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おすすめ映画感想|『ザ・サークル』(2017/ジェームズ・ポンソルト監督)エマ・ワトソン主演、トム・ハンクス共演のサスペンススリラー

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『ザ・サークル』のあらすじと概要

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世界No.1のシェアを誇る超巨大SNS企業〈サークル〉である憧れの企業に採用され、 奮起する新人メイ(エマ・ワトソン)は、ある事件をきっかけに創始者でカリスマ経営者のベイリー・イーモン(トム・ハンクス)の目に留まり、新サービス〈シーチェンジ〉の実験モデルに大抜擢される。

至るところに設置された超小型カメラで自らのプライバシーから何から何までを、24時間全て公開したメイは、一瞬にして一千万人を超えるフォロワーを獲得、一躍ネットの有名人となる。ベイリーの理想「全人類の透明化」を実現するため、更なる新サービス〈ソウルサーチ〉の公開実験に臨むメイ。

だがそこには思わぬ悲劇が待ち受けていた。あまりにも膨大な善意の渦に隠された<サークル>の重大な欠陥に気付き始めるメイだった。

 

『ザ・サークル』のスタッフとキャストについて

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ジェームズ・ポンソルト監督:28歳で長編映画デビューを果たし、サンダンス映画祭でその才能が認められた。

『スマッシュド ~ケイトのアルコールライフ~』(2012)『スペクタキュラー・ナウ』(2013)『人生はローリングストーン』(2015)とアルコール依存症など何かへの中毒者を扱っている作品がメイン。本作品『ザ・サークル』のメイはインターネットあるいはガジェットへの依存/中毒が見られます。なぜこのようなキャラクターに惹かれるのかという映画雑誌の質問に対して、

私が惹かれるキャラクターはとても深い欠陥や欠点を持っていて、ほかの誰かに自分を癒してほしいと思っているような人物です。しかしそういう風に自分を癒そうとするのだけれども、それも応えられずに失敗してしまう。そのような彼らの中にこそ人間的な葛藤があると思えるのです

と回答しています。現代社会の深層問題をテーマとして、観衆に投げかけている映画と言えそうです。

エマ・ワトソン(メイ・ホランド役):イェール大学、ケンブリッジ大学などにも合格したが、リベラル・アーツ教育のアイヴィー・リーグ名門校のブラウン大学に進んだことでも分かる通り、彼女自身高学歴であり、本作品でのメイ・ホランド役はぴったりのはまり役。実際、エマ・ワトソンのツイッターは2500万人によってフォローされているらしく、映画のメイと相通じるところがあります。

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トム・ハンクス:SNS企業のカリスマ創業者ベイリー・イーモン役。しかしながら、トム・ハンクスの他出演映画での役柄と少し、普段と少し異なった「トム・ハンクス」を見せられた気がします。ネタバレになりますが、最後の最後に自らの全プライバシーを公開され、してやられたという”表情”が名演技でした。

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エラー・コルトレーン:メイの幼馴染のボーイフレンド・マーサー役。 映画『6才のボクムが、大人になるまで。』で、6歳から12年にわたり主人公のメイソンを演じ続けた元子役。

6才のボクが、大人になるまで。映画 レビュー

ジョン・ボイエガ(タイ・ラフィート役):J・J・エイブラムス監督の「スター・ウォーズ フォースの覚醒」(15)では、物語の新たな中心的キャラクターとなる、ストームトルーパーの脱走兵フィンを演じて世界的に注目を浴びる。

カレン・ギラン(友人アニー):仕事がバリバリ出来るキャリアウーマンを好演、メイが私生活を公開し始めてから、違和感を感じて一歩遠ざかり始める「普通」のセンスを持った存在として浮かび上がる。全米大ヒット作「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」(17)でもメインキャストに起用された。その他の映画出演作に「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(15)。

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『ザ・サークル』のネタバレ感想

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こんなにインターネットが発展するとインターネット無しの生活には、もう戻れない様な気がします。わたし自身もSNSを活用して情報の交換、発信をしています。非常に便利になった事は間違いありませんが、SNSのみに頼り切った生活も何となく考え物という気はします。また、SNS中毒・依存にならない様に注意しなければなりません。人とのつながりはネット上より、やはり現実の関係をより重視したいと考えています。ネットは補足するもの、出来れば一部の手段程度に留めたいものです。

本作品中では自社が開発したカメラを装着することで、ひとりの人間の全プライバシーを公開していました。これは、一般大衆の大注目を浴び、一瞬にして有名人になるストーリーが展開します。これに似た様な日本のTV番組もあった様に思いますが、個人的には他人のプライバシーまで首を突っ込んで何もかも見てみたという欲望は全くありません。何もかもオープンにされたら、逆に興味が薄れるのではないでしょうか。本来隠すべきものを、少しだけ公開する、或は秘密でそっと“覗く”から好奇心が湧くのであり、100%オープン化に何故、注目が集まるか少し理解に苦しむところでした。

ボーイフレンドのマーサーがパパラッチの様な携帯カメラやドローンに追いかけられ、死に追いやられます。この事故に対してこの企業〈サークル〉は法的責任を負っていませんでした。一般大衆の興味本位の行動も時として重大な犯罪に結びつきかねない例であろうともいます。実に恐ろしい結果を招いてしまいました。作品中、その結果メイは3日間眠り続けて、立ち直り会社に出社していますが、これではアーサーが本当に浮かばれません。

否定的な意見ばかりで、余り「おすすめ映画」の感想にはなっていません。しかし、本作品は現在のSNS社会が直面する問題点の一端を垣間見る事ができる絶好の映画になっていることは間違いありません。

 

 

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