伊香保温泉での宿泊4度目にして、やっと念願の”榛名山”に登る事が出来ました。いつも温泉に入って翌日そのまま帰るというパターンでした。今回は2連泊して、2日目同行したかみさんを宿に一日残し(温泉三昧だったらしい)単独で榛名山に登りました。火口湖周囲の4座はほぼ独立峰、連続して4つの山の上り下りはちょっと足に堪えましたが、春の気配が充満した一年で最も華やいだ山を楽しむことが出来ました…ちょっと春の遅めの榛名山・榛名湖はGWに訪れるにはうってつけのスポットの一つではないかと感じました。
先週の秩父 武甲山・大持山・子持山(アカヤシオ)山行記事➢
【秩父】大持山・子持山〜武甲山、秩父のアカヤシオとカタクリの山、眩しい新緑の山歩き武甲山周遊の山旅②(2023.4.20)
榛名山へのアクセス方法(前後泊地”伊香保温泉”)
★自動車利用の場合:
練馬IC → 渋川伊香保IC経由榛名湖 県立榛名公園ビジターセンター駐車場(無料)126㌔ 約2時間 前泊地伊香保温泉からは11㌔16分程度です。
なお、ビジターセンター駐車場以外にも至る所に公共の無料駐車場が完備されており、大変に便利。自分の登山計画、目的の山に合わせて駐車場を選定する事が可能です。
★公共交通機関利用の場合:
JR高崎駅から群馬バス(榛名湖行)で100分(1330円)、なお伊香保温泉からも1時間に一本通過するバスに乗る事が可能です。23分(840円)
榛名山周回コース 歩行時間(参考)
8:48 榛名公園ビジターセンター前駐車場裏手にある榛名富士登山口出発
9:47 榛名富士山頂到着(富士山神社着)
10:33 烏帽子ヶ岳登山口出発
11:20 烏帽子ヶ岳山頂着
12:34 烏帽子ヶ岳と鬢櫛山の鞍部出発
12:50 鬢櫛山山頂着
13:25 掃部ヶ岳山頂着
15:00 ビジターセンター駐車場着
★全行動時間6時間10分(含む休憩時間)
上図の地図と実際の行動は異なります。(今回の周回路は地図中央下のビジターセンター駐車場がスタート/ゴール地点となります。周回方向は反時計周りとなります。 榛名富士はロープウェイを利用せず、歩いて登りました。その他の赤線部分はほぼ同一コースとなります。(参考まで)
伊香保温泉”福一”からの上越国境付近の山々を望む、左手奥は榛名山の山々が迫っています
宿泊先より榛名山山塊の一角を望む
周回路での感激的な出会いの数々
県立榛名公園ビジターセンター前の駐車場に車を駐車しました(無料)午前9時前でしたが10台前後の車両が既に駐車されていました。
登山口は目と鼻の先です。大変に分かり易い標識が目印
木々も漸く新芽が出始めているようで、遅めの春を迎えていました。
歩き易い土の登山道を進みます。
山全体が笹に覆われていますが、登山道は明瞭。人によく踏まれ歩かれている様です。
山桜?下向きに咲く花が朝日に照らされて輝く
榛名湖の湖面がどんどん下になって行きます。
山頂付近より伊香保方面を望む、先ほど通過して来た道路が下方に見えます
ロープウェイを利用すればたったの3分で山頂まで。徒歩では約1時間。陽射しは強烈ですが、風は涼しく爽やか。大人往復850円(片道450円)、子供往復420円(片道230円)
山頂に鎮座する「富士山神社」白地に赤い柱のコントラスト非常に鮮やか
榛名富士はそれ程歩き憎い道はありませんが、大きな石がゴロゴロしている箇所もあります。ごく僅か。しっかり足元を確認して歩けばまったく問題ありません。
新芽の芽吹きの瞬間!
春の新生!朝日を浴び躍動感を感じる瞬間!
白い花 山桜?(勉強中)
雄蕊が多過ぎでは!
朝寝坊の葉っぱ!
榛名富士から無事下山し第二の山”烏帽子岳”の登山口に到着。山容が烏帽子にそっくり!山容からは急峻で登りずらそうな印象を受けましたが、導入部はそれ程でもありません…
お稲荷さん(加護丸稲荷)が祀られていました。狐の置き物が山中所々に・・・
鳥居を潜ると見事なスミレの絨毯がお出迎え
歩き初めは意外と楽な坂道でした
径はかなり明瞭です
周囲の木々を観察する余裕があります
またもや赤い鳥居と狐にご挨拶!
後半部分はさすがに結構きつい斜面に差し掛かります。きついのでシャッターを押す余裕はありません!
烏帽子岳頂上付近は比較的なだらかに…
1363㍍の烏帽子ヶ岳山頂到着!看板のみでした。視界無し。かなり地味な山頂です。
教科書に出てくるような黄色い花?(勉強中)
鞍部到着 鬢櫛山までは30分との表示有り。後半が急坂と注意書き、思わず震え上がりました!
確かに前半心地よい散歩道
急登はあったものの、あっという間に頂上到着!山頂の標識はまたもや木に張り付けられていました。裏に見えるのが烏帽子ヶ岳
掃部ヶ岳方面へ向けて下山開始、気持ちの良い登山道
明瞭な登山道で心配無し
鬢櫛山からの下山道は一端車道に出ます。本来は車道に出て左に曲がり10㍍くらいの右手に上図看板が出ています。非常に小さくで見落としてしまう可能性が大きいです。わたしは、今回車道に出てから、間違って右方面に車道を4,500㍍下ってしまい、掃部ヶ岳への登山口がなかなか出てこない事に気付き、元来た登り道を戻りました。漸く上図看板を見つけ一安心!【要注意】
光り輝く新緑
どの山の樹林帯の様相は似た感じです。よって、写真だけではどのあたりの景色か判断出来ないと思います。
ほぼ直線の道を頂上に向けて登ります。丸太を利用した階段が作られていますが、歩幅が狭く歩き辛い。その脇に歩きやすい道が踏み固められています。階段は歩き憎いので登山者は脇道を利用しているようです。
他の山では出会わなかった階段、登りも下りも結構歩き辛い。段差の間隔が狭い
頂上近くで登山道は傾斜が緩やかになりました。もう少しです。
掃部ヶ岳(かもんだけ)山頂の表示板(榛名山の最高峰1449㍍)
榛名湖の絶景を見下ろす
右手下、わずかに見える集落が”伊香保温泉街”なのでしょうか?
美しい白い花(勉強中)
榛名湖周回道路付近で見掛けた鮮やかな青い花(ルピナス?勉強中)
掃部ヶ岳の下山口は榛名湖を挟んで榛名富士の真正面にある為、ほぼ半周30分程度駐車場まで戻る必要があります。
水仙はお手植え?榛名湖周辺至る所に群落がみられました。
掃部ヶ岳方面を振り返る
右が烏帽子ヶ岳、左が鬢櫛山
最後に
登山の前にのんびり温泉に入り過ぎると、筋肉の緊張をほぐすどころか、いざ登山開始すると筋肉に力が入らず、困ったという過去の経験がありました。そういう事もあり、前日の温泉浴はいつもより若干抑え気味にしました。しかしながら、今回、登り始めてしばらくするとちょっとした足の重さを感じました。先週秩父に行った2週連続登山の影響か、あるいは2日前にやった軽めのヨガのレッスンの影響か良く分かりません。多分年齢的な体力の衰えが大きいのかもしれません。今後は体と相談しながら、休養を十分取り、休み休み登って行きたいと思います。
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