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おすすめ映画|『アイリッシュマン』(2019/マーティン・スコセッシ監督)第2次世界大戦後のアメリカ裏社会を生きた無法者たちの人生を描く

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アイリッシュマンの作品詳細

製作:2019年 アメリカ、 上映時間 210分

監督:マーティン・スコセッシ シチリア系イタリア移民、マフィアの支配するイタリア系移民社内の中で育つ、人格形成と作品にその出自の影響が色濃く残っている。ロック音楽最盛期に育ったことから、ザ・バンド、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、エリック・クラプトンなどの音楽を自身の映画作品に使用することが多い。主要映画作品:『タクシー・ドライバー』(76)、『レイジング・ブル』(80)、『キング・オブ・ニューヨーク』(02)、『アビエイター』(04)、『デ・パーティッド』(06)、『ウルフ・オブ・ウオールストリート』(13)など多数。

主演:ロバート・デ・ニーロ(フランク・シーランス)1943年生まれ、76歳。父はイタリア系及びアイルランド系、母はイングランド・ドイツ・フランス・オランダの血を引いている。1972年公開の『ゴッドファーザー』ではオーディションに落ちるが、続編『PART2』では出演を果たし、その演技力を高く評価されアカデミー賞助演男優賞を受賞している。マーティン・スコセッシ監督作品でも多くの映画に主演しており、『ミーン・ストリート』,『タクシー・ドライバー』、『ニューヨーク・ニューヨーク』、『レイジング・ブル』などがある。役作りは特に徹底している事が有名で例えば、映画『タクシー・ドライバー』では撮影前3週間実際ニューヨークでタクシードライバーとして働いていたと言われている。  

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出演:アル・パチーノ(ジミー・ホォファ)南イタリアシチリア島出身の移民の子として生まれる。少年時代は非常に貧しく、ニューヨーク市内で自転車便、ビル清掃、映画館のアルバイトなど職業を渡り歩き、アクターズスクールで演技を学んでいたが、オーディションに行くためのバス代も無いほどの貧乏であった。演技力をフランシス・コッポラに高く評価されたことから、当時まだ無名に等しかったが『ゴッドファーザー』のマイケル役を獲得した。続編の『パート2』では主演に抜擢される。1995年『ヒート』でおいて、ロバート・デ・ニーロとの初共演が大ヒットし、続き『ボーダー』、今回の『アイリッシュマン』は三作目の共演作となる。

ジョー・ペシ(ラッセル・ブファリース。)他

アイリッシュマンのあらまし

「タクシー・ドライバー」などスコセッシ監督映画に出演したロバート・デ・ニーロが再び犯罪ドラマで組んだ。アメリカ裏社会の無法者たちの暗躍を描く。

1950年代トラック運転手でありアイリッシュ系アメリカ人であるフランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)はマフィアのボスであるラッセル・ブファリーノ(ジョー・ベシ)と知り合い、イタリア系マフィアに商品を横流ししていく。ラッセルに気に入られ、フランクは殺しを請け負うようになり、全米トラック運転手組合委員長ジミー・ホォファ(アル・パチーノ)を紹介される。フランクはジミーのボディガードとなり、やがて家族ぐるみで付き合い彼の右腕までのし上がっていく。

1960年にジョン・F・ケネディが大統領となり、その弟のロバート・ケネディが司法長官となってホッファを追求し始める。ホッファは刑務所に入り、後継のフィッツシモンズは組合の年金をマフィアに過剰投資し始める。ホッファとトニー・プロの関係は修復不可能となる。ホッファはニクソン大統領によって釈放されるが、組合活動は禁止される。やがてホォファの権力に陰りが見えてくる…

アイリッシュマンの見どころ

マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノなど超豪華な顔合せと聞いて大きく期待してみた。主要な出演者が70歳代と聞いて驚くが、迫力は少しも衰えていない。ドラマの内容がマフィア絡みの犯罪ドラマであり、あまりに多くの人が次々に殺されるシーンには流石に辟易したが、、、

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ケネディ大統領の暗殺の真相をほのめかす様な発言シーンもあったので多少驚きました。アメリカも50年〜70年代は社会の広い範囲でマフィア勢力が支配するような、いかがわしい無法の時代が長かった様に描かれており、認識を新たにしました。アメリカの華々しい表層の世界と、どす黒い裏の闇世界を赤裸々に見せつけられ唖然とさせられました。

それにしても210分の上映時間はかなり長目なので少し忍耐力が必要ではある。

従来のアル・カポネなどのマフィアドラマとも若干異なる視点「全米トラック運転手組合」との闇の癒着構造などを詳細に暴くなど、「社会勉強」(実際はアメリカ人は誰でも知っている事なのかも知れないが)にもなり、一見の価値はあります。 

 

おすすめ度★★★★

 


 

 

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