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おすすめ映画『ロブスター』(2015/ヨルゴス・ランティモス監督)感想‣人間を動物に変身させる技術が実用化された近未来!?が舞台のSF恋愛映画

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『ロブスター』のあらすじと概要

アカデミー外国語映画賞ノミネート作「籠の中の乙女」で注目を集めたギリシャのヨルゴス・ランティモス監督が、コリン・ファレル、レイチェル・ワイズら豪華キャストを迎えて手がけた、自身初の英語作品。

2015年・第68回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。家庭を持ち、子孫を残すことが義務付けられた近未来、独身者は身柄を確保されて豪華なホテルに送り込まれ、そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、特殊な手術を施され、自分が希望する動物に変えられて森に放たれてしまうという運命が待ってました。主人公のお兄さんは犬にされていました。

独り身のデビッドも湖畔のとても眺めの良いゴージャスなホテルへと送られますが、そこで狂気の日常を目の当たりにし、とても堪えられなくなり、ほどなくして独り者たちが隠れ住む森へと逃げ出してしまいます。森では独身者のリーダーが決めた「恋愛禁止」のルールがありますが、彼はそれを破り、近眼の女性と恋に落ちてしまいます。

原題:The Lobster

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『ロブスター』のスタッフとキャストについて

ヨルゴス・ランティモス監督:1973年生まれ、ギリシャ・アテネ出身。不条理コメディ「籠の中の乙女」(09)でカンヌ国際映画祭のある視点部門でグランプリを受賞、アカデミー外国語映画賞にノミネートされ、独特の世界観と映像美で一躍国際的に注目を浴びる。コリン・ファレルと再タッグを組んだ「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」(17)でカンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞。英国王室の愛憎劇を描いた「女王陛下のお気に入り」(18)はアカデミー賞9部門にノミネートされている。現在、全く目を離せない監督のひとりとなっている。

コリン・ファレル(デイヴィッド):ジョエル・シュマッカー監督の「タイガーランド」(00)で高く評価され、「ジャスティス」(01)や「マイノリティ・リポート」(02)といったハリウッド作品に抜てきされる

映画感想|『The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ』(2017/ソフィア・コッポラ監督)カンヌ国際映画祭・監督賞受賞スリラー

おすすめ映画|『S.W.A.T.』(2003/クラーク・ジョンソン監督)

レイチェル・ワイズ(近眼の女):フェルナンド・メイレレス監督作「ナイロビの蜂」(05)でアカデミー助演女優賞を受賞。

おすすめ新公開映画|『ブラック・ウィドウ』(2020/ケイト・ショートランド監督)『アベンジャーズ/エンドゲーム』から2年、スカーレット・ヨハンソンが世界最強の女スパイ役

おすすめ映画|『ハムナプトラ 失われた砂漠の都』(1998/スティーブン・ソマーズ監督)

レア・セドゥ(独身者たちのリーダー):2006年「Mes copines(原題)」で映画デビューを果たす。「美しいひと」(07)でフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞の有望若手女優賞にノミネートされる。

「レア・セドゥ」おすすめ10作品(最近観た映画、見直して観た映画限定、順不同)

なお、「ハピネス(1998)」のトッド・ソロンズ監督による新作「Love Child(原題)」に、レイチェル・ワイズとコリン・ファレルが主演が決まっているそうです。

米Deadlineによれば、ソロンズが脚本を執筆した本作は、エディプスコンプレックスをテーマにしたダークコメディ。テキサスを舞台に、早熟な少年が野蛮な父親を見捨てて母親を独り占めしようと画策するが、ハンサムな別の男性が登場したことで、少年の計画に狂いが生じていくというストーリーだ。

Mahbub HasanによるPixabayからの画像

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『ロブスター』のネタバレ感想

ネタバレ有りご注意!

奇妙奇天烈な世界で、完全にぶっ飛んだストーリーにびっくり仰天!冒頭の会話で「兄は犬です!」というセリフがあったので、何かの聞き間違いかと思い、聞き流していたら、後々冷酷無比な女性が或る朝、その飼い犬が蹴り殺されるというショッキングな事件が発生します。主人公の実兄が手術を受け、殺された犬に変えられてしまっていた事を知りました…

この世界は、独身でいる事は”罪悪”で、捕らえられ強制的に”ホテル”に拘束されてしまいます。そのホテル内で、45日の期限以内に新しいパートナーを見つけ出さなければ、自分の好きな”動物”に変えられるというとんでもワールドでした!彼は何故なのか”ロブスター”を希望します。

一方、レア・セドゥが独身者たちのリーダーを務める真逆の世界は恋愛、結婚がタブーです。レアの真面目腐った真剣な表情の演技が恐ろしい迫力で実に見ものでした。

正直、ストーリーを呑み込めず、展開にまったく付いて行くことが出来ない映画でした。特に、森林で仲間を鉄砲で打って(後から仕掛けが分かりましたが、本当は麻酔銃で眠らせているだけ)倒しているシーンがありました。一人倒せば、一日猶予期間が延長される!実際は動物を狩るように打ち殺している恐ろし猟奇的映画と勘違いしてしまいましたが…(恐ろしや!)

もう少し柔軟な頭を持ち、可能ならば本作を素直に受け入れ、楽しく見れるようになりたいもの!

 

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