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おすすめ映画『DUNE デューン 砂の惑星』(2021/ドゥニ・ビルヌーブ監督)感想‣ティモシー・シャラメ主演SFアドベンチャー巨編

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『DUNE デューン 砂の惑星』のあらすじ概要

「ブレードランナー2049」「メッセージ」のドゥニ・ビルヌーブ監督が、かつてデビッド・リンチ監督によって映画化もされたフランク・ハーバートのSF大河小説の古典(1965年発表)を新たに映画化したSFスペクタクルアドベンチャー。本作品は二部作の第一弾との位置付けの様です。第二弾「DUNE: PART TWO(原題)」(日本公開は来年の3月が予定されています)なお、ビルヌーブ監督は第三弾の製作にも意欲的との報道もありました。

物語の複雑さ重厚さにより映像化が困難な小説とされていましたが、既に映画化、TVシリーズ化されています。最近では、1984年にはデイヴィッド・リンチが映画『デューン/砂の惑星』、2000年にはリチャード・P・ルビンスタインがテレビシリーズ『デューン/砂の惑星』をそれぞれ製作しています。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が製作する本作は通算5度目の映像化作品となります。

人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年、1つの惑星を1つの大領家(領主)が治める厳格な身分制度が敷かれる中、レト・アトレイデス公爵は通称デューンと呼ばれる砂漠の惑星アラキスを治めることになった。

アラキスは抗老化作用を持つ香料、また、宇宙で最も価値のある物質「メランジ」の唯一の生産地であるため、アトレイデス家に莫大な利益をもたらすはずだった。しかし、デューンに乗り込んだレト公爵を待っていたのはメランジの採掘権を持つハルコンネン家と皇帝が結託した陰謀でした。

やがてレト公爵は殺され、妻のジェシカと息子のポールも命を狙われることなる。主人公となるポール役を「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメが務めるほか、「スパイダーマン」シリーズのゼンデイヤ、「アクアマン」のジェイソン・モモア、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、オスカー・アイザック、レベッカ・ファーガソン(レト公爵の愛妾)ら豪華キャストが大集結している。

なお、映画の前半に登場する惑星カラダンのシーンはノルウェーのスタ半島、主要な舞台となる惑星アラキスの砂漠シーンはアラブ首長国連邦のアブダビ市で撮影されたそうだ。

製作費165百万㌦!

原題:Dune

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『DUNE デューン 砂の惑星』のスタッフとキャストについて

ドゥニ・ビルヌーブ監督:1967年生まれ、カナダ・ケベック州出身。SFドラマ「メッセージ」(16)ではアカデミー作品賞・監督賞など8部門にノミネートされた。続いて、傑作SFノワール「ブレードランナー」の続編「ブレードランナー 2049」(17)でメガホンをとる。

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ティモシー・シャラメ(ポール・アトレイデス➢アトレイデス家の後継者):1995年米・ニューヨーク出身。2017年、ルカ・グァダニーノ監督の映画『君の名前で僕を呼んで』で主演を務めると演技を絶賛され、第90回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされている。

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レベッカ・ファーガソン(レディ・ジェシカ➢ポールの母でありレト公爵の愛妾):1983年生まれ、スウェーデン・ストックホルム出身。2015年、クリストファー・マッカリー監督の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』に出演

オスカー・アイザック(レト・アトレイデス公爵➢ポールの父でありアトレイデス家の公爵):グアテマラ出身。2008年、レオナルド・ディカプリオ主演の『ワールド・オブ・ライズ』で共演して注目を集める。

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センデイヤ(チャニ➢ポールの夢の中に出てくる謎の女):1996年生まれ、米・カリフォルニア州オークランドで生まれ。2010年ダンスと友情を描いたコメディドラマシリーズ『シェキラ!』で名が知られるようになる。11月7日、初回放送された同作は全米620万人が視聴しディズニー・チャンネル過去27年間の中で最も多い初回放送視聴者記録となっている。身長は180cm

ハビエル・バルデム(スティルガー➢フレーメンの部族長):『ゴッドファーザー』や『狼たちの午後』で知られる名優のアル・パチーノは『夜になるまえに』を鑑賞後、留守電にメッセージを残して、彼の演技力のすばらしさを称賛したと伝えられている。

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『DUNE デューン 砂の惑星』のネタバレ感想

遠い昔、SF小説「砂の惑星」(和訳)を読み始めてはみたものの、まったく歯が立たず途中で諦めた事があります。これまで映画化・映像化されている様ですが、今回初めて映画館で実際に見て壮大なスケールと想像を絶する西暦10000年の遠い未来を目の前に見せられてびっくり仰天しました。よっぽど想像力を逞しくしないとSF小説の中身の映像化は並の才能の人には出来るものではないと思いました。

155分間惑星カラダン、惑星アラキシの情景を見ているだけでも十分満足できるのではないか、とてつもなく美しい映像美に圧倒されっぱなしの映画でした。後8000年も経って『帝国』という概念が地球上の残されているとはとても思えないのですが、まるで、逆にあたかも10000年遡ったエジプトやメソポタミヤ文明の「ファラオ・国王」支配の世界のような錯覚に陥ります。

現実の映像とCGを駆使して描かれたものでしょうが、『(映像)美』の関連からは文句なし100点満点の傑作だと感じました。壮観な映像美は是非劇場の大スクリーンで堪能すべきものと思います。(次作はiMAXかスクリーンX)

優男のティモシー・シャラメも最後の決闘シーンで見事に勝ち抜きます。センデイヤ扮するチャニからは「相手は物凄く強いので負けて当然、彼に殺されるなら本望よ!」とか言われてしまいます。こんな事を美女から言われて、男なら簡単に負けるわけにはいきません。ティモシーは見事に勝ち、敵からも「仲間」として受け入れられます。

強大で驚異的なパワーを持つ「砂虫」は怖い。

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