映画『リベンジ・トラップ 美しすぎる罠』のあらすじ・概要
「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイクが、自分をレイプした男に接近するミステリアスな看護師役を体当たりで熱演したサスペンススリラー。
看護師の女性ミランダは、自宅を訪ねてきた見知らぬ男にレイプされ、心身ともに深い傷を負います。彼女は刑務所に収監されたレイプ犯ウィリアムに手紙を送り続けますが、その手紙は開封されないまま全て戻ってきてしまいます。そこで彼女は、刑務所へ面会に行くことに。面会を繰り返すうちにウィリアムとの距離を徐々に縮めて行くミランダ。そしてついにウィリアムが出所することになりますが、そこには信じられない衝撃の結末が待ち構えています…
共演に、リメイク版「死霊のはらわた」のシャイロー・フェルナンデス、「48時間」のニック・ノルティ。
2015年製作／94分／アメリカ
原題：Return to Sender
映画『リベンジ・トラップ 美しすぎる罠』のスタッフとキャストについて
フォアド・ミカティ監督：
ロザムンド・パイク（看護師ミランダ・ウェルズ）：有能な看護師で特別集中治療室を担当しています。物凄い潔癖症で綺麗好きの性格。手先が非常に器用で友人の誕生日ケーキの手作りもお手の物。一部異常な感情を剥きだす一面もあります。
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シャイロー・フェルナンデス（強姦犯ウィリアム・フィン）：
ニック・ノルティ（ミッチェル・ウェルズ）：エディ・マーフィとの凸凹コンビで大ヒットした「48時間」（82）や、「恐怖の岬」をリメイクした「ケープ・フィアー」（91）などで活躍。
映画『リベンジ・トラップ 美しすぎる罠』のネタバレ無しの感想
レイプ被害に遭った原因の一つは見知らぬ男を気軽に家に入れてしまった事です。聴き慣れない「ブラインドデート」で、同僚に紹介された今まで面識の無かった男性が指定された日時に女性の家を訪問するという形式の「出会い」が設定されていました。これが徒となってしまいました。犯人のウィリアム・フィンはミランダの顔見知りであった為、あっという間に逮捕され刑務所送りになります。
そこからミランダの執念深い復讐が開始されますが、本編の中盤以降も「復讐」の準備が延々と続く事になります。まず、犯人に読みもされず、戻って来るレターをひたすら書き続けます。更に、何と犯人に面会する為足繁く、往復約2時間も掛け刑務所に面会に訪れています。行く度に衣装がÐんどん派手になり、露出度をアップして、男の気を引く事に専念していきます。
まったく信じ難い行動に吾々視聴者は完全に頭の中は大きな（？）マークの嵐でした。しかし、以前真偽は良く知りませんが、日本の実例ではレイプ犯と結婚した女性もいるという話を聞いた事がありました。しかしながら、題名に「・・・美しすぎる罠」とあるので、「復讐」が必ず実行されるものと見守っていました。最後まで見ないとまったく結論の分からないストーリー展開になっています。
一方、ミランダの性格、行動力、感情の大きな起伏に関しては、ありとあらゆる場面で、激情的な部分（一種異常とも取れる）の演出が為されています。クリーニング屋で洗濯物を受け取るシーンでの店員とのやり取り、不動産屋の気に喰わない女性担当者への態度、父親が大事にしていた愛犬もミランダの手で殺した事実が明らかになります、更には母親の死に何しても重大な秘密の暴露等もありました。
ラストがどうなったかははっきり最後まで描出されていません。しかし、かなり恐ろしい顛末である事を想像させられた結末にびっくり仰天！
それにしても恐ろしい。美しすぎる女性の罠から逃れることは絶対不可能と感じました。
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