『海賊じいちゃんの贈りもの』のあらすじと概要
「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク主演による、壊れかけた家族の再生を描いたコメディ。おじいちゃんの誕生日を祝うために、久しぶりに帰省したスコットランド・ハイランド地方の自宅に集まったマクラウド一家の面々。しかし、ダグの浮気が原因で、別居中破局寸前のダグとアビー夫妻、世間体ばかりを気にする成金の伯父、精神状態が不安定な伯母と、いずれもクセものぞろいでした。彼らの勝手な都合に振り回されるおじいちゃんとアビーの3人の子どもたちに、ある日突然恐ろしい悲劇が襲い掛かります。さらに、子どもたちの純粋無垢な行動がきっかけとなり、マクラウド一家は最大の危機を迎えることになりますが……。監督は、イギリスで人気ドラマを多数手がけたガイ・ジェンキン＆アンディ・ハミルトン。
2014年製作／95分／イギリス
原題：What We Did on Our Holiday
『海賊じいちゃんの贈りもの』のスタッフとキャストについて
ガイ・ジェンキン＆アンディ・ハミルトン監督：
デヴィッド・テナント（夫ダグ・マクラウド）：英BBCの長寿SFシリーズ「ドクター・フー」の10代目ドクター役に抜てきされ、4シーズンにわたり主演を務め英国内で絶大な人気を誇るという／自分自身の浮気が原因で妻アビーと別居しています。しかし、今回は父親の誕生祝いの為、家族全員が故郷に集まる事に…内心とは裏腹に表面的な仲良し振りを繕おうとしますが…
他出演映画➢おすすめ映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』（２０１８／ジョージー・ルーク監督）感想‣シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーの女王対決
ロザムンド・パイク（妻アビー・マクラウド）：人気シリーズ第20作「007 ダイ・アナザー・デイ」（02）でボンドガールに抜てきされ、華々しいスクリーンデビューを飾っています／別居中の夫と子供三人と共に夫の故郷スコットランドを訪れる事に。
出演作品➢おすすめ映画感想｜『荒野の誓い』（２０１７／スコット・クーパー監督）
ビリー・コノリー（ダグの父親 ゴーディ・マクラウド）：75歳の誕生日を迎え家族が皆集まってくる東実、孫3人と海浜を散歩中に息を引き取ります。彼は孫と散歩中「俺の体にはバイキングの血が流れている。俺はもう少しであの世に行くわけだが、その時は遺骨を海に撒いて欲しい。ご先祖様たちはそうやって旅立っていったのだから。俺の死にざまを見れば、ダグとギャヴィン（孫の両親）も少しは仲直りできるかもしれん」と3人に語っていたことが伏線となり、とんでもない”事件”が起きてしまいます…
出演作品➢『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』
『海賊じいちゃんの贈りもの』のネタバレ感想・見どころ
ロザムンド・パイク出演映画という事で本作を見てみました…
おじいちゃんが息を引き取った後の、孫三人の想像も出来ない行動（力）にびっくり仰天！おじいちゃん思いという事は理解出来ますが、幼い子供たちがまさかここまでやるかという驚きの方が強かった…
そもそも彼らに意外な行動を起こさせた原因は両親、親戚らの自分本位の行動、考え方にありました。別居中、離婚手続き最中の両親には子供の言動など鼻から頭に無かったのが大きな問題でした。
ロンドンを離れ、スコットランド・ハイランド地方の壮大な風景が何度もスクリーンに差し込まれます。素晴らしい息を飲むような雄大な景色に思わずうっとりさせられます。しかしながら、車中の両親はそんな風景など一切目に入らず常に”口論”の真っただ中にいました。三人の子供はいつ終わるとも知れない、いがみ合いにはうんざりしていました。そんな中、子供3人の唯一の理解者は75歳を迎えるおじいちゃんでした。しかし、彼は癌に冒されており余命はわずか…
彼ら4名はごたごた続き雑踏の家から、誕生パーティーの当日の朝、逃げるように海浜に出掛ける事になります。孫たちと時間を過ごす内に予期せぬ”事件”更に輪を掛けた孫たちの超意外な行動…
こんな事（ヴァイキング式お葬式！！）をしてしまって一体全体この後どうなってしまうのか？大丈夫か？とかなりヒヤヒヤし心配になりました。しかしながら、しっかりしたストーリー展開で丸く収める見事な手法には舌を巻くばかり…最後まで安心してしっかり見ることの出来る展開でした。
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