る映画となってしまい少々残念でした。

奇抜なメイク/コスチューム、華やかな舞台等々非日常的な耽美な世界の中でも、エル・ファニングの美しさ、若さは決して埋没することなく、却って際立って光を放っている存在感に圧倒さてました。

ストーリーは極めて単純です。田舎から出てきたばかりの16歳の少女が天性の美貌を認められ、とんとん拍子で一流デザイナー、写真家に認められて昇竜の勢いで、階段を駆け上って行く姿が描かれます。一方、周囲の同僚の女性モデルからは物凄い嫉妬の目を向けられます。それが物凄く恐ろしい、女性の嫉妬心は手が付けられなくなります。

実は本作品はキアヌ・リーブスの出演作という事で視聴をしました。しかし、何と彼は田舎から出てきたばかりのジェシーが宿泊する安モーテルの管理人役で出演していたのには少々驚きました。それも、ジェシーが夜分遅く部屋に戻ると「ヤマネコ」が部屋に侵入しているシーンに、部屋のドアを蹴破って入るという驚きの場面で登場していました。わたしにはヤマネコではなく、雌ライオンに見えました。少々オーバー過ぎる演出振りに白けてしまいましたが…

やはり小さなPC画面やTV映像で見るよりは、劇場の大スクリーンで鑑賞するべき映画であるとつくづく思いました。

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