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おすすめ映画|「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」 ティモシー・シャラメ/エル・ファニングのラブコメ 大どんでん返しが!

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「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」のあらすじ・概要

SushutiによるPixabayからの画像

名匠ウッディ・アレン(84)が、原点「アニー・ホール」(1977)を彷彿とさせる、新たなロマンティックコメディを生み出した。7月3日に日本公開本作品「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」は、雨の日のニューヨークを舞台として、すれ違う男女を軽やかに描いた、まさにアレン監督の魅力溢れるラブストーリーが展開する。

出演は、「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメ、「マレフィセント」シリーズのエル・ファニング世界の歌姫セレーナ・ゴメスが彩る。

大学生カップルのギャツビーとアシュレーは、アシュレーが著名な映画監督にインタビューをするためにマンハッタンに行くことになったのをきっかけに、週末をニューヨークで過ごすことを計画していた。だが、その計画は悪天候などにより崩れだし、事態は思わぬ方向へ転がっていく。。最後には想像もつかなかった大どんでん返しが…

「君の名前で僕を呼んで」の感想投稿記事はこちら:

レビュー|君の名前で僕を呼んで(2017)80年代イタリアが舞台のティモシー・シャラメ主演鮮烈デビュー作

「マレフィセント2」の感想投稿記事はこちら:

マレフィセント2 アンジェリーナ・ジョリー主演映画 レビュー

「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」のスタッフとキャストについて

Free-PhotosによるPixabayからの画像

ウッディ・アレン監督

ティモシー・シャラメ(ギャッツビー役):アーミー・ハマーと共演を果たしたルカ・グァダニーノ監督の2017年の映画『君の名前で僕を呼んで』で演技を絶賛され第90回アカデミー主演男優賞にノミネートされた。本作品では恋人アシュレーに一方的に振り回される大変そんな役柄。

エル・ファニング(アシュレー役):姉は女優のダコタ・ファニング。2歳のとき「I am Sam アイ・アム・サム」(01)で姉ダコタ扮するルーシーの幼い頃を演じてスクリーンデビュー。子役として映画やTVドラマに多数出演し、スタジオジブリ「となりのトトロ」の英語吹替版(05)ではメイの声を担当。「マレフィセント2」では美しく成長したオーラ姫役を演じた。映画雑誌SCREENでは2020映画大賞女優部門で第4位!本作品では世の中のすべての男性にモテまくる若い女子大生役、都会慣れしていない為、すべてに関して興奮気味で行動に自制が利いていない。

セレーナ・ゴメス(チャン役):TVドラマ「ウェイバリー通りのウィザードたち」(07~12)の主人公アレックス役でディズニーアイドルの仲間入りしブレイク。09年、アルバム「Kiss&Tell」で歌手デビューし、13年7月にリリースされたアルバム「Stars Dance」が全米アルバムビルボード200で初めて1位を獲得する。歌姫!本作品中でもなかなかの魅力を見せつけている。

「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」のネタバレ感想

わたしが、ウッディ・アレンの映画を見始めたのは大学生の頃なのでかれこれ40年近く前です。「アニー・ホール」「マンハッタン」ずっと下って「それでも恋するバルセロナ」など途中かなり休んで余りウッディ・アレン映画を見ない時期の方が長かった様な気がします。監督は以前は自分の映画にもよく出演していたので、監督自身がどんな人なのかというのは記憶にしっかり残されています。本作品は監督が82才で撮った作品とも思えない程、内容は若々しく。弾ける様な軽快なノリのコメディラブストーリーに仕上がっています。至る所に笑いの要素がふんだんに散りばめられています。

ニューヨークが大好きな監督らしく、この映画でもニューヨークの有名なシーンが多く出てくるので非常に楽しい。中でも最近見たボブ・ディランのデビュー前後(1960年代初期)の時代をのドキュメント映画の中で、ディランがまだ無名の時代、ミネソタからニューヨーク目指して上京したての頃、出演したとされるクラブ「CAFÉ WHA」のシーンが突然出てきたのには正直驚きました。ギャッツビー(ティモシー・シャラメ)が実兄の家を訪問した帰りだったか、この店の横を通り過ぎる時「CAFÉ WHA」の看板が目に入ってきました。監督もこの店は思い出の残る店の一つなのでしょうか?

メトロポリタン美術館をギャッツビーとチャン(セレーナ・ゴメス)とが二人で訪問します。ここでは、ふたりは有名な絵画など一切鑑賞しておらず、周囲の参観者の迷惑も気にせず、二人だけ大声で会話に没頭しています。これでは美術館内の鑑賞マナーには反しますね。

ギャッツビーの本当の恋人であるアシュレー(エル・ファニング)のお茶らけた可愛さの好対照にあるチャン(セレーナ・ゴメス)の魅力にもの凄い迫力を感じました。声が凄く低音でドスが利いていました。アシュレーに激しい対抗意識があるのか、アシュレーの出身地であるアリゾナと聞いて、一生懸命にアリゾナを田舎まちとして馬鹿にするところが、どことなく可愛らしく感じました。チャンはギャッツビーの元カノの実の妹という設定です。でも、ここまで徹底的にアリゾナをバカにすると生粋のアリゾナっ子も黙っていないでしょうね...

ラストではギャッツビーは大どんでん返しの決断をします。この決断にみなさんは賛成されるのでしょうか? 東部アイビーリーグの名門大学の一校に在籍していますが、やはりニューヨークに戻りたいという気持ちの方が強かったのか、チャンに惹きつけられたのか分かりませんが、アシュレーには愛想が尽きてしまったのでしょう…もう大学にはも出らないと決意してしまいます。

本作品では登場人物のセリフの数は比較的多かったと思います。しかしながら、従来のウッディ・アレンの映画の特徴はどれもこれもセリフが多くて、字幕を読むのに忙しく話の展開について行くのが大変だった記憶があります。本作品はこれでもセリフの数は少ない方だと思います。しかも、英語も機関銃の様な速さではなく、何となく聞いて理解出来る部分も多かったので大分助かりました。

それにしてもウッディ・アレンといい、クリント・イーストウッドといい、或は英国のケン・ローチといい、いずれも80才を越しながらも、製作される映画はどれもこれも、全く年齢を感じる事はありません。逆に作品は年齢に反比例して若返っている様な気さえします。創作を職業としていると、心は全く年を取る事は無いのかもしれませんね。全くの驚きです。

最後に

Robert JonesによるPixabayからの画像

ニューヨークにも雨季があるのだろうか? 楽しい週末をふたりで過ごすつもりが飛んでも無い一日になったものです。アシュレーにとっては思いがけない思い出の一日だったかもしれないが、振り回されたギャッツビーは堪らない。

でも、久しぶりにウッディ・アレンの新作を十分堪能することが出来た。監督の映画はどれもニューヨークの空気が伝わって来るので、また、行ってみたい気持ちにさせられました。

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