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映画感想『スリーピー・ホロウ』(1999/ティム・バートン監督)感想➢おもちゃ箱をひっくり返したようなT.バートン監督のダークファンタジー

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『スリーピー・ホロウ』のあらすじと概要

Dimitris VetsikasによるPixabayからの画像

1799年、ニューヨーク。市警の捜査官イカボッド(ジョニー・デップ)は身の毛もよだつ事件の捜査に向かう馬車に揺られていた。行き先はハドソン川沿いのニューヨーク郊外のオランダ人入植者の村“スリーピー・ホロウ”。異様な雰囲気が漂うこの村で、人々を恐怖に陥れている“首なし”連続殺人事件が起きていたのだ。イカボッドは村に着くなり長老たちに呼び出され、この殺人事件が“首なし騎士”伝説――かつて独立戦争の最中この村で殺されたドイツ人騎士の幽霊――によるものだと聞かされるのだった。

ワシントン・アーヴィングが1820年に発表した小説『スリーピー・ホロウの伝説』を元に、ティム・バートンが独自の脚色とストーリーを加えたホラー映画。

1999年製作/98分/アメリカ
原題:Sleepy Hollow

ロッテントマト批評家支持率:70%

『スリーピー・ホロウ』のスタッフとキャストについて

Quang Nguyen vinhによるPixabayからの画像

ティム・バートン監督:カリフォルニア芸術大学卒業後、ディズニースタジオでアニメーターとして働くうちに才能を見出され、「フランケンウィニー」など短編を作る。長編デビュー「ピーウィーの大冒険」が大ヒットを記録し、続く「ビートルジュース」(88)も成功を収める。

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ジョニーデップ(イカボッド・クレーン刑事):友人だったニコラス・ケイジの勧めで俳優を目指す。映画デビューは84年の「エルム街の悪夢」。以降TVで活躍し、90年の「クライ・ベイビー」で映画初主演。同年長年の名コンビとなるティム・バートン監督のファンタジー「シザーハンズ」に主演し人気を確立

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クリスティーナ・リッチ(カトリーナ・ヴァン・タッセル 地主タッセㇽの娘)1980年米・カリフォルニア州出身。TVシリーズ「アリー・myラブ」(02)や「グレイズ・アナトミー」(06)などにゲスト出演しており、11年に始まった「PAN AM パンナム」では主演を務めている。

ミランダ・リチャードソン(ヴァン・タッセル夫人、バルタスの現在の妻、カトリーナの継母。看護師として雇われ、前妻が死去した後にバルタスと結婚する):1958年生まれ、イギリス/ランカシャー州出身。

クリストファー・ウォーケン(首なし騎士):1978年にベトナム戦争を題材にした『ディア・ハンター』で戦争で精神に障害を負い、夜のサイゴンでロシアン・ルーレットに傾倒する青年ニックを演じ、その鬼気迫る演技でアカデミー助演男優賞を受賞しています。

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『スリーピー・ホロウ』のネタバレ感想

DevanathによるPixabayからの画像

ホラー映画に間違いありません!10数人の首がちょん切られるシーンの多さにはいささか驚愕しました。最後の最後まで真犯人・黒幕の正体は分かりませんでした。それにしても村長、その息子、村長の従者、未亡人、判事、助産師など次々に殺されてしまい、大変血生臭い映画で、子供が観賞するにはちょっと問題がありそうな映画です。

地主のバルタスの娘カトリーナの存在はこの映画に、明るさと救いを与えていました。しかし、勤勉な父親のことを尊敬するあまり、イカボッドが父親を犯人と疑った時点で、彼女は証拠品を焼き払い、嫌悪感を露わにします。このことから、イカボットからは残念ながら一連の事件の黒幕ではないかと疑われてしまいます。

しかしながら、この嫌疑は最後にイカボットの鋭い観察力により、晴らされることになります。本当に良く出来た脚本に舌を巻くばかりでした。真夏の夜、観る映画としてはお勧めできますが(ぞっとすること間違い無し)、夜中に悪い夢を見そうな気もするので、観賞には少し注意が必要かも知れません。

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