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おすすめ映画『トゥー・ラバーズ』(2008/ジェームズ・グレイ監督)感想‣婚約破棄された気の毒な男が、その後二人の女性を同時に好きになるチャンスを掴む!

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『トゥー・ラバーズ』のあらすじ概要

ドストエフスキーの中編小説「白夜」をモチーフに、2人の女性の間で揺れ動く男性の苦悩を描いた恋愛ドラマ。父親が経営するクリーニング店で働く青年レナードは、過去の失恋が原因で自殺未遂を繰り返していたが、両親の紹介で知り合った女性サンドラに気に入られ、彼女と付きあうことに。しかしその一方で、レナードは同じアパートに引っ越してきた奔放な美女ミシェルにもひかれていく、三人の男女が織りなす恋愛劇……。

2008年製作/110分/アメリカ
原題:Two Lovers

ロッテントマト支持率82% かなり高い!

『トゥー・ラバーズ』のスタッフとキャストについて

ジェームズ・グレイ監督・脚本・製作:1994年、『リトル・オデッサ』で長編映画監督デビューを果たす。同作は、第51回ヴェネツィア国際映画祭にて銀獅子賞を受賞しています。2013年、マリオン・コティヤール主演の『エヴァの告白』を監督。全ての映画で脚本も兼ねています。ブラッド・ピットが製作・主演を務めるスペースアドベンチャー映画「アド・アストラ」(19)でメガホンを取っています。

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ホアキン・フェニックス(レナード):過去の失恋から情緒不安定となり両親と一緒にブルックリンのアパートメントに暮している。読書家、知識が豊富。白黒写真の撮影に興味がある。内向的。

ミシェルとサンドラを二股に掛け、ちょっと優柔不断。ミシェルに強く惹かれるものの、最終的には逃げられてしまうが、サンドラとの撚りを戻す展開となる。

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グウィネス・パルトロウ(ミシェル):レナード一家と同じアパートに犬と一緒に住む自由奔放な女性。弁護士事務所アシスタント。恋人がいるが、同じアパートに住む男レナードを慕って親しい間柄となる。彼女は結婚願望があるにもかかわらず、不倫の愛に悩んでいた為、レナードに洗いざらいは無し相談相手になってもらう。彼女流産を切っ掛けに恋人との関係が上手く行かなくなり一時はレナードに救いを求める素振りを示すが、最終的にはレナードとの関係は立消えとなってしまう。

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ビネッサ・ショウ(サンドラ):レナードを愛する女性。クリーニング会社の社長の娘。製薬会社に勤務している。お互いの父親がビジネスパートナーになったためにレナードと知り合います。レナードの過去をしっかり受け止める心優しい女性として描かれます。

『トゥー・ラバーズ』のネタバレ感想・見どころ

ネタバレ有り。

過去の失恋の痛手から自殺未遂を何度も犯すという、ちょっと気弱な男(レナード)役のホアキン・フェニックスの顔つきは、とても意思が弱そうには見えません。人は見掛けに拠らないのでしょう!

本作品『トゥー・ラバーズ』のストーリ―展開では、他人の心配をよそに、レナードは両手に花の滅茶苦茶なモテ振りで失恋の痛手などすっかり癒えたように見えました。レナードのディスコ(現在のクラブか)での勢い付いたブレイクダンスはかなりの見ものでした。同じアパートに住む美貌のミシェルとの交流もとんとん拍子で進展していきます。しかしながら、ミシェルの”恋人”の存在によってレナードに訪れかけた淡い恋もあっという間にしぼんでしまった(大失恋)のは本当に気の毒に思えました。

そして、2度目の大失恋で万事休す不穏な空気を感じ取ったものの、ところがどっこい、あっという間にレナードは立ち直り、ミシェルに渡そうとして大枚をはたき購入した婚約指輪を怒りに任せ一旦海に投げ捨てたのですが、幸運な事に波によって波打ち際に打ち寄せられた指輪の入った箱を何の躊躇も無く拾い、家に戻りちゃっかりサンドラに渡しプロポーズを決めています。半ば呆れました。果たして、今後ふたりは幸せな家庭を築く事が本当に出来るのかちょっと心配になりました。レナードの大人の恋とは言えども、ジェットコースターの様な浮き沈みの激しさには確かに精神的なタフさが要求されそうです。

なお、本作は、グウィネス・パルトロウ出演作という事で初めて鑑賞しました。残念ながら日本劇場未公開、2011年10月15日にWOWOWで放送され、同年11月11日にDVDが発売されています。わたしは、今回U-NEXTで視聴しました。

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