>

【那須岳】テント泊で訪れた紅葉の那須岳、峰の茶屋跡地避難小屋〜三斗小屋温泉大黒屋(泊)〜隠居倉〜能見曽根〜朝日岳

スポンサーリンク
おすすめ山登り・ハイキング
スポンサーリンク

秘湯の温泉、那須岳三斗小屋温泉宿泊の長年の夢がようやく叶いました。しかも、久し振りのテント泊山行、更に紅葉時期の最後にどうにかこうにか滑り込むことが出来たというタイミングでした。2日間ともほぼ無風で日中は長袖シャツ一枚で行動できるほどの好天にも恵まれました。但し、夜間はやはりテントの中は底冷えのする寒さ体感!非常に奥深い那須岳を満喫する2日間となりました。

那須へのアクセス方法

(自動車利用)

三郷ICから那須IC経由、最終目的地(那須ロープウェイ山麓駅駐車場)までは154km約3時間の走行時間を要しました。しかしながら、移動した日は平日金曜日午前中だったにもかかわらず『ロープウェイ山麓駅駐車場』は満杯の為、更に上の『峠の茶屋駐車場』(収容台数160台、無料、トイレあり)を利用しましたが、ここも満杯だった為、一台の車が出れば新たに駐車待ちの車が入るという事で、予想より1時間超遅くなりました。

結局ロープウェイを利用する事無く、駐車場から「峠の茶屋跡避難小屋」を目指す事にしました。

那須岳登山ルート紹介

(第1日目)

峠の茶屋駐車場(出発点)12:00 → 峰の茶屋跡避難小屋13:00 → 延命水から三斗小屋温泉・大黒屋テント場14:00(行動時間2時間) 

元々ロープウェイを利用して茶臼岳の頂上に立ってから、峠の茶屋跡避難小屋まで下る考えでしたが、駐車場が満杯だった為、今回急遽ルートを変更しました。目の前に立つ「剣ヶ峰」「朝日岳」方面へ向かってから三斗小屋を目指すことも時間的な余裕は十分ありましたが、このルートは明日に回し、今日は早目のテント場到着を目指しました。

駐車場から峰の茶屋跡避難小屋までは穏やかな登りの一本道でした。避難小屋から三斗小屋温泉まではほぼ下りの山道となります。一か所広い幅の瓦礫地帯を横切りますので、落石に注意して足早に横切る必要がありそうな個所がありました。(要注意)

三斗小屋温泉もほど近い所に「延命水」と懐けられた湧き水が有りますので、飲んでみました。冷たくて美味しい水でした。三斗小屋温泉にも潤沢な水が利用可能なので、敢えてここで水を補給する必要は無いかも知れません。

(第2日目)

三斗小屋温泉・大黒屋発6:50 → 隠居倉7:45 → 能見曽根8:15 → 一本槍8:36

→朝日岳8:55 → 峰の茶屋跡避難所9:45(行動時間3時間)

三斗小屋温泉から隠居倉まではひたすら登りとなります。危険個所は殆んどないので、安心して歩く事が出来ます。途中一か所温泉の湯気(水蒸気)が勢い良く吹く出しているところがあります。隠居倉まで突き上げると能見曽根までは、三本槍、朝日岳のピークを眺めながらの穏やかな稜線歩きが続きます。

茶臼岳同様火山そのもの不気味な様相を見せている「朝日岳」は結構歩き辛い個所があるので、最新の注意は必要です。焦らずにゆっくり下れば問題はありません。鎖が設置されている所も何か所かありました。雨の日は多少滑り易い粗い砂地場の箇所もあるので、ゆっくり下りましょう。

山体そのものが『神』として祭られています。

峠の茶屋駐車場から直ぐの「山の神」の鳥居を潜り抜け、峰の茶屋跡地避難小屋を目指します。

たいへん整備された登山道は歩きやすい 紅葉もそろそろ終わり掛けていました

明日向かう予定の三本槍方面(能見曽根方面?)

