前回30年前、同じルートで三峰神社から登り、雲取山荘にてテント泊、その夜新宿方面の夜景が綺麗に間近に見えた思い出が残っています。残念だったのは「三条の湯」は通過しただけで何故か入らず、今回は新築された雲取山荘での小屋泊まりと「三条の湯」での念願の日帰り入浴がようやく出来ました。しかも、紅葉の最盛期、多くのハイカー達と共に絶好の快晴に恵まれた事と、さらに高校時代の同級生とふたりで登るという、本当に良い機会に恵まれた事を感謝したいと思います。ありがとうございました!
「雲取山」へのアクセス
(第1日目)
池袋6:50➡西武秩父駅8:14(特急LAVIEW)、西武秩父駅8:30➡三峰神社9:45(バス)
三峰神社10:00 ➡ 炭焼平 10:50 ➡ 霧藻ヶ峰 11:30 ➡ 白岩小屋跡 13:20
➡ 大ダワ 14:50 ➡ 雲取小屋 15:30到着 (歩程10㌔、5時間半)
(第2日目)
雲取小屋6:45 ➡ 雲取山 7:09 ➡ 三条の湯 10:45(入浴後) ➡ お祭13:00着
(歩程約14㌔、約6時間 含む入浴約30分、林道歩き2時間)
お祭13:41 ➡ JR奥多摩駅14:20(バス、※要注意 便数は少ない)
JR奥多摩駅15:27 ➡ 東京駅17:10(快速おくたま東京行)
「雲取山」のおすすめポイント
明確なルート
三峰神社から雲取山荘へのルートは登山道がしっかりしている事と道標が極めて明瞭で、全く道に迷う心配がありません。危険個所も全く無いので初心者でも安心して歩けるルートです。歩程が約5,6時間と長丁場なので体力的には少しきついかも知れませんが、いい汗がかけます。
雲取山頂から三条の湯・お祭方面への下りルートは途中三条ダルミ以降三条の湯までの間のガレ場2,3か所の一部で崩壊か所もあり、ロープ、鎖、階段等の設置はありますので通過には細心の注意が必要です。特に悪天候時にはさらに慎重に通過する必要となる。また、岩場の通過個所もあるので、降雨、積雪凍結時にはスリップなどに注意する必要があります。
ルートはほぼ一本道なので迷うことは心配ないと思いますが三峰神社ルートほど目立った道標の設置がありません。所々にある赤いテープの確認、踏み跡の確認など迷わない様気を付けるべき個所がありますので、注意が必要です。
11月の紅葉
10月下旬から始まっている紅葉の最盛期で黄色を主体とする紅葉が美しい。堪能しながら歩を進めれば疲れも吹っ飛ぶ…
快適な山小屋(雲取山荘)
雲取山山頂下方700㍍にある山荘、平成11年に新築。収容200名。30数年ぶりの再訪。宿泊客はほぼ満員で食事は一回100名ほどを2回に分けて提供された。寝具は提供されるので寝袋の持参は不要。一泊二食付き8,200円は標準的な山小屋価格か。メニューもあまり贅沢は言えないが…
部屋、廊下、食堂、トイレ等手入れが行き届き大変気持ちよく利用できました。但、紅葉時期のハイシーズ中であり、宿泊客の多さには驚いた。小屋関係者は大勢の宿泊客を無難にさばいていたと思います。
夜9時消灯、早朝4:40頃起床で朝食は5:00からと早い。早朝の冷え込みはそれ程厳しくはなかった。
富士山及び奥秩父主稜の大展望台
目を見張るのが雲取山頂からの富士山の雄姿です。わたしが頻繁に上る丹沢から見慣れた富士山とまた一味違った富士山を堪能することができます。両神山、甲武信岳、金峰山、南アルプス等絶景を望めます。
三条の湯
深山幽谷の風情の山小屋、硫黄泉(源泉温度10.8度、Ph値10.3)で薪による沸かし湯ながら日帰り入浴が可能(600円) 大きな木の蓋を開けて入浴開始、わたしと同行者まるちゃん二名で風呂を独占する。永年夢見た「三条の湯」に初入浴だった為、ゆっくり入り過ぎて身体が少しだるくなる。身体がとても温まりここからしばらくはTシャツ一枚で下山を開始した。
最後に
三条の湯をあとに三条沢沿いの山道をしばらく下ると、後山川沿いの後山林道に出る。渓谷の紅葉美を堪能しつつ2時間の道をお祭(バス停留場)を目指し下った。バス便は2,3時間に一本と少ないので出発時間を事前に良く調べて下山したほうが良い。お祭には目ぼしいお店も休憩所も無い。林道をバス通りに出たら停留場は道を左折して直ぐ。
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