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おすすめ映画『世界最速のインディアン』(2005/ロジャー・ドナルドソン監督)感想‣誰にも期待されていなかった年老いたライダーが、世界最速記録を更新!

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『世界最速のインディアン』のあらすじ概要

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1960年代、ニュージーランドの南島の最南端の町に住む、60歳を過ぎても情熱を失わない 、スピードに魅せられた男バート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)。“世界最速記録を打ち立てる”という40年越しの夢を叶えるために、地上最速マシン(1000cc以下のオートバイ)の地上最速記録のスピードを競う大会“スピードウィーク”が行われるアメリカ・ユタ州のボンヌビル・ソルトフラッツを目指します。ニュージーランドからアメリカ西部を旅するバート・モンローはさまざまな人たちから善意をもらっていました。ファンタジーのような姿を描くロードムービーとなっています。

バートは日頃、近所の子どもに忘れるな。夢を追わない人間は野菜と同じだ」と諭します。子どもは「どんな野菜?」「さあな キャベツだ そう キャベツだ」という印象的なシーンがあります。

主演はオスカー俳優のアンソニー・ホプキンス。監督はホプキンス主演の「バウンティ 愛と反乱の航海」や「追いつめられて」「13デイズ」、「バウンティ/愛と反乱の航海」以来約20年ぶりのコラボレーションとなったベテラン職人ロジャー・ドナルドソン。

『世界最速のインディアン』のスタッフとキャストについて

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ロジャー・ドナルドソン監督:1945年生まれ、オーストラリア出身。ニュージーランドの映画監督。

アンソニー・ホプキンス(バート・モンロー):。映画史に残る悪役として今でも人気を誇るハンニバル・レクターを演じた「羊たちの沈黙」(91)でアカデミー主演男優賞を受賞。続編「ハンニバル」(01)と「レッド・ドラゴン」(03)でも同役を演じた。認知症の父親役を演じた「ファーザー」(20)で、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞。83歳での受賞で同賞の最高齢受賞記録を更新しました。

出演作投稿記事➢

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映画感想|『日の名残り』(1993/ジェームズ・アイボリー監督)アンソニー・ホプキンス主演

『世界最速のインディアン』のネタバレ感想

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バート・マンローは60歳を超えてからも更に世界最速という記録への挑戦の熱が冷めず、挑戦し続ける姿は輝いて見えました。時速300㌔超という極限の世界への挑戦は無謀とも思えますが、本作映画で描かれた初回の挑戦以降9回も挑戦し続け、世界記録を更新し続けたというから、そのスーパー爺さんぶりには驚くばかりです。

ニュージーランドからカリフォルニアそしてユタ州の塩湖までの旅路で人々との出会いが細かく語られていきます。何故か出会う人が良い人ばかり、そして、そういった通りすがりの多くの心優しい人々の協力が無ければ、バート・マンローの今回の快挙は決して達成出来なかったのではないかと思われます。一方、彼の自分の年齢も顧みず、果敢に大きな夢を追い駆ける姿は多くの人々を勇気づけていました。

出会う人がほぼ全員「良い人」ばかりで、こんなのあり得ないと思いたくなりますが、「類は友を呼び」という感じなんでしょうか!

ラスベガスのモーテルのフロント係(女装の男性)が最近日本のTVで見掛けなくなった『カバちゃん』そっくりでした。60年代のアメリカでは、かなり奇妙がられるシーンがありましたが、「進歩的な」バート・マンローは、極めて普通のお付き合いが出来てしまうところが、不思議な印象を与えます。バートは外見から人を判断せず、内面を見抜く事で人の善悪が判断できるのだろうと思いました。

アンソニー・ホプキンスの素晴らしい演技力で本当に楽しく見る映画ですが、やはりバート・マンロー本人の挑戦心の凄さに圧倒されるストーリーでした。1920年代に製造されたオートバイのエンジンに改造に改造を重ね、確固たる技術力があったからこそ時速300㌔超のスピード世界一達成を成し遂げる事ができました。それもニュージ―ランドの片田舎で成し遂げてしまうというところは当に驚異的!

なお、データを調べたところ、最近の2輪の世界記録、

バイクの世界最速記録は、2010年にロッキー・ロビンソンというライダーが記録した605.697km/hです。このバイクは「ACK」と名付けられ、スズキ隼(はやぶさ)のエンジンにターボを搭載したものを2基搭載し、最高出力は1000馬力に達しました。

これは正にモンスター!!!翼を着けたら空に舞い上がりそう…

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