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世界遺産 杭州西湖、鳥鎮及び西塘 現地観光バスツアー

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 上海近郊で中国江南地区を代表する水郷古鎮の風情を愉しむ為に出掛けてみた。両鎮とも多くの観光客で溢れ返ってはいたものの随所に古の風情を残し、ノスタルジーに浸れることは間違いない場所だと思います。 

 大発展している上海に飽きたら是非こちらまで足を伸ばしてのんびりしてみるのも良い気分転換になります。

「鳥鎮」

世界遺産 杭州西湖、鳥鎮及び西塘 へのアクセス

  • 1日目:9:20長沙空港発➢10:50杭州空港着 ➢ 烏鎮(観光バス)泊
  • 2日目:鳥鎮 ➢ 西塘 ➢西渓湿地公園 ➢宋城➢杭州 (観光バス)泊
  • 3日目:西湖 ➢ 杭州清河坊➢17:30杭州空港発 ➢ 19:25長沙空港着

位置 :杭州は上海の南西150㌔に位置する。西塘は杭州から南へ130㌔にある浙江省嘉興市嘉善県に 位置する鎮、鳥鎮西柵は同じく杭州の南80㌔地点に位置する桐郷市に所属する。 西湖は杭州市内、西渓湿地公園は西湖の西5㌔にある。やはり、なんといってもこれだけの諸都市を自分が個人的に旅行計画を立て短期間に効率良く訪れる事はまず不可能。Ctrip(携程)の現地発着(今回は杭州)の現地観光バスツアー利用は便利だと思う。

「鳥鎮」
器用な漕ぎ方
「東洋のベニス」とはよく言う!
民宿 (江戸時代の旅籠の雰囲気か)
日が暮れてきた
川面を照らす家の明かり (以上「鳥鎮」 )
「西塘」 へ出発前、宿の近く
「西塘」入口付近、 昨日の「鳥鎮」とはがらりと雰囲気が違う
「西塘」 内のレストラン
早朝のゴミ拾い
運河で洗濯も
紹興酒の甕売り酒屋 {銘酒「女児紅」などが並ぶ)
揚げパン屋
大豆搾り機

世界遺産 杭州西湖、鳥鎮及び西塘 の見どころ

 少し古い中国のガイドブックには「鳥鎮」、「西塘」など現在の観光地の説明はされていませんでした。 現在、これら小村は明代風の住居、店舗が運河沿いにずらりと立ち並び数百年前にタイムスリップした様な懐かしい印象の水郷の町として大変に人気があります。

 そこでは現代風のお土産、食品を売る店が軒を連ねていますが、地元の土産品、酒(紹興酒で有名な紹興の街も浙江省内です)などの伝統的な特産品を売る店もたくさんあります。

 運河の水は決してきれいとは言えませんが、現在でも運河の水を利用して洗濯をしている人もいて、運河の町で生活する人に取って、この水郷は今でも生活を支えている大切な水である事を実感できます。

 今回「鳥鎮」、「西塘」を訪問した理由は杭州近郊の水郷の町で風情のある歴史のある町として紹介されていた為です。また、都合よく今回の杭州訪問のツアーにこの2カ所が組み込まれていました。

 距離的にも杭州はから片道100㌔と他中国国内旅行と比較すればそれ程遠くない位置にありました。 杭州に加えて「鳥鎮と西塘」に行くか、もしくは「千島湖」に行くかこの2コースが、杭州をメインとする一泊二日の旅行の主要な観光コースの選択肢になっています。

 一方、「杭州」の市内観光のメインは西湖の蘇堤散策、ボートによる西湖遊覧、杭州宋城景区見学、西湖の西方5㌔にある西渓湿地公園(国家公園)及びフードストリートである杭州清河坊での食事など、訪問スポット満載のツアー行程となっていました。

 わたしは土曜日午前中のフライトで長沙から杭州空港に到着し、旅行会社の出迎えスタッフに迎えられ「杭州新幹線駅」まで車で移動しました。新幹線駅で、他のツアー参加者の杭州駅到着を待つことになります。

 杭州に来るたびに感じる事は、それは浙江省全体にも言える事ですが、幹線道路や市内街路樹他緑化に杭州市が大変力を入れている事に感心させられます。

 わたしの居住している湖南省長沙なども緑化に相当力を入れていますが、浙江省の大都市及び中小都市もどこも莫大な予算を投入し、創意工夫、造園技術の粋を集めて緑化に力を入れています。また、造園の技術の高さに関しても目を見張るものがあるように思われます。

