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おすすめ映画『レイトナイト 私の素敵なボス』(2018/ニーシャ・ガナトラ監督)感想‣人気番組の司会者、人気に陰りが出始めた起死回生策?

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『レイトナイト 私の素敵なボス』のあらすじと概要

テレビ業界を舞台に、世代の異なる2人の女性の奮闘を描いたコメディドラマ。トークショーの司会を長年にわたって務めるキャサリンは、業界のパイオニアとして第一線を駆け抜けてきたことから「ゴールデンタイムに長期間冠番組を持った初の女性であり、唯一の女性でもある」という自負があり、自分のスタッフである男性には非常に厳しく当たっていました。

しかし、最近は視聴率も低迷し始めスランプ気味でした。ある日、女性を嫌っていると批判された彼女は、ライター未経験の女性モリーを男性ばかりのチームに雇い入れます。そんな中、キャサリンは視聴率の低迷を理由に、ついに降板を告げられてしまいます。モリーは自分が単なる多様化枠での採用ではないと証明するため、番組とキャサリンのキャリアを再び盛り上げるべく奮闘努力します。ふたりの異なる世代の女性の活躍を軽快なテンポで描いた作品です。

キャサリンを「いつか晴れた日に」のエマ・トンプソンが演じ、第77回ゴールデングローブ賞の主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされた。モリー役は「オーシャンズ8」のミンディ・カリング。

 

原題:Late Night ※日本劇場公開無し

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『レイトナイト 私の素敵なボス』のスタッフとキャストについて

ニーシャ・ガナトラ監督:ドラマ「トランスペアレント」などで知られるインドの血を引くカナダ系アメリカ人。

エマ・トンプソン(キャサリン・ニューブリー):「ハワーズ・エンド」(92)で第65回アカデミー主演女優賞を受賞し、翌年の第66回アカデミー賞では「日の名残り」(93)で主演女優賞、「父の祈りを」(93)で助演女優賞にダブルノミネート/長い経験と実績がある優秀な番組のホスト役、視聴率黎明に悩み番組降板を囁かれている。

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ミンディ・カリング(モリー・パテル)・脚本・製作:女優、プロデューサー、脚本家、作家として活躍するインド系のアメリカ人/「ジェンダーバランス」への対応である事を世間に示す為に採用されたものの、モリ―はキャサリンの大ファンであり、番組の復活のために必死で知恵を絞っている。

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ポール・ウォルター・ハウザー(マンキューソ):実在の人物ショーン・エッカートを演じるために、118キロから132キロまで体重を増量させ役作りをした。

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『レイトナイト 私の素敵なボス』のネタバレ感想

少しネタバレあり

田舎の化学プラント工場で働いていた若い女性モリ―が、心機一転、超人気番組のTVトークショーのスタッフである新人ライターとして男ばかりのチームで紅一点として活躍する姿を描いています。彼女のボスであるエマ・トンプソン扮する人気司会者キャサリンは30年以上のキャリアと実績を積み上げ、TV業界で数多くの栄誉を獲得して来ました。(エマ・トンプソンの司会者役はすっかりハマり役で見もの)

とにかくストーリー展開、会話のやりとりのテンポが速く、日夜時間に追われている業界の様子を実感する事が出来ます。モリ―は業界未経験の為、当初は周囲からは冷めた目で見られてしまいます。しかし、新らたな職場で働ける幸福感を味わいつつ、番組を盛り上げようようとする向上心と業界は違うものの工場勤務で培った”問題解決”の思考を役立てようと必死に頑張っている姿が眩しい。

また、常に前向きな姿勢であること、仕事が終わると「スタンダップコメディ」を観賞する趣味があり、ジョークなどのセンスを磨いていたので、これもキャサリンの番組作りに相当活かされていました。(今からでも遅くは無いので寄席に落語でも聞きに行き、”義理人情”でも再勉強したくなりました…)

ストーリーの展開は至る所で思わぬ方向に転がり、まったく想像も出来ず、二転三転のどんでん返しの展開を繰り返し続けるのですが、それでも二人の強烈な個性がまったくぶれない事が本作品の魅力度をアップし、見事なハッピーエンドをもたらしてたのだろうと感じました。

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