>

おすすめ映画感想|『フィリップ、きみを愛してる!』(2009/グレン・フィカーラ、ジョン・レクア監督)

スポンサーリンク
絶対見逃せない映画 おすすめ
Ingo JakubkeによるPixabayからの画像
スポンサーリンク
宅-KENによるPixabayからの画像

『フィリップ、きみを愛してる!』のあらすじと概要

刑務所内で出会った運命の相手に「愛してる」と伝えるため、詐欺と脱獄を繰り返した男の実話を基にしたドラマチックなラブストーリー。本作は、実際に懲役167年の刑で現在もテキサス州の刑務所に服役中のスティーヴン・ラッセル本人の証言に基づいて書かれたというノンフィクション小説”I Love You Phillip Morris” が原作。

愛する妻子とバージニア州で平穏な生活を送っていたIQ169の警察官のスティーブ(ジム・キャリー)は、妻と娘を連れてテキサスへ引っ越した後、ある日瀕死の交通事故に遭ったことで人生を見つめ直し、妻に自分がゲイであることを告白し離婚して家を出て行きます。やがて詐欺で得た金で恋人を満足させるようになったスティーブは、逮捕・収容された刑務所で、フィリップ(ユアン・マクレガー)という青年と運命的な出会いをし恋に落ちます。しかし、そこでも自分は弁護士だとうそをつきます。釈放後、晴れて幸せを手に入れた二人だったのですが、スティーヴンはフィリップを幸せにしたいがために釈放後も詐欺行為を繰り返し、さらなるうそと不正を重ねていき、またもや逮捕され刑務所に逆戻りする事に…

ジム・キャリーとユアン・マクレガーがゲイのカップルを演じる、実話に基づいたラブストーリー。

原題:I Love You Phillip Morris

U-NEXT

Ofoto RayによるPixabayからの画像

『フィリップ、きみを愛してる!』のスタッフとキャストについて

グレン・フィカーラ、ジョン・レクア監督:本作で初メガホンを取る。「バッド・サンタ」などで脚本を手掛けている。

➢監督作品・おすすめ映画|『ラブ・アゲイン』(2011/グレン・フィカーラ、ジョン・レクア監督)

製作総指揮リュック・ベッソン

ジム・キャリー(スティーヴン・ラッセル):カナダ・オンタリオ州出身。90年から始まったTVシリーズ「In Living Color」の白人役で注目を集め、94年「エース・ベンチェラ」でブレイク、一気にスターへと駆け上がる/

おすすめ映画|『マスク』(1994/チャールズ・ラッセル監督)新人キャメロン・ディアス映画初登場!

おすすめ映画|『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(2008/ペイトン・リード監督)生き方を変える為の新ルール!

ユアン・マクレガー(フィリップ・モリス):英スコットランド・パース出身。ダニー・ボイル監督作「シャロウ・グレイヴ」(95)で注目を浴び、同監督の「トレインスポッティング」(96)で世界的にブレイク/本作品では、子犬のような柔和な美少年に変身、恋する「姫キャラ」を体現している。

出演作投稿記事➢

おすすめ映画|『ビッグ・フィッシュ』(2003/ティム・バートン監督)ユアン・マクレガー主演大人向けファンタジー映画

映画感想|『ムーラン・ルージュ』(2001/バズ・ラーマン監督)魅惑のニコール・キッドマンの歌と踊り

おすすめ映画|『トレインスポッティング』(1996/ダニー・ボイル監督)ダニー監督の最高傑作!?

レスリー・マン(デビー・ラッセル/スティーブンの元妻):米サンフランシスコ出身。実力派コメディエンヌとして、ディズニーアニメを実写映画化した「ジャングル・ジョージ」(97)やアダム・サンドラー主演「ビッグ・ダディ」(99)に出演した。

おすすめ映画感想|『マーウェン』(2018/ロバート・ゼメギス監督)心身に傷を負いながらもカメラマンとして認められた男の実話

おすすめ映画|『マザーレス・ブルックリン』(2019/エドワード・ノートン監督)1950年代ニューヨークの闇を描くアメリカンノワール

U-NEXT

Milan StránskýによるPixabayからの画像

『フィリップ、きみを愛してる!』のネタバレ感想

ジム・キャリー演じるスティーブンのこてこての演技はアクが余りに強過ぎ、ユアン・マクレガー扮するフィリップは影が薄いのかと思いきや、全く予想を裏切り、ユアンの『子犬の様に従順』な役の演技力は圧巻でした。

同性愛はまったく理解が及ぶ範疇外なのですが、この映画は十分楽しめました。頭が良過ぎ、ある方面では、ずば抜けた才能を発揮するスティーブンは自分の才能を真面な方面に使えば、相当優秀な人間になったと思われます。ここまで全人生を掛けて、『愛される』フィリップは幸せ者だと思います。「ストカー」の域を完全に超えていて(エイズ患者を偽装して刑務所を抜け出す天才的な手練手管にはびっくり仰天=どれもこれも実話)も何故か全く彼を憎む事が出来ません。むしろ尊敬に値します。

しかしながら、人それぞれの”価値観”を他人がとやかく言える筋合いではないのですが、彼の才能をひとりの”恋人”の為だけに”浪費”してしまうのは少々勿体無い、宝の持ち腐れの様な気がしました。

本作品のストーリーは実話であり、スティーブンは懲役167年の刑をくらい、今も尚、刑務所の中で服役中だそうです。

可能であれば、スティーブンにもっと他の方面で、もう一度自分の才能を開花させるチャンスを与える事が出来ればと願うのみです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました