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おすすめ映画感想|「それでも、愛してる」(2009/ジョディ・フォスター監督)復活メル・ギブソン主演のファミリードラマ

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「それでも、愛してる」のあらすじと概要

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ジョディ・フォスターが「ホーム・フォー・ザ・ホリデー」(1995)以来16年ぶりにメガホンをとった監督第3作。メル・ギブソンを主演に迎え、ビーバーのぬいぐるみを心の支えに苦難を乗り越えようとする男とその家族の姿を描くファミリードラマ。2人の息子にも恵まれ順風満帆な家庭を築いていた玩具会社社長のウォルターと妻のメレディス。しかし、ウォルターがうつ病を発症してしまい、働けなくなってしまう。メレディスは夫の分まで仕事や家事に奮闘するが、ある日、ウォルターが捨てられていたビーバーのぬいぐるみを拾ってきたことから事態が好転をみせるのだが、、、

(あらすじ)

鬱症状を抱えた玩具会社社長、ウォルター(メル・ギブソン)のもとから、ふたりの息子と妻メレディスは別居してしまいます。為す術もなく自殺に走ったウォルターでしたが、彼の手にしたビーバーの腹話術人形の語る言葉がその命を救うことになります。その日よりビーバーが彼の代弁者となり、家族問題や窮地に陥った会社の経営方針に口出しを始めました。ビーバーは宿主であるウォルターに似ぬ積極的な発言で、一躍彼を会社の救い主に祭り上げます。だが、所詮はウォルターの分身に過ぎないビーバーの言葉は家庭を救うことはできず、息子たちとのあいだの溝は深まります。そして自分と家族たちとの絆を取り戻すべく、ウォルターは人形をはめ込んだ片腕を回転ノコギリの前に置くのでしたが、、、

「それでも、愛してる」のスタッフとキャストについて

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ジョディ―・ホスター監督・妻メレディス役:映画界にとっての事件となったスコセッシ監督&デ・ニーロ主演の76年の「タクシードライバー」で少女の娼婦を好演し、いきなりアカデミー賞助演女優賞にノミネートされる。80年からは学業に専念していたが、「ホテル・ニューハンプシャー」で復帰し、88年「告発の行方」でアカデミー賞主演女優賞を受賞。続く91年の「羊たちの沈黙」でも再び同賞主演女優賞に輝いた。

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メル・ギブソン(夫ウォルター):監督としても「顔のない天使」(93)以降、「ブレイブハート」(95)でアカデミー賞作品賞(第68回)と監督賞を受賞、イエス・キリストを描く「パッション」(04)、全編マヤ語で製作された「アポカリプト」(06)など刺激的な題材に次々と挑戦し、成功を収めてきた。

だが、その後は出演作になかなか恵まれず、飲酒運転で逮捕された際の反ユダヤ的な差別発言(06年)、長年連れ添った妻との別居(06年)、新たな恋人へのDV騒動(10年)が追い討ちをかけ、低迷期に突入してしまう。そんななか、ギブソンに手を差し伸べたのが映画界の友人たちだ。ギブソンと「マーヴェリック」(94)で組んだジョディ・フォスターは監督・出演の本作品「それでも、愛してる」(09)でギブソンを主演に起用した。

そして「ブラッド・ファーザー」(16年)を経て、「ハクソー・リッジ」(16)で最前線にカムバックを果たした。

現在では、「ブレイブハート」「ワンス・アンド・フォーエバー」(02)でタッグを組んだ脚本家ランダル・ウォレスと新たな監督作「Berserker(原題)」に取り掛かっているほか、出演作としては41万語以上を収録する辞書「オックスフォード英語大辞典」第1版製作の過程を描くショーン・ペン共演作「The Professor and the Madman(原題)」(邦題「博士と狂人」)は現在公開中となっている。(出典:映画.com速報)

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「それでも、愛してる」のネタバレ感想

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鬱病の恐ろしさが良く分かった。冒頭自殺を図るが奇跡的に一命を取り留めるシーンは非常に恐ろしい。一転捨てられていたビーバーの腹話術用のぬいぐるみに「命」を吹き込むことで、家族や会社社員との関係を修復させていく様子が滑稽ながら、こういう療法も有り得るのかなという気がしてきた。鬱に冒された本人を、ビーバーの姿を借りている正常な「自分」が勇気付け、叱咤激励していくところは、外から見ると何となく大人気ない気もするが、本人からすれば命に関わる「鬱」という病気に対峙する有効な真面目な方法だと思いました。

上記スタックとキャストの欄でも紹介した通り、メル・ギブソンが一時の大活躍の後、様々な問題を抱え長期低迷のスランプに陥っていたところに、映画界の友人が手を差し延べ、メル・ギブソンの復活支援を行ったそうです。その一作がジョディ―・ホスターからの本作品への出演依頼だったという。ストーリーは決して明るい話題ではなく、ギブソンの現状と多少ダブルところもあるのかなと思わせる展開でドキッとさせられましたが、紆余曲折のある復活人生が見事に描れています。

最後に

本作品はジェニファー・ローレンス出演作ということで鑑賞してみました。確かに出演していますが、脇役だったので少し期待外れのところがありました。それも今回は仕方ないのかなぁと思います。やはり、主演で華々しい演技を今後も期待したいものです。

 

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