前回の芦ノ牧温泉「仙峡閣」訪問以来2回目の芦ノ牧温泉訪問となりました。たいへんに山深く、以前は中々訪れることも困難な「幻の温泉郷」だったそうです。雄大な自然に囲まれた秘境の真っただ中の地に近代的な温泉施設がある事にびっくり仰天しました。今回も素晴らしい温泉と会津の食を十分堪能する事が出来ました。会津若松、大内宿訪問の際は、ちょっと足を延ばして芦ノ牧温泉に宿泊を検討されてみては如何でしょうか?
前回訪問の『峡仙閣』訪問記事はこちら➢
栃木の名湯 〜塩原温泉郷②〜厳美の宿『会津屋」から南会津 秘境の芦ノ牧温泉『仙峡閣』(日本秘湯を守る会)へ
芦ノ牧温泉 「大川荘」へのアクセス
今回は東北新幹線を利用しました。前回芦ノ牧温泉訪問の際は、栃木県奥塩原に前泊した為、車で国道121号を利用し、南会津町経由で来ました。電車では多少遠回りとなりますが、時間的には早目かなと思います。なお、東武鉄道特急リヴァティを利用して、浅草から来ることも可能です。(会津鉄道経由会津田島駅乗り換え、芦ノ牧温泉駅まで。この駅はネコが駅長で有名だとか)その場合は4時間(6,670円)
(行き)
12:18上野駅発 新幹線やまびこ209号 (1時間半)
13:47郡山駅着
14:15郡山駅発 磐越西線快速(会津若松行)(1時間)
15:20会津若松駅着
駅到着後直ぐ出発するホテルまでの送迎バスあり(約40分)
合計3時間半程度(片道9,330円)を要しました。
(帰り)同じ行程にて東京に戻り
芦ノ牧温泉
「大川荘」の概要
館内・サービス
チェックイン・アウトの時間帯は宿泊客が集中しますが、丁寧な応対でまったくストレスを感じることなくスムースに手続くを済ませる事ができました。ウェルカムドリンクなどのサービスはこのご時世、特に行われていませんでしたが、大変珍しい三味線演奏による心温まる”歓迎”を受けました。
阿賀川沿いの断崖絶壁に立つ壮大な温泉旅館、右下に屋根が見えているのが空中露天風呂の一角(早朝の時間帯は無料開放、他時間帯は有料貸切で利用)断崖絶壁に突き出している様に見えます。
会津若松方面に向かう街道を見下ろす位置(かがやき公園内)に”足湯”が設置されています。生憎の雨模様で観光客の姿は見えず。
広々と大変落ち着いた雰囲気のフロントとロビーにびっくり仰天しました。大きな窓から見られる山の木々の新緑のパノラマも圧巻です。
先ず、目に入るのが毎日午後4時から6時まで演奏される三味線の歓迎演奏、吹き抜けとなっている空中舞台という粋な趣向です。詳しくありませんがアニメ『鬼滅の刃』の「無限城」の雰囲気そのものとか。今回も鬼滅の刃ファンと思われる方々の姿も見受けられました。
窓から見える対岸の緑は圧巻、新緑の緑も美しいですが、秋の紅葉時期も楽しみです。天気は生憎の曇り。部屋からも、温泉からも、食事のレストランからも目に入る「緑一色」の絶景は目に焼き付きました。
2日目は生憎の雨模様の為、旅館周辺の散策のみ。美しいピンクの花が目につきました。
温泉神社の赤い鳥居、階段を登ると右手に祠、左手に”源泉”と思われる施設があります
ホテルラウンジで食した抹茶ソフトクリーム
山塩プリン ほんのり塩味の効いたクリーミーなプリンは絶品でした…
温泉
広々とした内風呂、丁度良い温度の無色透明の温泉。写真には写っていませんが、洗い場も広くて使い勝手がとても良い。
絶景露天風呂 この温泉に入るだけでも来る甲斐はあると思います。秋の紅葉、極寒の雪見風呂なども一興そう!
大変に珍しい三段となる棚田式の温泉、湯船床から湧き上がる源泉は少し熱めなので注意が必要。対面の緑を眺めながらの入浴は至福の時!夜間は対岸の緑がライトアップされていました。無色透明の源泉掛け流し!
これも温泉地では珍しいピンクサルトの寝ころびサウナ(岩盤浴)用意されているバスタオルを小石の上に敷いてゆっくり寝ころびます。身体の奥底まで温められる感触が素晴らしく、大量の汗の流出に驚きました。また、敷き詰められた小石の上を歩くと脚の裏に激痛が走りました。どこか体に悪い所でもあるのか、少々気になりました。
毎朝5:30〜9:30の間のみ無料開放されている”空中露天風呂”123段の階段を下りる必要があります。京都清水寺の舞台を模して造られたという構造の湯屋は雰囲気抜群です。貸切風呂(45分3300円)として利用するには広過ぎる大きさにびっくり仰天。(洗い場などの設置はありません)風呂上りにはこの階段を上る必要があります(エレベーター無し)
食事
夕食は17:45から、窓際の席から絶景を眺めながらの食事は気分も最高 会津の味を満喫しました。かなり大き目のテーブルが用意されています。相方とのおしゃべりは少し距離があるので、大声でしゃべる必要があります。
桜海老道明寺 雪下キャベツ擬製豆腐、竹の子スリ流し等々かなり手の込んだ料理の数々 素晴らしい味でした…
会津蕎麦 絶品/バカうま!もともと蕎麦造りは信州高遠から会津に伝えられたと聞きました。舌触りも良く美味しい蕎麦を堪能しました。
最後に
近場の観光スポットとしては、大内宿、会津鶴ヶ城など多いのですが、以前訪問済であったことと、市内散策も予定していましたが(ホテルから市内への往復無料送迎バスが運行されています)生憎の雨の為旅館の周辺のそぞろ歩き(一時間ほど)を愉しみました。
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