『I am Sam アイ・アム・サム』のあらすじと概要
7歳の知能しか持たない知的障碍者サム（ショーン・ペン）は、スターバックスで働きながら、健常者であるひとり娘ルーシー（ダコタ・ファニング）を育てるが、ソーシャル・ワーカーに養育能力なしと判断され最愛の愛娘を取り上げられてしまう。そこで、敏腕女性弁護士リタ（ミシェル・ファイファー）に助けを求めることになります。彼女は自分が社会奉仕の仕事もできることを見せつけるために、何と無償で弁護を引き受けたのですが、どう考えてもサムには不利な裁判でした。一方、リタ自身も夫と息子との関係に深く悩んでいました。
監督は「コリーナ、コリーナ」（監督・脚本）、「グッドナイト・ムーン」「ストーリー・オブ・ラブ」（脚本）と家族愛を描き続ける女流ジェシー・ネルソン。主人公の友人役で実際に知的障害を持つ人々も出演。
また、ダコタ・ファニングの実妹エル・ファニングが2歳時のルーシー役で出演していることも見逃さないように。
『I am Sam アイ・アム・サム』のスタッフとキャストについて
ジェシー・ネルソン監督：
ショーン・ペン（父親サム・ド―ソン）：1960年生まれ、米カリフォルニア州サンタモニカ出身。 本編では職場であるスタバでは、客が注文した飲み物を渡す時に「いいのを選びましたね」と言うのが口癖となっています。
なお、新作のニュースとしては、ジュリア・ロバーツとショーン・ペンが実在の夫婦を演じる、ウォーターゲート事件を題材にした新ドラマ「Gaslit（原題）」が、米Starzでシリーズ化されることが伝えられています。
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ダコタ・ファニング（ルーシー）：１９９４年生まれ、ジョージア州出身。01年、「爆走!!トム・キャッツ」で映画デビューし、続くショーン・ペン主演の本作品「I am Sam アイ・アム・サム」（01）の名演で、世界中の注目を集める。その後も、デンゼル・ワシントン共演の「マイ・ボディガード」（04）や、トム・クルーズ共演の「宇宙戦争」（05）などで天才子役として話題を呼び天才子役。
ミッシェル・ファイファー（敏腕弁護士リタ）１９５８年生まれ、アメリカ／サンタアナ出身。「スカーフェイス」（83）でアル・パチーノの妻役を演じて注目を浴びる。「危険な関係」（88）でアカデミー助演女優賞に初ノミネート、翌年の「恋のためらい フランキーとジョニー」でも主演女優賞の候補に挙がる。
本作品では、同僚の前でつい「私の依頼者で無料奉仕で弁護するつもり」と言ってしまい、一度弁護を断るはずが、無料で引き受けることになる。渋々弁護を引き受けるが、父親としてルーシーを思うサムのひたむきさを目の当たりにして、次第に真剣に取り組み始めるのですが、、、
『I am Sam アイ・アム・サム』のネタバレ感想
ダコタ・ファニング演じるルーシーの可愛さと聡明さに圧倒されてしまう映画です。6才の少女が、自分が父親よりも知能が発達していくことに気づき始め、読んでいる絵本か、本に関しては自分は内容が分かるものの父親が理解出来ない事を感じで、面白くない、読みたくないと本を読むことを拒否するシーンには思わず泣けてきました。自分の父親が普通の父親とは違うと気付かれてしまうところが気の毒でした。
ローラ・ダーン演じる里親にもたいへん大事にされ可愛がられます。父親サムが近くに引っ越して来た為、夜な夜な里親の家をこっそり抜け出し、父親の家に出掛けて行くシーンは可愛さ100倍になります。
人の親であれば誰もがルーシーの味方であり、父親サムを応援したくなるのは人情です。やはり7歳の知能の親に子育ては任せられないなという思いも確かに有ります。というこの問題は考えても解決できない問題かもしれません。理屈抜きで一切、実際の親子は一緒に暮らすべきだと思うのが人情ではありますが、、、
一方、父親サムを演じたショーン・ペンも多くの映画監督に愛され、数々の映画に出演していますが、ごく自然に知的障害者サムを演じているその演技も素晴らしいと思いました。ギルバート・グレイプのディカプリオも良かったですが、本編のショーン・ペンも更に凄いと思います。
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