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映画感想|『ナイスガイズ!』(2016/シェーン・ブラック監督)ライアン・ゴズリングとラッセル・クロウの共演

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『ナイスガイズ!』のあらすじと概要

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ライアン・ゴズリングと入念な役作りで体をでっぷりとふくらませたラッセル・クロウが共演し、「アイアンマン3」のシェーン・ブラック監督がメガホンをとったアクション・コメディ絶妙な掛け合いを披露するバディムービー。

1977年のロサンゼルス。シングルファーザーで酒浸りの私立探偵マーチ(ライアン・ゴズリング)は、腕っ節の強い示談屋ヒーリー(ラッセル・クロウ)とコンビを組み、失踪した少女アメリアの捜索をすることに。凸凹コンビに、13歳なのに車の運転までこなすキュートなマーチの娘・ホリー(アンガーリー・ライス)が加わり捜索を進めていく、しかし、簡単に終わるはずだったその仕事は、やがて1本の映画、ポルノ女優怪死事件の背後に渦巻く陰謀に立ち向かうという物語、さらには国家を揺るがす巨大な陰謀へとつながっていく。3人は襲い来る凄腕の殺し屋に命を狙われながら、事件解決にひた走るが、、、

『ナイスガイズ!』のスタッフとキャストについて

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シェーン・ブラック監督・脚本:ダウニー・Jr.が主演する人気シリーズ第3弾「アイアンマン3」(13)では、前2作のジョン・ファブロー監督からバトンタッチを受けメガホンをとった。

ラッセル・クロウ(ジャクソン・ヒーリー):口より手が先に出る荒くれ無免許探偵役(示談業者)

決してヒーローにはなれない日陰者の探偵コンビが、まったく正義を叫ばず、警察権力に頼ることもなく、おのれの意地とプライドに突き動かされて巨悪との闘いに身を投じていく設定も、アウトロー映画の王道と言える。

(映画.COM より引用)

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ライアン・ゴスリング(ホランド・マーチ):1996年に映画デビューし、純愛映画「きみに読む物語」(04)の主演でレイチェル・マクアダムスとともに一躍有名になる。「ハーフ・ネルソン(原題)」、「ラースと、その彼女」(07)、「ドライヴ」(11)、ミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」(16)で2度目のアカデミー主演男優賞候補に挙がった。

アンガーリー・ライス(冴えない私立探偵の娘役):オーストラリア出身、13年に3Dアドベンチャー「ウォーキング with ダイナソー」で長編映画に初出演し、「ファイナル・アワーズ」(13・日本劇場未公開)などを経て、シェーン・ブラック監督・脚本の本作品クライムコメディ「ナイスガイズ!」(16)に出演。類まれな演技力を発揮している。

『ナイスガイズ!』のネタバレ感想

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もの凄く重い体重のラッセル・クロウのドタバタした動きに対して、細身ながらも、クロウに輪を掛けて、鈍重そうに見えてしまうライアン・ゴスリングの“アクション”が、かなり見物でした。失敗は数知れず、部屋に侵入する際、負った腕のケガのギブス・包帯はドラマが終了するまでずっと付けていました。テラスから、或はホテルの屋上から転落しても無傷で怪我は一切しない、不死身な体を持っています。正真正銘のコメディー映画なのですが、シリアスな殺し合いも展開されている為、少しの緊張感とハチャメチャで軽妙なやり取りが組みつ解れず、微妙なバランスが保たれる非常に憎い演出効果を出している事に驚きました。

本作品はNETFLIXで見られるラッセル・クロウの作品を選んで見ている中のひとつの作品でした。しかしながら、共演者のライアン・ゴスリングの魅力に圧倒されました。勿論、以前よりライアン・ゴスリングの作品「ドライバー」「きみに読む、物語」と「ラースと、その彼女」などは見ており、少し気にはなっていました。今回の作品中の古スリングは、以前見た作品のゴスリングと全く異なる味を出しており、(クロウも全く違う個性を出していましたが)俄然、興味を引かれる俳優になりました。今後は新作映画作品にも目が離せなくなりそうです。

本作品は失踪した少女アメリアの捜査を依頼された私立探偵が、捜査を進めるうちに、とてつもない深い司法省、自動車メーカー絡みの陰謀に巻き込まれてしまうというストーリーです。何やら1970代以降大きな問題に発展していく排ガス規制に焦点を当てている様ですが、その詳細までは一切突っ込んだ内容にはなっていません。

陰謀がある事を、司法省や警察などに訴えたとしても、上からもみ消されてしまうので、新車展示発表会の会場でポルノ映画に実名入りのメッセージを流し、人々の関心を引き、問題を暴露してしまおうという奇想天外な作戦を思いつきますが、この陰謀は実の母親(司法省の実力者)の手によって、妨害されようとします。

最終的には計画通り、会場でメッセージは流される事になりますが、その結果、自動車メーカーに対しては証拠不十分で、お咎めは無しの結果になってしまいます。 多くの犠牲を払いながらも、結局強大な権力には打ち勝つことは出来ないという、何ともあまり閉まりのない終局を迎えてしまうところは少し残念な気がしました。

最後に

探偵コンビが運転していた自動車はアメリカ国産車ではなく、何とメルセデス・ベンツでした。しかも、70年代でありながら、ベンツに自動運転の装置の設定がある事になっていました。(このシーンは夢の中なのか、現実なのか一部不明ですが)障害にぶつかろうが、対向車と衝突しようが、問題無く又走り出すところは、いささかドイツ贔屓の感はあります。

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