振り返ると雄大な那須高原の絶景が広がります

駐車場から歩程1時間程の位置にある峰の茶屋跡地避難小屋の姿がくっきりと視界に入ってきます。かなりの数の登山客が訪れていました。

茶臼岳と朝日岳の間の鞍部になっている為、多くの登山客が足を休めていました。風の通り道となっている為、かなりの強風が吹き荒れることも多く、避難小屋は身を守る為の絶好に位置に建てられています。

三斗小屋温泉に向かう途中石がゴロゴロしている傾斜地を通り過ぎます。

今回の那須岳登山の魅力

見頃の紅葉(訪問時期10月21-22日)

車の運転をしてい居る際の那須高原では紅葉はまだ始まっていないところが多かったのですが、那須湯元温泉街を通り過ぎ、一挙に行動を上げて来ると紅葉が増えて来てました(既に最盛期は過ぎている印象を受ける木々が多かった)

三本槍方面を背景にナナカマドの実?

夜空に満天の星

星の数の多さには圧倒されました。普段東京近郊では夜空を見上げる事は余り有りません。澄み渡った空気の中、秋の空の夜空の星の数は無数とも言えそうでした。また、夜空を撮影する技術も機材も無かったので皆さんにお見せする事が出来ず申し訳ありません…

夜間、日も暮れるととても気温は低い為、テントから頭だけだして、身体はシュラフに包まれたまま、夜空を見上げていました。(テント泊の良い所)

秘湯の源泉掛け流し宿

ようやく念願かない三斗小屋温泉『大黒屋』の源泉掛け流しの「内風呂」(大黒屋には露天風呂はありません)に入る事が出来ました。入浴時間は14:00〜21:00(その間約1時間で男女入れ替え制あり、内風呂は大風呂と岩風呂の二か所。テント泊者も温泉は入り放題!

泉質は単純温泉(硫黄泉ではありません)

三斗小屋温泉にあっという間に到着、最初に目に入ったのが「煙草屋」の看板、手前にあるテント場には結構なテント泊者用のテントが立てられていました。

「大黒屋」の立派な建屋が目に入りました。

「大黒屋」テント場付近の紅葉、西日に照らされて鮮やか

日没後。いよいよ最高の静寂が訪れます!

夕陽が沈む時間帯は圧巻の景色!

平和な一日の終わり!5,6張のテント村!ほぼ平坦の広めのテントサイト、水場は小屋まで約50メートル程下りますが、湧き水利用で冷たい美味しい水は有り難い

人里離れた山間に威容を誇る立派な建物群

テント泊による自由気ままな時間

テント場到着は14:00過ぎとやや早目かなと思ったところ、既にテント場には3,4張のテントが設営されていました。時間を持て余し気味と感じましたが、14:00から入浴は可能だったので、テント設営後早速入浴しました。山旅では山麓の温泉宿はともかく、温泉が有る宿というのはかなり珍しく貴重な存在だと思います。

夜は想像以上に冷え込みが厳しく、持参した防寒着、シュラフにシュラフカバーと全てを利用して何とか寝る事が出来ました。

山頂からの雄大な眺望

水蒸気を上げる源泉口‼パイプの様なものが下方に引かれていたので三斗小屋温泉の源泉地か?

茶臼岳方面を望む

隠居倉方面を目指して

朝日岳への斜面は笹がとても綺麗

道標も目立つところに設置されており非常に便利、道迷いは余り心配なさそう

下山後、絶対に欠かす事の出来ない『鹿の湯』でのひと風呂

鹿の湯横を流れる温泉の川

駐車場はほぼほぼ満車でしたが、中に入ると入浴客は8,9割の入りでした。丁度正午前に入浴出来たので、入浴客はピーク前だった様です(土曜日)。入浴料500円。41度、42度、43度、44度、46度、48度の6つの湯船に区切りされている。湯船に入る前に掛け湯出来る場所があるので、全身を良く掛け湯してマナーを守って入りましょう。46度、48度は「上級者」用なので注意して入った方がいいでしょう。以前一度挑戦してえらい目に遭いました。(火傷しそう・・・)

なお、掛け湯は3本流れる滝の様なお祐は若干ぬるめ、温泉を口に含むと強烈な酸味を感じました。そして、湯船の様な大きな湯溜りのお湯は柄杓を使って体に掛けろと注意書きがあったのですが、相当な高温でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました