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おすすめ映画『アトランティスのこころ』(2001/スコット・ヒックス監督)感想‣不思議な世界に迷い込んだ気持ちになる作品

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『アトランティスのこころ』のあらすじ概要

自分のことしか頭にない母と二人で暮らす11歳の少年が、不思議な力を持つ老人と出会い、人生という現実の感動と悲しみを体験する奇跡の物語。原作は「グリーン・マイル」のスティーブン・キング。

写真家ボビーのもとに幼なじみの訃報が届きます。生まれ故郷に戻ったボビーはそこで、過去の出来事を思い起こします。それは1960年の夏。11歳のボビーは友だちのキャロルとサリーの3人で楽しい毎日を過ごしていました。そんなある日、彼と母親が二人で住む家の二階に新しい下宿人テッドがやって来ました。知的で物静かなその老人にはある不思議な力がありました。彼にはいくつかの超能力と念力を持っていることがゆっくりと明らかになっていきます。

父を早くになくしたボビーは、そんなテッドに特別な親しみを感じていきます。しかし、テッドはその不思議な力のために謎の男たちから狙われていました。そして、男たちはすぐそこまで迫っていました……。

2001年製作/101分/アメリカ
原題:Hearts in Atlantis

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『アトランティスのこころ』のスタッフとキャストについて

スコット・ヒックス監督:1995年、ピアニストデヴィッド・ヘルフゴットの伝記映画『シャイン』がアカデミー賞7部門にノミネートされ、世界的な知名度を獲得しています。続く『ヒマラヤ杉に降る雪』、アンソニー・ホプキンス主演の本作『アトランティスのこころ』も好評。

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アンソニー・ホプキンス(テッド・ブローティガン):少年ボビーが自転車を所有することを夢見ていることに気づいた後、テッドは親切にボビーに新聞を大声で読むことと引き換えに週に1ドルを提供する事を約束し、自転車購入資金を貯めさせます。彼を利用とする米政府組織から逃げている。

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アントン・イェルチン (ロバート・”ボビー”・ガーフィールド):幼馴染の訃報の知らせを受け、故郷に戻ったところ、かつて父親の死後、母親と二人で住んでいた家の二階に住んでいた初老テッドと知り合い、そこで経験した思い出を回想して行きます。

ロシア・サンクトペテルブルク(旧ソ連・レニングラード)出身。両親は共にフィギュアスケーターで、生後まもなく家族揃ってアメリカに移住。09年に「ターミネーター4」でカイル・リース役、リブート版「スター・トレック」でエンタープライズ号のクルー、チェコフ役を演じ、一躍ハリウッド期待の若手俳優の1人となるが、自動車事故で他界。享年27才。

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ホープ・デイビス(エリザベス・”リズ”・ガーフィールド):ボビーを女手一つで育てるが、子育てに没頭せず、自分の容姿ばかりを気にする女性役。会社の上司の機嫌を取る為食事に出掛けたり、泊りがけの”研修”に参加する。子守を下宿人のテッドに押し付けて出掛ける厚かましい性格をしている。

チャーリー・カウフマン初監督作「脳内ニューヨーク」(08)では、監督や共演者とともにインディペンデント・スピリット・アワードのロバート・アルトマン賞を受賞

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『アトランティスのこころ』のネタバレ感想・見どころ

ネタバレ有り

メルヘンの様な不思議な物語でした。現実にこんな人が本当に居るものなのかとずっと考えていました。その超能力の様なものは人にも伝染するようで、ボビーも”人の心が読める”状態になっていた瞬間がありました。

11歳という非常に多感な年代にこんな不思議な人物と知り合い、少しの時間を共に過ごす事が出来た経験はその後の人生に大きな影響を与えたのではないかと思います。わたし自身も親以外にも特に学校の先生や塾の先生に、授業以外の”活動”などを通じて様々な経験をさせて貰った記憶が僅かに有ります。勿論テッド程の人物にめぐり会えるような奇跡の瞬間はありませんでしたが…

夢か現実か分からない様な初老の男と少年の交流が続く中で、飛び切り現実的なのがボビーの母親の存在感です。大切なひとり息子の世話はそっちのけで自分の身支度の事ばかりを気に掛け、上司受けを狙っています。散々な思いをして最後は自宅に帰って来るのですが、彼女の剣幕は結局テッドをボビーと引き離してしまう結末を生むことになります。ふと、テッドとボビーの関係がもう暫く續いたらどんな展開になっていくのか非常に気になりだしました…(恐らくボビーはもっと感化されて”超能力者”になっていたと思いますが…)

 

 

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