 道路沿道は単純なグリーンベルトではなく、下草、低木、中高木のバリエーションが素晴らしく、幹線道路の走行時に感じられるのは、まるで緑で覆われた公園の中を車で走っている印象を受ける為、清々しいたのしい気持になります。

 浙江省内どこを走っても森林浴をしながらドライブをしている最高の気分になります。杭州東駅近辺も素晴らしい緑化により、自然の公園の中にいるようなところに駅が作られています。

 又、新幹線降車後の観光客を待ち受ける大型観光バス駐車場へのアクセスの利便性、観光客のバス待ちの待合室の規模も大きく、乗客が新幹線からスムース、ほとんどストレス無く乗り換えができる工夫がなされているところ等も杭州訪問のおすすめポイントだと思います。

国際観光都市として多くの国内外の観光客の受入体制に相当な力を入れているという印象が強いです。

  早朝のフライトで長沙から出発したので、杭州には早目に到着しました。他のツアー客も三々五々集合したので、最初の目的地「鳥鎮」を目指しバスに乗り込み出発しました。

【烏鎮西柵】

 アジアのベニスと言われる鳥鎮(浙江省桐郷市)は1300年の歴史が有する小さな古鎮(村)です。杭州からは80㌔離れており、バスで2時間半の距離です。明,清朝時代の建築物が良く保存されている方が東柵、今回訪問した西柵は2007年に新規にリゾート水郷として整備されたところでした。

 個人旅行で行く場合は西柵入場料120元、東柵は100元、2カ所共通で150元という値段が設定されていますが、今回バスツアー2泊3日500‐600元の料金設定には西柵入場料が含まれています。団体旅行では、入場料に対するかなりの優遇がある様です。

 鳥鎮は運河沿いに店や宿泊施設が立ち並ぶ運河の町で船に乗り回遊することも可能です。ベニスを訪問したことがないので、アジアのベニスと言われても比較しようがありません。正直本物のベニスの方がもっときれいなような気がします。ここも「中国でもっとも美しい水上村」とう称号が付けられていました。ちょっとオーバー過ぎる表現という気もしなくはありません。

 西柵の規模は大きく、複雑な迷路のような街中で、運河に掛かる多数の橋を何度も繰り返し渡る為に自分が街のどこにいるのか、全く判らなくなります。帰りは鎮内の服務員にたびたび道を尋ねようやく出口までたどり着く事ができました。

太陽が沈み始めると、店や通り、橋がライトアップされてくるので、益々情緒的な夕景が展開されてきます。

 宿泊は鳥鎮からち近い所にある普通のホテルでした。ホテルの周辺はまだ、未開発な農村で、コンビニと土産屋が数件ある程度でした。

【西塘、西渓湿地公園】

 翌日は早朝にもう一つの水郷古鎮である「西塘」(嘉興市嘉善県)を訪問しました。古鎮内に何カ所か散在する「古民家の様な私邸」への訪問、各種博物館もあるようでしたが街並みをぐるりと巡るだけで、バスの出発時間となりました。ここも烏鎮西柵と似たような情緒ある水郷の町です。

 次に移動したのは西湖から西に5㌔離れた西渓湿地公園。「フォーシーズン杭州湿地公園リゾートホテル」が入口付近にあります。湿地公園内の移動はディズニーランドのジャングルクルーズと同じように現地ガイドによる説明つきの船に乗って回遊する湿地公園ミニツアーです。アトラクションの趣向をこらされている訳でもなく、自然の湿地帯見学のみです。

 最後は「宋城」というテーマパークです。中国人旅行客(特に家族連れ)はとても楽しみの一つとしている施設らしく、夕方17:00頃到着後、戻りを21:00と指定され、園内で延々4時間の参観時間が取られていました。

 宋朝をテーマにした、建物、アトラクション、販売員の衣装も宋朝風の衣装です。広大な敷地、大変な人出の為、見て回るだけでたいへん疲れるところです。

 杭州には美味しいものが多数ありますが、ちょっと変わった名前の叫化鶏(乞食鶏)があります。名前の通り「乞食」が調理方法を考え出したものと伝えられています。若鳥を蓮の葉で包み、粘土で固めて蒸し焼きにするものです。鶏の旨味が逃げず、肉が柔らかく仕上がるでお勧めです。それにしても乞食鶏とはたいへん差別的な料理名で、余りおいしいそうな鳥料理を想像できません。しかしながら、味は結構美味しいですお勧めです。

西渓湿地公園
西渓湿地公園
杭州郊外 龍井茶の茶畑
杭州西湖
杭州清河坊 美食街
杭州清河坊 叫化鶏(乞食鶏) 販売店

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