『ユアプレイス、マイプレイス』のネタバレ感想・見どころ
男女の20年来の親しい”友だち”という間柄というのもあり得るものだと思います。しかしながら、彼女たちの間柄は蓋を開けて見ればお互いに(ネタバレですが…)本当は初めから誰よりも好きだったというところが問題でした。その間、20年間という時間を決して後戻りできません。ましてや本作映画の様に収まるべき鞘に収まったと言うにはあまりに長い時間でした。正直な感想としては”現実離れしている”と言い切ってしまいところです… しかしながら、男女の仲というのは多分他人からの一般的な尺度では計る事は出来ない不思議な関係なので、このようなちょっと風変わりな恋愛の成就というパターンも正直に頷くべきなのでしょう…
なんともまだるっこしい感想で申し訳ありません…
デビーに扮する主演リース・ウィザースプーンの人柄が十分活かされた演出で、見ていて本当に楽しい110分でした。デビーは好きな小説を片っ端から読みまくり相当な知識を蓄積しているところに逞しさが感じられました。運良く新たに出版会社の編集者の職に有りつくことが出来て、新たな人生を切り開く展開となって行きます。
ひょんなことから住む家(ニューヨークとロス)を1週間だけの約束で交換して住むという設定でした。これまでお互いの(メールや電話)連絡で十分理解しあえていたと思ったつもりでしたが、実は肝心な事は何も知らなかったという事実を突きつけられます。脚本の上手さで、納得させられるハッピーエンド!ちょっぴち幸せな気持ちになること間違い無しの映画です。
『ユアプレイス、マイプレイス』のあらすじと概要
リース・ウィザースプーンとアシュトン・カッチャーが共演したロマンティックコメディ。
ロサンゼルスの一軒家で息子と暮らすシングルマザーのデビーと、ニューヨークの高級マンションで気ままな独身生活を楽しむピーターは、20年来の親友同士。正反対の生活を送る彼らは、ある事情から1週間だけ家を交換して暮らすことになります。これまで相手のことは何でも知っていると思っていたデビーとピーターでしたが、互いの家で生活する中で相手の思わぬ一面を知り、満足していたはずの自分の人生、それが実は本心から求めるものと違うことに気づいていくことになります。
「プラダを着た悪魔」などの脚本家アライン・ブロッシュ・マッケンナが監督・脚本を手がけています。
2023年製作/111分/アメリカ
原題:Your Place or Mine
配信:Netflix
同じ様にお互いの住む家を交換するストーリーがちょっと似ている映画
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『ユアプレイス、マイプレイス』のスタッフとキャストについて
アライン・ブロッシュ・マッケンナ監督・脚本:『プラダを着た悪魔』などの脚本を手掛けています。
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リース・ウィザースプーン(デビー):シングルマザー、20年前にピーターと知り合うが別れてしまう。しかしその後、お互いに連絡を取りあい大切な”親友”として関係を継続しています。小説を読むことに興味があり、非常に詳しい。
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アシュトン・カッチャー(ピーター):ロスからニューヨークに移住し、仕事も順調。高級アパートメントで一人暮らしをして、独身生活を謳歌しています。夢であった小説家を目指すことを断念していたが、こっそりと小説を書いていた事が分かり、デビーが原稿を出版者に渡す。
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