巷では早咲きの桜開花情報などが乱れ飛んでいましたが、今日の丹沢は非常に静かでした。天気こそ天気予報通りの汗ばむ程の快晴に恵まれて、申し分ありませんでしたが、まだ「春」の兆しを感じることはほとんでありませんでした。
新緑の芽吹きまでには後1、2週間以上先のような気がします。一方、登山道の整備状況は毎年手を加えられていることを感じました。登り易さ、下り易さは昨年よりもさらに大幅に改善されていました。階段、木道が大幅に改造、増設されています。(そう感じたものの自己のコースタイム的には昨年6月とほぼ同じペースでしたが)
今日は富士山の雄姿をはっきり見ること以外に、新緑・開花などまったく見るべきものがなく、ひたすら登るだけ、下るだけの登山に徹しました。
東京都心から電車とバスを乗り継ぎわずか2時間弱で登山口に立つ事が出来ます。交通費も2000円程度。しかもしっかり歩く事が出来、富士山の素晴らしい絶景も思い出に残す事が出来ます。危険個所も殆んど無いので、冬季シーズンに寛ぎ過ぎた脚力の活性化の第一歩には丁度好い山ではないでしょうか!
遅ればせながら、今年初回の登山記録です。
丹沢塔ノ岳へのアクセス方法
電車とバスの乗り継ぎご案内
(行き)
小田急線 代々木上原→秦野 乗車時間1時間7分 片道640円
秦野駅から神奈川中央交通バス 4番乗場→ヤビツ峠(終点)行き 48分、片道490円
※平日は午前中は8:25一本のみ。平日にも関わらず臨時便が増発されていたかどうかは今回未確認です。8:05着の小田急線で秦野駅に到着後、バス停留所に急ぎました。しかし、既に20人近い登山客の行列が出来ていました。バスの座席に座るのはギリギリかなと思いつつ乗り込みましたが、案の定満席状態で席無し、仕方なく立ってヤビツ峠に向かうことになりました。(乗車時間が長く、しかも急坂急カーブが続く為できれば座って行きたいところでした…)
渋沢駅→大倉バス停方面行のバスは多少早い時間帯のバスが平日でも運行されていました。大倉⇔塔ノ岳ピストンというコースも考えましたが、今回もやはり、出発は多少遅くなってもバリエーションのある表尾根コースを登りルートに選択してみました。
(帰り)
大倉バス亭→小田急線渋沢北口駅 15分片道260円 ※毎時2便《22分、52分》と大変便利。
小田急線渋沢駅→代々木上原 1時間3分 片道690円
ヤビツ峠〜塔ノ岳〜大倉尾根・表尾根縦走路コース
9:00 ヤビツ峠バス停出発 バス亭付近のトイレは何故か使用禁止中なので注意が必要、富士見橋のトイレも同様です。
9:21 富士見橋 車道歩きも終えて、いよいよ登山口から本格的な登山を開始 ※今日は此処のトイレも使用禁止になっていました。ヤビツ峠のトイレも禁止(男女共)要注意!
10:29 三ノ塔着 急登を登り詰めると漸く稜線に立つ事が出来ます。富士山の絶景のお出迎え
10:57 鳥尾山頂 稜線上はやや冷たい風が吹いています。
11:58 新大日岳山頂 。
12:40 塔ノ岳山頂 (標高1491㍍・登頂まで3時間40分)
13:00 塔ノ岳出発 冷たい風に吹かれていた為長いは無用/大倉尾根を下ります
13:23 花立山荘
14:00 堀山の家
14:50 見晴茶屋
15:20 大倉バス停着 (バスの出発時間は途中で確認して22分出発のバスに間に合わせるように途中走りました。予定通り滑り込むセーフ)
全歩程約6時間半(休憩時間は合計50分程度)
表尾根縦走での素晴らしい出会い
富士見橋に到着、ヤビツ峠からは1.6㌔㍍とウォーミングアップには丁度いい車道歩き。新緑の芽吹きはまだ一切ありません。
塔ノ岳登山口からはいきなり勾配のある登りを強いられます。
後ろを振り向けば大山の山容が目の前に迫ります
二の塔の休憩スペース 十区に雪を抱いた富士山が見えます。ここでは休憩せず、三ノ塔を目指します
間近に迫る絶景の富士山
看板にある「ヒオドシチョウ」の姿は岩の上などにしばしば見受ける事が出来ました。
年々木道の整備拡張が継続されている気がします。非常に歩き易い(植生保護の目的がある…)
景観の素晴らしい尾根歩きが続きます。しかし、景色ばかりに見とれることなく、確実に歩きましょう!
所々崩壊箇所がありますが、しっかり保護されているので安心して通過出来ます
独特な形状の鳥尾山荘(からすお山)三角形で銀黒色の屋根が非常に目立つ
今回であった唯一の花(馬酔木?)花の匂いは嗅ぎましたが、ほとんで香りはありません。
尾根道にも関わらず、公園の遊歩道の様な雰囲気 新緑の季節が待ち遠しい
塔ノ岳山頂からの富士山
山頂の尊仏山荘 開業中。山頂にはちらほらと登山者を見掛けました
奥深い丹沢山塊
名残惜しい山頂を後に、下山を開始しました
稜線上の気持ちの良い松の木”街道”
立ち寄り湯情報
大倉尾根を下山し、渋沢駅に到着。その後小田急線で「東海大学前」まで移動しました。お目当ては 秦野天然温泉「さざんか」(神奈川県秦野市南矢名2丁目13-13)ナトリウム・カルシウムー塩化物泉。加温・循環ですが、加水無しの100%の源泉を水風呂以外の全浴槽に注ぎ込む。
残念ながら今月21日をもって閉館との看板が出ていました(残念)
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