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おすすめ映画|『世界で一番パパが好き!』(2004/ケビン・スミス監督・脚本)

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Melba LosiewiczによるPixabayからの画像
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『世界で一番パパが好き!』のあらすじと概要

「チェイシング・エイミー」のケヴィン・スミス監督が五度目のコンビ作となる盟友ベン・アフレックを主演に迎え、子育てに奮闘するパパと7歳の娘の絆を温かなまなざしでみつめたハートウォーミングストーリー。なんと実話に基づく映画という事に驚きました。

娘の誕生と引き替えに、最愛の妻を出産後直ぐに失ってしまったオリー(ベン・アフレック)。その悲しみを忘れようと、音楽業界の宣伝マンとしての仕事に没頭するが、最重要なクライアントのウィル・スミス(実名)の些細なイベントの記者会見で大失態をやらかし仕事を失うことに。愛するニューヨークを離れて、ニュージャージーの実家へ戻ることになります。そこで道路清掃の仕事をしながら、初めて我が子を腕に抱いた彼の胸にわき上がってきたのは、妻を愛した証でもある娘への限りない愛情でした。「これからは世界一のパパになる」と宣言します。

そう約束した日から7年。オリーの娘のガーティ(ラクエル・カストロ)は、賢く愛らしい女の子に成長しています。小さな町での平凡だけど幸せな娘との生活。だが、オリーがもう一度NYでの人生を取り戻そうとした時、自分にとって本当に大切なものが見えなくなってしまいそうになります。

父娘はニューヨークに演劇「スウィーニー・トッド」を見に行きます。これが切っ掛けで後に、学校の学芸会で「スウィーニー・トッド」を演じる事になります。しかし、これはかなりショッキングな場面もあったことから、一瞬会場は氷り着いてしまいます。

おすすめ映画感想|『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2008/ティム・バートン監督)トニー賞を獲得した1979年の同名ミュージカルを映画化。

なお、本作は第25回ゴールデンラズベリー賞 ノミネート:最低主演男優賞 – ベン・アフレックなどと評価はそれほど高くないようです。

原題:Jersey Girl

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『世界で一番パパが好き!』のスタッフとキャストについて

ケヴィン・スミス監督:米・ニュージャージー州出身。レズビアンの女性と、それでも彼女に夢中になる男性のラブストーリー『チェイシング・エイミー』や、キリスト教を題材にしたコメディ『ドグマ』などで高い評価を得ている。

ベン・アフレック(オリ―・トリンキ):米カリフォルニア州生まれ、マサチューセッツ州ボストン育ち。出演映画は多数/本作品でh愛する妻を出産時のアクシデントで失った敏腕広告マン役。妻を失った衝撃を仕事に没頭することで紛らわそうとするが大失敗し、生まれ故郷ニュージャージーに引越をする。そこで、子供中心の7年間を過ごす事になります。

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リブ・タイラー(レンタルビデオ屋の女性店員マヤ):父親はロックバンド“エアロスミス”のヴォーカル、スティーヴン・タイラー。ベルナルド・ベルトルッチ監督作品「魅せられて」(96)で注目され、98年「アルマゲドン」でスター女優になる/本作品では学生アルバイトでビデオ屋のちょっと風変わりな店員。アダルトビデオ視聴者に関わる研究を博士論文のテーマにしている様子。

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ラクエル・カストロ(オリ―の愛娘ガーティ・トリンキ):非常におしゃまな女の子で、短刀直入な質問や行動の数々で父親オリ―をきりきり舞いさせる。

ウィル・スミス(本人)

『世界で一番パパが好き!』のネタバレ感想

邦題の『世界で一番パパが好き!』からは想像もつかないかなり下品ながら、たいへん面白い内容で楽しめました。実際どこまでが実話なのか判断に困りますが、、、ベン・アフレックの個性が良く出されていました。ジェット・コースターの様に絶頂期から愛する妻を突然失うという地獄のどん底へ真っ逆さまに突き落とされる心境は想像も出来ません。

しかしながら、その直後幼い娘の世話を自分の父親に押し付け、突然妻を失ったことを忘れようと仕事に没頭する姿はなんとも無残に見えました。結局仕事は失敗してしまいます。意気消沈してニュージャージーに戻り、7年の間子育てに専心します。母親がいない分もしっかりカバーして大成功、立派な少女として順調に成長する姿を見る事ができました。

ビデオ屋の超美貌のアルバイト店員と知り合ったり、ニューヨークに観劇に出掛けるエピソードも描かれます。いずれも、ちょっと取って付けたような話でとても自然な流れの様には思われないのが少し残念でした。

結局、オリ―はニューヨークで広告マンとして、復活する夢を捨てられず、なんと娘の学芸会発表の当日、広告会社の社長との面接に出掛けて行きます。たまたま待合室でウイル・スミス本人と同席し、会話するうちに広告マンへの復帰を諦め、ニュージャージーに飛んで帰ります。7年間熟慮していたであろう決意をあっという間に翻すのは、余りに短絡的思考ではないかとの批判を受けそうです…

でも、「真実は小説よりも奇なり」とも言う通り、これが本当の話なのかも知れません…

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