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おすすめ映画感想|『マイ・ライフ』(1993/ブルース・ジョエル・ルービン監督兼脚本)残された人生を精一杯生き抜く 感動のドラマ

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『マイ・ライフ』のあらすじと概要

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30代にしてPR会社を経営するビジネスマン、ボブ(マイケル・キートン)はある日、末期がんの宣告を受ける。彼は献身的な妻ゲイル(ニコール・キッドマン)とそのお腹の中にいる子供にメッセージを残そうと、ビデオカメラに自分の生い立ちなどを語り始めるのを皮切りに、残り少ない余生を一生懸命生きようとする。真摯な姿に感動させられます。

しかしながら、30年振りに弟ポールの結婚式に出席するため、妻を伴って故郷に向かったボブは少年時代の思い出の場所を歩き、過去を追想します。幼いころ彼の両親は仕事一辺倒で、家族の愛を感じたことはなかった苦い思い出が蘇ります。結局両親らとの再会も口論に終わってしまいます。

生まれてくるわが子にはこんな思い話させたくないという気持ちが高まっていきます。

とても感動的なのは、最後に病床に横たわるボブが見たものは、両親や弟たちに囲まれ、LAの自宅の中庭に本物のサーカスが来ているのを見出だすところです。幼いころ、毎日仕事に忙しく、サーカスを見せてくれなかった両親が、とうとう願いをかなえてくれるシーンに感動させられました。

『マイ・ライフ』のスタッフとキャストについて

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ブルース・ジョエル・ルービン監督:デトロイト出身。

1990年、『ゴースト/ニューヨークの幻』の脚本を執筆、作品は世界的に大ヒットし、第63回アカデミー脚本賞を受賞、人気脚本家となる。なお、『ゴースト/ニューヨークの幻』は、2010年に『ゴースト もういちど抱きしめたい』として、日本でリメイクされた。本作品『マイ・ライフ』は彼の映画監督デビュー作となる。

マイケル・キートン(ボブ):90年代は「から騒ぎ」(93)、「ザ・ペーパー」(94)、「ジャッキー・ブラウン」(97)などで活躍。ピクサー作品の「カーズ」(06)と「トイ・ストーリー3」(10)にはボイスキャストとして出演している。近年は、「ロボコップ」や「ニード・フォー・スピード」(ともに14)といったアクション大作の悪役として存在感を放ち、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(14)では、ゴールデングローブ賞映画部門の主演男優賞(コメディ/ミュージカル)を受賞と大活躍をしています。

本作品では癌の為余命宣告を受け、生まれてくるわが子に残すビデオ撮影に没頭する演技が涙ぐましい。妻の出産に立ち会う慌てふためいた顔が忘れられない。とにかく随所に見られる、臨場感溢れる名演技振りは兎に角見応え十分でした。一見の価値はありました。

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ニコール・キッドマン(妻ゲイル):とても若くて、初々しい。余命宣告を受けた夫に付き添う、甲斐甲斐しい献身的な妻役は非常に素晴らしく印象的。

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『マイ・ライフ』のネタバレ感想

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自分が余命宣告を受ける時期と、自分の子供が生まれてくるタイミングがほぼ一緒という事もありうるのだろうか?身籠っている奥さんの気持ちとしてもかなり将来的に不安になるのではないだろうか?

ボブは、きっぱりと悟ったかのように、自分の死後に子供に贈るメッセージビデオの撮影に熱心に取り掛かります。子供に贈るビデオ制作に際し、父親である自分を紹介する為、両親の住むデトロイトを30年振りに訪れています。子供の頃、仕事が忙しく思う存分一緒に遊ぶことが出来なかった蟠りが未だに尾を引き両親とはなかなか、打ち解けた会話が出来ないもどかしさを残したまま、再び故郷を後にするところは非常に寂しい気持ちになりました。

何とか生き永らえ、長男の出産に立ち会う事が出来ます。一緒に過ごす非常にうれしい毎日を過ごす姿がとても印象的で目から離れません。子供は日々すくすくと成長していきますが、ボブの病状は次第に悪化し、がんはとうとう脳まで転てしたようでした。

最後の演出は、死期を迎えた自室のベッドから見た中庭のサーカス興行の一団は幼い頃夢にまで見たサーカスの実現でした。両親は当時サーカスに連れて行けず、息子に大変寂しい思いをさせた事をずっと忘れずに覚えていたのです。

 

最後に

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1989年にティム・バートン監督が手掛けた『バットマン』と、その3年後の1992年に公開された続編『バットマン リターンズ』でバットマンを演じたマイケル・キートンが、2022年6月3日全米公開予定のDCEU映画『ザ・フラッシュ』にバットマン役で出演することを打診されているというニュースが、2020年6月下旬に世界中の映画ファンの間で駆け巡ったそうです。

マイケル・キートン、バットマンファンにとってはビッグニュースだったと思います。ちなみに年齢的には、当時38歳だったマイケルが今年で69歳ということですが、、、

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